佐々木康裕のレビュー一覧
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サブタイトルに「デザインスクールで学ぶMBAより論理思考より大切なスキル」とありますが、今時MBAでも同様のことは教えているんじゃないかなと若干の違和感を持ちながら読み進めました。
結局のところ既存の枠組みの中でざっくりとマーケティングをするだけでは差別化された価値提供はできなくなっており、そのために新たな発想・仮説を創り出すための「デザイン」の力が必要だということです。
アイディアの創出はデザイン思考で新規性の高いものを、ビジネス化は仮説思考でローンチ後にクイックにPDCAを回すと理解しました。
日本のビジネスパーソンを対象に書かれているので、伝統的な日本企業でこれらを実践する際の周囲とのコミュニケーションの勘所も解説されており、この点は新鮮に感じます。 -
Posted by ブクログ
SDGsとESGってどう違うの?とお客様によく聞かれます。ざっくり言うと、SDGsが目標でESGがその目標の為の手段です。そのなかで今の世の中は、パーパスという"何のために"という意義化が重要視されてます。 でもね、どの会社も人も、パーパスなんて言葉がない時から、何かをする時に"何のために"も無く行動することって、多分おそらく無いんです。 だから大袈裟にパーパスって言うけど、それぞれが何かの意義の為に何かのアクションを仕事や私生活でしてるんです。 それが、組織になると難しいのは、"何のために"の意義の部分の目標への矢印を会社全体で同じ方向を向き、マンパワーで進むって事が難しい。 それを瞬発的に理解してもらい、進める事が出来ても、持続的に続ける事が難しい。 目標までの道のりが長いと中弛みするから、その目標までの目的地までの関門の設定が難しい。
だから、本や知識では理解し、実施したいけど、現実的に実務で落とし込む事が難しい。 もうね、難しい事だらけです。 でも僕は、関わる方とウィルビーイング(持続的な幸せ)な関係を作りたいというシンプルな気持ちで仕事をしています。この本には、実務への落とし込みの方法は少ないけど、こうありたいよね!ってのが、たくさん詰まってました。 -
Posted by ブクログ
2020年から積んでたので、ビジネス書にしてはかなり年季の入った積読になってしまいました…
コロナ前に書かれた本だし今更読むのも、と思いながら読んだけど、普通に面白くてサクッと読めました。(ただこの本読んでるとどうしても眠くなる)
D2Cブランドは世界観やメッセージ、社会貢献しているところに共感する部分が多いので、全体的に好印象。D2Cに関する割と一般的な内容を、具体的な企業の事例を用いて説明してくれる本なので、もう一冊専門書開いて調べながら、ノートに書きながら…みたいな必要はなくてほんとに気軽に読めました。アフターデジタルより軽い印象。 -
Posted by ブクログ
メッセージを受け取る側が「なるほど、勉強になるな」と「あの人はいつも正しいことを言ってくれるな」と感じてブランドを好きになることはほとんどない。人々が反応するのは、正しいだけでなく、おもしろい、格好いい、大胆、痛快など感情が動くようなメッセージが届いたときだ。
パーパスは、適切なコミュニケーションやクリエイティブと組み合わさることで、初めて消費者に伝わり、インパクトを持ち得る。「良い子」「真面目」だけで終わらないメッセージの工夫の試行錯誤とプラクティスの確立が今後ますます欠かせないだろう。これまで経営書などで語られてきた「パーパス」は、この観点に関する配慮があまり十分でなかったように感じられる。
ビジネスがループ型になることで、消費者とブランドの新しい接点はこれから劇的に増えていく。
OnやIKEAの例では、サブスクリプションやリペアなどループ型を前提とした新たなビジネスモデルが、サステイナブルな配送、製造方法の確立などへの姿勢とセットになり、かつユーザにその思想が丁寧に伝えられている。
これまでのビジネスが「作って、売って、終わり」という単線型だったとしたら、消費者と心理的につながり、消費者と企業の間でモノがループし続ける時代においては、その円環の中で複数の課金ポイントを構築していくようなビジネスモデルが立ち上がっていくだろう。
URTHは、取り扱っている製品だけを見れば、単なる「カメラの周辺機器メーカー」とも捉えかねない。しかし、URTHは写真撮影を「人と自然がつながりを深める行為」と考え、売上の一部を森林再生などに充てる活動を行っている。そして、URTHのユーザは、製品を購入する、ニュースレターに登録する、などブランドとインタラクションをするごとに植樹に貢献できる。 -
Posted by ブクログ
■新しいプレイヤーの特徴
・2008年を境に、インターネットから生まれたブランドである。
