佐々木康裕のレビュー一覧
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「パーパス経営」についての武蔵野美術大学教授とビジネスデザイナー2人の共著。
要所を押さえながらも読みやすい本だと思う。
まずなぜ先進的企業が挙って「パーパス」を策定するのか、その背景にある社会の流れが解説される。
その上でパーパスを策定することによるメリットに触れ、それを実装するまでのプロセスを説明する。さらにパーパスを定めて効果的に駆動させている先進企業の具体的な取り組みを紹介する、という全体の構成になっている。
「パーパス」とは企業が存在することによる「社会的意義」である。これが消費者から求められるから各社は自社のパーパスを定める動きをとっているわけだが、ではなぜパーパスが必要とされ -
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ブランドの今後の在り方を考えさせられた本。Z世代がお金を使うメイン層になるときには(欧米諸国では既にかなり大きな影響力を持っている)大きなゲームチェンジャーとなりそう。しかし、日本はそこまで環境意識やサスティナへの意識が欧米に比べ高いと思えないのが本音。1世代か2世代くらい遅れてこの欧米諸国のムーブメントが来そうなので、今から準備しておくとポジションが取れそう。
- 社会的地位は金銭的な富とはリンクしなくなった。むしろ、その人のスタンスやスタイル、健康に対する考え方、倫理意識、社会的影響力、環境保護へなどの姿勢とリンクしている
サーキュラーエコノミー=環境へのインパクトを考慮し設計された -
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〜D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略〜
-終始「へぇ〜」「なんじゃこりゃ」の連続でした。
-D2C って今はトレンドKWとして多く目にすることが多いけど、本質を見たと言う感じです。
-特に、ミレニアル世代からZ世代に向けて、やっぱりモノ消費は減ってきているわけで、IG見てもみんなQOLを高めることに重要視してる人が多いなと感じます。(意識するとね?)
-私もその一人かもしれない。
-ジュエリーブランドって特にパーパスが重要で、その裏にあるストーリー性とかそれを持つことによる私の価値とか、世の中の価値とか。
-広告ってこれからはPR、拡散ではなく、ここを世の中に伝 -
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ネタバレなぜ世界的にパーパスが流行しているのかが2,3章あたりに書かれているので、会社メンバと足並みを揃えるには良い。
政治よりも民間企業が変化を主導することが期待されている。
本来パーパスとは社会的な存在意義(会社のVisionやミッションは会社がどうなりたいというポジションであるのに対して、パーパスはどんな社会を作りたい、そのために会社としてなにをする)的な定義となっています。本書だけでなく、一般的にそのような解釈をされることが多い。
自社のような小さな組織でそこまで意義を求めるかどうか?
まずは社会を社員+その家族くらいの見えやすいターゲットとして捉えてみてはどうかかと思う。
一方で、 -
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上司の勧めで読む。今の自分の仕事にはすぐいかせそうではなく読むのが辛かったものの、今までの疑問点が晴れた部分があり嬉しかった。
1つ目は学生時代に1番優秀な友達がなぜデザインスクールに留学したか。これは友人に先見の明があったとしか言えないが、8年?たった今わかった。ロジカルなだけではイノベーションは産まれないないし、希少な人材にはなれない。今からでもMFAに行くべきか
2つ目はエクスペリエンスの重要さ。やたらとオフサイトミーティングしたがるクライアントがいたが、デザイン・感性の視点からは非常に大事で、より深い共感、柔軟性を呼び起こし、物事が前に進むらしい。確かに。新しい概念を導入する際はい -
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Posted by ブクログ
今後は数値やデータからのみで判断するのではなく、感性的なアプローチが大切になる。その重要性とフレームワークが書かれていた。
大切なのは、既存の思考に囚われることなく、思考していくこと。その過程では、トライアンドエラーを繰り返すことで、初めから完璧を目指すのではなく、最終的な完成を目指していくことが大切であると繰り返し書かれていた。
最後には、芸術や最先端の技術に触れることの薦めがされていた。文学や哲学、アート、映画など。
自身がビジネスアイデアを出す必要がある際には、また読み返したい本。
・VUCA(Volatility[変動性]、Uncertainty[不確実性]、Complexity[複雑