碧貴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ媚薬による一夜から始まった敵対公爵家同士のロルフとロゼの関係は、蓋を開けてみれば今までロゼが見てきたものはほんの表面上のことでしかなく、読み進めるうちに色々な思惑や視点が重なって実はこんな風に思ってて...みたいなのが次々と明らかになってとても読み応えがあって面白かったです✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
同じ王太子妃候補だったロゼとヒルデガルド嬢、世間の見た目は家の印象もあって蛇のように狡猾で暗い印象を与えるロゼと可愛らしく素直で王太子に選ばれた玉の輿のヒルデガルド嬢ですが、実際の性格は色々と違っていて、そんな本当のロゼをちゃんと分かった上で惹かれて執着剥き出しなロルフににっこりしちゃいます(*´艸`)♡
誰にも見えていなくてもロルフには出会った頃からずっと眩しくてゾネントス公爵家の一員でありながら大切に守られてきたロゼを手に入れるために腹黒く手段を選ばない感じも良かったです⟡.·*.
読み終えて振り返ると誰よりも真っ直ぐで本当に嘘が無かったのはロゼだけなんじゃないかなぁと思うくらいお兄ちゃんも王太子も父たちもロルフもみんな何かしら思惑があって動いてて、簡潔な『ロゼと嘘』というタイトルは色んな意味でぴったりだったんだなぁとしみじみと感じました。
最後の結婚式のシーンの彼の登場と本心が意外でしたが優しさに思わずうるうるしてしまいました。思うところはあっても不器用なりにちゃんと大切にしてたんですね(•ᵕᴗᵕ•)
あと、王太子の本心ですが、彼がヒルデガルド嬢ことミルローゼに向ける気持ちは本当に愛...??愛称のこともありますし、ロルフと自分の立場のために、みたいなこともあったりするのかなぁなどとちょっと気になりました。けどこれは多分やぶ蛇になってもいけませんしあんまりつっこまない方がいいんでしょうね...( *´꒫`) -
ネタバレ 購入済み
まんまと引っかかった(笑)
一人称の小説は、その人の視点からしか語られないので、この、ひっじょーに複雑なお話は、だいぶストレスが溜まりました。特にヒーローが何考えてるのかわからない😂
それがまんまと作者様の思惑だったなんて…お見事!でした。あとがきを読んでやっと腑に落ちました。
きっとすべてのエピソードが回収されないと気がすまない!という方には消化不良に陥るかもしれません。
だって、主にはヒロイン視点ですが、後半から差し込まれる、登場人物それぞれの視点によって、「ヒロインはこう思っていたけれど、実はこの人はこの時こういう想いだった」というのが判明するのですが、十人十色、登場人物の数だけ事情があるので、「なぜここに行き着いた…」という背景がわからないままなんですよね。ヒロインが知らなくてもいい事情は、当然のごとく語られません。
もうこれは、ヒロインになりきって、割り切って読むのが良いかと。
全員の事情をすべて把握するのは不可能なことです。
ただ、相関図がちょっとややこしい。
ヒーローの姉は年の離れた寡の後添いとして嫁した。
しかも、王妃である。
ヒロインの父の初恋は、前国王妃様で毒殺された。(この前の王妃って何?)
王太子は子どもを作らないことを条件にヒロインの恋敵を手に入れた。
孫に王位継承権を持たせたいヒーロー父。
つまり王太子は、毒殺された王妃の息子で、ヒーローの姉はその後添いになり、第二王子の母となった
そういうことですね…!
ヒーロー父はなかなかの曲者であった。
最初はヒロインの父の傲慢さが鼻についていたんですが、読み進めていくにつれ、もう清々しいほどの悪役!この人なくしてはロミジュリ展開に面白みもない、とまで思わせてくれる存在でした。
私の最後の疑問は、なぜヒロインとヒロインの恋敵の愛称が同じ「ロゼ」だったのか、ということ。
タイトルのロゼは誰を指すの?
スピンオフ欲しいところですね~
ソーニャかな?と思わせるほど、ヒロイン以外歪んでますので!まずは王太子のお話全力待機です。
最後に乙女ゲーム転生モノではないにも関わらず、テンプレのヒロインと悪役令嬢を彷彿とさせるヒロインと恋敵の描写もお見事でした!
ゲームじゃなかったら、悪役令嬢って、まっとうな常識ある貴族令嬢で、おせっかいにも、ヒロインに常識を教えてやって損をしている気の毒な役回りなんだとつくづく思いました。