芝瑞紀のレビュー一覧

  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    彼なりの考え方

    アメリカ史上初の黒人大統領となったバラク・オバマ氏が、自身の働きを振り返った回顧録作品です。国中の様々な意見がある中で、真の平等とは何か、本当の平和とは何かを常に考え続けて、その真摯さと冷静さ、そして時に見せるユニークさを持ち合わせながら、長きにわたり大統領職を勤めあげてきたオバマ。そんな経験をして...続きを読む
  • ある特別な患者
    医療スタッフ達にとっての特別な患者たちの話。どのエピソードも感銘するところがあるが、全体を通して感じた事は「相手(患者、あるいはその家族)の話を真摯に受け止めて、彼らの背景に想いを寄せる」という気づきがあったこと。かつ、私情を挟まないという客観性も必要。命を扱う現場は、即断即決が求められることがある...続きを読む
  • ある特別な患者
    医師や看護師などになる人に読んで欲しい1冊です。皆1人の人間であることを忘れてはいけない、医師も看護師も患者と同じなのだと思いました。日本には無い安楽死の話もかなり考えさせられました。安楽死にするもしないにも相当の苦難があることがわかって難しい問題だと感じました。
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    ずっと読みたかった本だが、その長さ故に後回しになってしまった。

    アメリカ大統領の回顧録なるもの読むのは初めてだが、率直な心情の描写もあり、非常に読みやすい。まるで一冊の長編小説を読んでいるようでもある。

    上巻では政治を志してから、大統領が当選直後の内容で記載されている。

    政治を志した理由、上院...続きを読む
  • 【電子合本版】約束の地 大統領回顧録1 上下

    既に10年以上前の出来事

    普通にオバマファンである自分もアメリカの近代史や政治経済には疎いので、オバマ自身によるあの時代にあった事、関わりが手に取るように判る良書。大統領という職業の想像を絶する毎日に真摯に取り組んだオバマ。ミシェル・オバマの「マイストーリー」と共に読んでもらいたい。特に給料の多少のみが自分の評価だったり人生...続きを読む
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    バラク・オバマ

    この度、オバマ{約束の地}の試し読み版をやませていただきました、とても興味があるので普通版を買いたいと思っております
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
     オバマ元・大統領の回顧録。下巻の最終章を読んだ読後感は、「やっぱり、すごいなぁ~」でした。

     ミシェル夫人に、「あなたはサーカスの人みたいね。棒の先で次々とお皿を回している」と言われたそうですが、まさにそのとおり。公約を実現しようとする一方で、次々と起こる世界中の出来事にも対応しなければならず...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    前巻に比べるとシリアスなエピソードが多く必然的に重たく暗い。だがだからこその緊迫感や内情が読み物に迫ってくる。確かにトランプだったら自己賛辞でただでこそ長いこのエッセイのさらに倍は費やすはず。それほどの画期的な実績と尊敬を手にしているはずなのに。ここに書かれているのはただひたすらの内省と後悔と悔恨だ...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    これからのリーダーに必要なこと

    「リーダーに求められるものは何ですか?」
    このように聞かれて何を思いつきますか

    リーダーは他者に無い才能を最初から持っていたのかと考えてしまうけど、本当はどうであったのか

    著者は短期間における選挙において、人の心に響くメッセージを発信し続けて、応援してくれる味方...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    変化が目まぐるしい国外情勢、国内での危機管理、そして野党共和党の非協力的な姿勢による国内政治環境。こんな状況の中で、決断を続けるアメリカ合衆国大統領という職務に何の魅力があるのだろうと読みながら、重い気分が続いた。
     その解をファベーラでの一コマに感じた。そして長い長い上下巻を締め括る最後の章は、背...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    就任直後までのストーリー。特にリーマンショック後におけるオバマ前大統領から見た米国観は、当時NY市民の一人であった自分の米国観とはやや異なっていた。同じ対象であっても各人の人生や立場が異なると、こうも目の映り方が異なるのかと、非常に興味深く感じた。
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    あらゆる格差と分断を乗り越えて、“希望の地”アメリカを実現しようと奔走したオバマ政権の前半を克明に振り返った大統領回顧録。 

    大統領として、立ち向かった数々の困難や逆境。

    そして、オサマ・ビン・ラディンの殺害に成功するネプチューン・スピア作戦...

    読みごたえあり、非常に面白い!
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    史上初めて、有色人種としてアメリカ合衆国の大統領に就任したバラク・オバマ。その回顧録は見るからに重厚だが、恐る恐るページをめくると、そこにはその重厚さを必要とした物語が鮮やかな筆致で描かれていた。

    上巻は、いわゆる「エピソード1」的な側面を持ち合わせている。若き日のバラクと周囲の人々、いかにしてバ...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    かつてこれほど筆達者な政治家がいたであろうか。翻訳が素晴らしいのは分かるが、それにしても文章の構成、倒叙、修辞法、紋切り型を避けた比喩を駆使して綴られているところを見ると、オリジナルの文章が素晴らしい証拠だと確信を持って言える。
    決してイヤらしくはないが、それはいくらなんでも自虐が過ぎるのではという...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    先に出たミシェルの本の方が面白かったので少し損してる感はあるが、大統領の孤独、共和党との駆け引き、政策決定過程などはやはり読み応えがあった。トランプにはこんな回顧録書けないだろう。人種に関する問いに答えなければ自分の政策を主張することすらできないという他の候補者たちとの違い、これはマイノリティならば...続きを読む
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    シンプルでいい

    アメリカ合衆国第44代大統領バラク・フセイン・オバマ2世の今までをまとめた内容。分かりやすくまとめられていた。
  • ある特別な患者
    89の医療関係者の声。
    医師と患者の繋がり、そしてその家族も含めてさまざまな経験を経て、医療は成り立っていると実感。

    やはり人と人のコミュニケーションや思いやり、お互いに成長し医療が向上する、とすべての人が理解できると願う。

    オランダの安楽死について、もう少し知りたい、学びたいと思う気持ちも芽生...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    いい社会の勉強になりました。当時よくわかっていなかった出来事も、事の発端とか時系列とか何があったのかがわかりやすく書かれているし、歴史の教科書よりよっぽど面白い。上下合わせて1000ページ超あるからボリューミーで大変だけど、それだけ抱えてたってことですよね。

    この本を読むと視座をぐんと上げてくれる...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    脚注や巻末注が嫌いで、思考の過程を大切にする考えに共感します。つい説明しすぎて長くなっちゃうんですよね。

    yes we can、陳腐だと思ってたんだ笑

    暗殺の身近さの感覚が全然違うなって思ったし、割安のチャーター便だと別の都市に連れて行かれたり、パイロットが一般のコンセントから延長コード引いて飛...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    回顧録だから私的な思い出話も長いけどしょうがないか。でも、現代史と米国政治を学ぶ良い教材です。それにしても米国社会そして政治がここまで分裂・劣化しているとは!トランプ以降、米国なんか変?と思っていたが、もうずっと前から。それもかなり根深い。相手を攻撃することしかしない政治。それで大丈夫?じゃないです...続きを読む