佐々木康裕のレビュー一覧
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MBAからMFAへ。
デザイン思考とビジネス思考の融合を唱えているが、概ね著者の考えるデザイン思考の話だったように思う。イリノイ工科大学デザイン大学院で勉強されている話が一番面白く、後半は思考のためのツールやTipsの紹介。
ビジネス
合理性・客観性が重要。定量可能なものとして現実やファクトを把握。
ロジックが意思決定ドライバー。
コントロールや安定性を好み不確実性を嫌う。
デザイン(設計、計画を含む)
主観的経験が重要。コンテクストを通じて編み上げられるものとして現実を把握。
感性に訴えるインサイトが意思決定ドライバー。
新規性を好み、現状維持を嫌う。
→VUCA時代にはデザイン思考で -
Posted by ブクログ
サブタイトルに「デザインスクールで学ぶMBAより論理思考より大切なスキル」とありますが、今時MBAでも同様のことは教えているんじゃないかなと若干の違和感を持ちながら読み進めました。
結局のところ既存の枠組みの中でざっくりとマーケティングをするだけでは差別化された価値提供はできなくなっており、そのために新たな発想・仮説を創り出すための「デザイン」の力が必要だということです。
アイディアの創出はデザイン思考で新規性の高いものを、ビジネス化は仮説思考でローンチ後にクイックにPDCAを回すと理解しました。
日本のビジネスパーソンを対象に書かれているので、伝統的な日本企業でこれらを実践する際の周囲とのコ -
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Posted by ブクログ
2020年から積んでたので、ビジネス書にしてはかなり年季の入った積読になってしまいました…
コロナ前に書かれた本だし今更読むのも、と思いながら読んだけど、普通に面白くてサクッと読めました。(ただこの本読んでるとどうしても眠くなる)
D2Cブランドは世界観やメッセージ、社会貢献しているところに共感する部分が多いので、全体的に好印象。D2Cに関する割と一般的な内容を、具体的な企業の事例を用いて説明してくれる本なので、もう一冊専門書開いて調べながら、ノートに書きながら…みたいな必要はなくてほんとに気軽に読めました。アフターデジタルより軽い印象。 -
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メッセージを受け取る側が「なるほど、勉強になるな」と「あの人はいつも正しいことを言ってくれるな」と感じてブランドを好きになることはほとんどない。人々が反応するのは、正しいだけでなく、おもしろい、格好いい、大胆、痛快など感情が動くようなメッセージが届いたときだ。
パーパスは、適切なコミュニケーションやクリエイティブと組み合わさることで、初めて消費者に伝わり、インパクトを持ち得る。「良い子」「真面目」だけで終わらないメッセージの工夫の試行錯誤とプラクティスの確立が今後ますます欠かせないだろう。これまで経営書などで語られてきた「パーパス」は、この観点に関する配慮があまり十分でなかったように感じら -
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■新しいプレイヤーの特徴
・2008年を境に、インターネットから生まれたブランドである。
・自らがメーカーであり、自社製品を、自社独自のチャネル(ECやリアル店舗)で「直接販売」する
・マーケットの伝統的なプレイヤーに比べて、圧倒的に安価な金額で製品やサービスを提供する
・販売だけでなく、SNSなどを活用してPRやマーケティングも顧客に「直接」話しかけながら行う
・メーカーの皮を被ったテック企業である。データ分析などのテクノロジー活用を積極的に行う
・インターネット企業のような指数関数的な成長を目指す
・プロダクトブランドではなくライフスタイルブランドである
■D2Cの定義
1.「ものづくり -
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企業のブランド戦略におけるD2C(Direct to cosumer)の重要性を謳った内容。
個人的にはマーケティングは「勝てば官軍」的な要素が強く、ある意味結果論の側面があることは否めないと感じている。
ただ、本書を読むと、デジタル時代の現在においては、徹底して考え抜き、ありとあらゆる施策を戦略的に進めることで、
必ず成功に導かれることが、まずもって理解できた。
ブランドは誰のものなのか?という議論も別の次元ではあるが、D2Cにおいては、売り手と買い手が一緒に作り上げていくもの。
本書では書かれていなかったが、プロシューマ―という考えの有用性も感じた。
とにかく、どのような「世界観」を自 -
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イリノイ工科大学デザイン大学院でMFAを取得した著者が同大学で学んだ感性思考をビジネスにどう活かしていくかを解説した一冊。
論理ではなく感性でアイデアを出すことを人間中心的、破壊的、反復型、多様性の4つのマインドセットを軸にアウトプット、インプット、プレゼンテーション、マーケティングという4つのプロセスで解説されていて勉強になりました。
本書を読んで常識に囚われない発想を生み出すためにチリテーブルやブレインライティングといったフレームワークを使うことやプロトタイプをつくることの重要性などを学ぶことができました。
また、インタビューや人間観察を中心とした情報取得法や相手の印象を変える伝え方や売 -
Posted by ブクログ
The market has changed dramatically for customers and companies.
The consumer wants not only function but also “Storytelling” and “Meaning”.
The company needs the media and digital transformation immediately.
The keywords are
1. To consumers-> To friends
2. Purchase to Success for consumers
3. T