・自らがメーカーであり、自社製品を、自社独自のチャネル(ECやリアル店舗)で「直接販売」する
・マーケットの伝統的なプレイヤーに比べて、圧倒的に安価な金額で製品やサービスを提供する
・販売だけでなく、SNSなどを活用してPRやマーケティングも顧客に「直接」話しかけながら行う
・メーカーの皮を被ったテック企業である。データ分析などのテクノロジー活用を積極的に行う
・インターネット企業のような指数関数的な成長を目指す
・プロダクトブランドではなくライフスタイルブランドである
■D2Cの定義
1.「ものづくり屋」ではなく「テック企業」である
2.「間接販売」ではなく「直接販売」する
3.「高価格化」ではなく「低価格化」を志向する
4.「着実な成長」ではなく「指数関数的成長」を遂げる
5.「プロダクト」ではなく「ライフスタイル」を売る
6.「X世代以上」ではなく「ミレニアル世代以下」をターゲットとする
7.「顧客」ではなく「コミュニティ」として扱う
■5E
・Entice(惹きつけられる、認知する)
・Enter(サービスを申し込む、使い始める)
・Engage(サービスを使用する)
・Exit(サービスを使い終わる、お店から出る)
・Extend(友達に伝える、再来店する、などの拡張的体験)
■5A
・Awareness認知
・Appeal訴求
・Ask調査
・Act行動
・Advocate推奨
■小売の「ミレニアル世代化」をどう進めるか
・マインドセットの変革
・エンジニアリングの重視
・ストーリーテリングの管理
・ビジネスモデルの再構築
・人事評価の設計
・製品開発/改善プロセスのオープン化
■事例
Casper/Warby Parker/Away/Everlane/Hims/Dollar Shave Club/Curology/Harry's/Glossier/Peloton/ -
Posted by ブクログ
企業のブランド戦略におけるD2C(Direct to cosumer)の重要性を謳った内容。
個人的にはマーケティングは「勝てば官軍」的な要素が強く、ある意味結果論の側面があることは否めないと感じている。
ただ、本書を読むと、デジタル時代の現在においては、徹底して考え抜き、ありとあらゆる施策を戦略的に進めることで、
必ず成功に導かれることが、まずもって理解できた。
ブランドは誰のものなのか?という議論も別の次元ではあるが、D2Cにおいては、売り手と買い手が一緒に作り上げていくもの。
本書では書かれていなかったが、プロシューマ―という考えの有用性も感じた。
とにかく、どのような「世界観」を自社として打ち出していくのか?ぶれない大方針が重要である点は、
何もD2Cという考えに限らず必要なものであり、企業におけるブランディングにおいては不可欠な点。
今後、広報のプロジェクトを進める上でも、この考えを重要視し、大切にしていく。 -
Posted by ブクログ
イリノイ工科大学デザイン大学院でMFAを取得した著者が同大学で学んだ感性思考をビジネスにどう活かしていくかを解説した一冊。
論理ではなく感性でアイデアを出すことを人間中心的、破壊的、反復型、多様性の4つのマインドセットを軸にアウトプット、インプット、プレゼンテーション、マーケティングという4つのプロセスで解説されていて勉強になりました。
本書を読んで常識に囚われない発想を生み出すためにチリテーブルやブレインライティングといったフレームワークを使うことやプロトタイプをつくることの重要性などを学ぶことができました。
また、インタビューや人間観察を中心とした情報取得法や相手の印象を変える伝え方や売れないリスクの見つけ方なども学ぶことができました。
そして、著者が在学時代に苦労したポイントも書かれており、デザインに精通していなくても感性思考でアイデアを生み出すポイントも知ることができました。
本書で学んだ論理だけでは見つけられないデザインや人の心理を軸とした感性に基づく発想でビジネスのアイデアを生み出す感性思考は目まぐるしく変わる現代において新しい価値を生み出すために有用なものだと感じました。 -
Posted by ブクログ
The market has changed dramatically for customers and companies.
The consumer wants not only function but also “Storytelling” and “Meaning”.
The company needs the media and digital transformation immediately.
The keywords are
1. To consumers-> To friends
2. Purchase to Success for consumers
3. Technology with their experience