佐々木康裕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私は会社の新ブランドの立ち上げに関わっている。
長年続くB2B企業だが、B2Cメインのブランドで、主な販路はECだ。
そんな私にとってここまでの大きな悩み、そして楽しみでもあるのが、世界観を作ることだ。
本書『D2C』でも、アメリカの成功したD2Cブランドの事例を紹介しながら、「世界観を作り、プロダクトのクオリティは保ちながら、お客様にスタイルを提案する」という新たな販売体験を説明している。
まさに私がやりたいことだ!と共感した。
今、世の中の変化のスピードはとても早い。
インターネットが生まれ、スマホが普及し、今度はAI。
どんどん世の中は変わり、お客様自身が直接企業の情報を得られるようにな -
Posted by ブクログ
何年か前に話題になり、読んでみようと思っていた1冊。ビジネスのやり方も、価値観も変わってきているのは日本だけでなく世界での話で、その中に自分の興味のある分野の話もあったりでとても興味深く読めた1冊でした。
印象に残ったのは、無宗教を自認する割合が世界中で増えていること。欧米はキリスト教がベースにあるのかと思ったらそうでもなく、若者は60%が無宗教という国もあるとのこと。日本だけじゃないんだなと。
あとは意義をどういうスパンで考えるかという話かなと思いました。すぐに結果が出るわけでなくても、やらないとねという部分をやろうとする会社には交換が持てる。これって人対人でも一緒かなと。 -
-
Posted by ブクログ
Direct to Consumer:D2Cは単なる中抜きではない
ECを用いる製造小売とD2Cの違いは
・メーカであり、かつ、自社独自のチャネルで直販する
・圧倒的に安価で製品やサービスを提供する
・テック企業であり、データ分析などのテクノロジーを活用する
・指数関数的な成長をめざす
D2C+リアル店舗で売上はさらに促進される
ものを売るのではなく、世界観を売る
広告+小売店をパスすることのメリット、デメリット
(メリット)
・顧客データを得らえる
・ブランドの世界観を表現できる
・ユーザ体験を提供できる
(デメリット)
・自前で販売網を構築しなければならない
インターネットによって -
-
-
-
Posted by ブクログ
パーパス 「意義化」する経済とその先
著:岩嵜博論 ・ 佐々木康裕
消費者は、「ただモノを買う人」から、「社会を良くするために消費をする市民」へと自らを変化させた。だからこそ、企業に対しても同様に、行動の変化と、活動の拡張を求めていく。今や、自らの存在理由を株主価値最大化だと捉える企業は、消費者の期待を満たすことはできない。消費者の企業への期待は、単純によいプロダクトやストレスのない体験を提供することではなく、社会をよりよい方向に進化させることへと変化している。
「パーパス」は、「社会的存在意義」と捉えるのが適切である。企業が社会的な責任を果たす上で求められる「存在意義」は何か、企業は何の -
Posted by ブクログ
D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド
戦略
1.購読動機
会社には経営理念、そして事業には実現したいビジョンが存在します。
これはどの事業会社にも恐らく共通です。
日常生活をするうえで、気になる、さらに知りたくなる会社、または製品はたとえば何?、それはなぜ?と考えたくなりました。
なぜならば、その解を探すことが、自身が携わる事業にも活きるはずたがらです。
2.著書からの学び
著書のタイトルの世界観。
抽象的で理解しづらい言葉です。
著書では、海外企業の事例を豊富に丁寧に取り扱っています。
その会社の世界観は何か?それを顧客に伝えるために何をしているのか?
D2Cは、
①製 -
-
Posted by ブクログ
良本。めちゃくちゃ面白い。もはや、ど真ん中でD2Cブランドをやっている身としては必読教科書とも呼べる一冊。言語化できていなかったが無意識にやっていたことが明瞭にまとめられていて「そうそう!!」と強く頷かされる部分があり、そして、「なるほど次はこうしたらいいのか!」と新しい学びが非常に多く、次の具体的な行動とアイデアが押し寄せてくる。久しぶりにじっくり読み込んだ本。
そして、できれば同業者に教えたくないくらい笑、もうこれ読んだら絶対いいブランドになるやん・・と思わされる本。
▼D2Cとは?
・間接販売ではなく直接販売
・プロダクトではなくライフスタイルを売る
・ミレニアル世代以下をターゲット -
Posted by ブクログ
今流行りの?D2Cについて、体系的に学べる本。
「アフターデジタル1・2」と並んで、個人的にはとても勉強になりました。
D2Cのマーケット自体は結構早くに頭打ちになりそうですが、
この世界観は小売りビジネスをしている企業にとっては
早めに取り込んでおいたほうがよさそうです。
そんなD2Cビジネスの概要がコンパクトに、
でも濃密にまとまっています。
本では、アメリカの小売りの実例をたくさん挙げていて、
著者も本の中で言っているように、
そのまま日本に持ってこれるかと言うと、そうでもなさそうです。
しかし、D2Cの本質である「世界観を売る」下りなどは、
小売りに限らず、サービス業も含め、
どん -
Posted by ブクログ
ネタバレD2Cとは単にEC技術を使って消費者と生産者を繋げることでなく、"購入から使用まで、消費者が触れるあらゆるタッチポイントがD2C企業の世界観と繋がっている"ことを指すのかなと思いました!
印象だった本書の事例は、Warby Parker社がメガネ店にも関わらず、展示スペースよりも大きい読書空間を作っているおはなし。
一見、デジタル企業なら読書空間を無駄なコストと考えるけど、「メガネをかけて本を読み、ゆっくり落ち着きたい」という消費者ニーズを満たしていて、Warby Parker社にしかない世界観だから、競合との差別化も効いている。
経済合理性ばかり考えているとほんとの