森下裕美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大阪で暮らす、クセのある子どもや大人たちの哀歓。なんやけど、適度にええかげんで、おおらかで、すぐ発散するし、わりとなんでも受け入れてまうんで、めちゃくちゃ深刻には(いまんとこ)なってへんとこが大阪らしいんかもね。地元民としてはなんとなく気分はわかるかもしれへんです。
■簡単な単語集
【アイコ】三十歳。子どもができないことに悩んでる。
【久保行雄】→ユキオ
【潤弥】ヒロくんのおばあちゃんが住む島の少年。ヒロくんに一目惚れした?
【波江】伊藤波江。十九歳の海女。潤弥の近所のお姉さん。
【ヒロくん】松田宏基。小学四年にして「女のコになりたい」とカミングアウトした。
【ヒロくんのおかあちゃん】優し -
Posted by ブクログ
「これ、1巻はウチにあったっけ?」
と妹に聞いてしまいました。
そして、読みながら、
「この主人公の子って、男だよねぇ」
しっかり、ここに感想まで書いているというのに…。
そういう意味では、森下裕美とか、谷川史子とかは、「おもしろかった」、「好き」という印象は残るのですが、ストーリーは全然のこらないという……不思議な感じがします。
あと、この人の作品見てなぐさめられるというか、いいなぁと思うのは、男が格好良くないところですねぇ。
やっぱり、変な人間は物語のなかでも変なんだけど、すごく優しい目があるなぁと思います。
変な人は出てくるけど、悪い人は出てこないという感じでしょうか。