北村紗衣のレビュー一覧

  • 英語の路地裏ーーオアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く

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    オックスフォードカンマは、学生時代に習ったのかもしれないが改めて本書の例文でカンマの重要性を知った。
    また、二人称単数という雑学のような話も実はとても大切な要素だと思った。
    呼称については、he,she以外の性別にこだわらない呼び方としてtheyというのがあることを知った。
    シェークスピアを扱った話は少し難しくもあったけれど、奥深いシェークスピアの世界に少しだけ興味を持った。

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    2023年11月28日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    ネタバレ

    批評をしたいというわけではないが、ただ面白いというところから一歩進んで、どんなところに着目すればより作品を楽しめるか、というヒントを求めて読みました。

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    2023年05月01日
  • お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門

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    北村さんはTwitterで時々お見かけしていたものの書籍は初めて読んだが書きっぷりが非常に面白かった。とても聡明で深く思考する方なのだろうということが文章から感じられた(学者なので当たり前か)。本書は文芸、映画にまつわるエッセイのような感じで、知らなかった作品も半分以上あったが見てみたい・読んでみたいと思った。ウィキペディアの男子文化の話はさもありなん。ロミジュリをジュリエットの名誉の観点で読むのはなるほどと思ったし、その流れでヴィクトリア朝文学のハッピーエンドとしての結婚を、なんとかヒロインにとっての抑圧的要素を取り除こうとしていると言う話も言われてみれば確かにと思った。物語をただ受容するだ

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    2023年02月18日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    ネタバレ

    「批評」という言葉を聞いて、なにそれ最高!という印象を持つ人は少ないと思う。
    どちらかと言えばなんか映画や文学作品にあれこれと口を出す人、偉そうにジャッジする人というイメージを持つ人が多いのではないかと思う。
    「批評」とは本来どういうものか、何のためにあるのか。それらを説明してくれる本だった。

    1冊を通して批評に必要なことやしてはならないことなどを丁寧に説明してくれているけど、著者の北村紗衣先生の言葉のチョイスがおもしろくて楽しく読めた。
    こういう新書系って当然と言えば当然なのだけど、小説と違ってエモさはあまりない。
    人間の感情の揺らぎとかって書かれないし。いや書いてあったらそれはそれでまず

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    2022年11月27日
  • お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門

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    映画、小説を批評したくなる。
    ジェンダーやフェミニズムに関連する作品を観て、読み、深めるきっかけになる1冊。
    ジェンダー・フェミニズム批評入門というタイトルをつけるなら、これらの批評方法についての解説が欲しかった。

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    2022年10月05日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    批評することをかなりラフで分かりやすい文章で書いてくれている正に入門書。
    それでいてバランス感覚もあり陥りがちな罠にも注意してくれるところが良い。

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    2022年08月08日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    前半部分、精読や分析などの項目は興味深く読めた。後半の実践部分はやや薄く、精読する必要をあまり感じなかった。対象作品として小説よりも映画・音楽のほうに比重がかかっており、理論などについても網羅的ではないため、通読する教養書である。本格的に学ぶには、参考文献を辿ってさらに勉強する必要がある。

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    2022年05月21日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

    購入済み

    すらすらと

    知ってる映画や本などの例も多く挙がってきて、とても読みやすかったです。構成も批評の準備段階そのやり方、そして、書くところまでのサポートがあるのは素敵に感じました。批評の入門として読みましたが、やってみよう、と思わせてくれる本でし。

    #タメになる

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    2021年10月06日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    ネタバレ

    本を読んだ後に感想以上のものを残せない人間なので、批評や考察するにはそもそもどうすればいいんだろう?と思って人に薦めてもらって読んだ。

    そもそも批評と考察が全く同じテーブルのものではないことに気付き、確かに今のSNS社会で「考察」は数あれど、「批評」ってなかなか見ないというか、わざわざ叩かれる可能性あるものを公開する人あんまりいないよな〜と。だからこそ今ちゃんと批評できる人って実は少ないのかも。

    ただ、批評するならやはり作品への愛が必要で、好きな作品を何度も楽しみつつ気になったことを深掘りしてみる、ってのは確かにやったらハマりそうだけど、私はどちらかというと死ぬほどつまらなかった作品につい

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    2025年11月30日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    評論に関するhow-toな内容。
    感想を文章に残す時に意識してみたりしている。
    また、評論している文章を読むときに、その文に対しての読み方の補助になったりもしている。

    読み物的というよりは実用的。

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    2025年08月30日
  • お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門

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    著者が商業誌やウェブメディア、映画や舞台のプログラム、文庫や海外文学翻訳書の解説など様々な媒体に寄稿した批評をテーマ毎にまとめたもの。
    著者が自分で述べているように、収録されている論考は全てフェミニスト批評がベースとなっているが、各論考は短めなので気軽に読むことができる。

    取り上げる題材は映画や音楽、文学など多岐にわたるが、やはり著者の専門分野であるシェークスピアが一番面白かった。

    パンチライン
    「音楽の才能がないレッド・ツェッペリン」
    なるほどサイアクだ。

    追記
    取り上げられていた『アナと雪の女王2』と『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を観た。『アナ雪2』に対する著者の「(この結末が)

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    2025年08月17日
  • 英語の路地裏ーーオアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く

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    ポピュラーなネタを使った英語の文法/語彙あれこれの細かい話。上位校の英文科の学部生レベルかなあ。受験戦争時代の英語学習雑誌の連載みたいな感じ。

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    2025年02月04日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    批評のきっかけを少し掴めた気がした。
    批評とまではいかなくても、映画のレビューを書く際に何にフォーカスして書けばいいのかに迷った結果、色々詰め込み過ぎてごちゃつくことがよくある。
    ごちゃついている自覚はあるが、どこからテコ入れしていいかもわからなくて次第にレビューも書かなくなった現在。

    この本を読むことによって、レビューを書く際のテーマ決めのきっかけをつかむ方法が少しだけわかった気がした。
    今後のレビュー活動が少し楽しみになった。

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    2025年01月16日
  • お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門

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    前作のような映画中心の批評を期待していたら、思っていたよりも英文学に関する批評が多い。マッドマックス、自分は絶対見ないだろうと思ってたけど、今すぐ見たい気持ちになる。

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    2024年11月30日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    シェイクスピアの研究者であり、フェミニズムの視点に立って映画などの批評活動をおこなっている著者が、作品の批評をおこなうための具体的な方法を解説している本です。

    ロラン・バルトの「作者の死」などの概念について紹介する、批評理論についての解説書とかさなる内容もふくんでいるのですが、より実践的な指南書としての側面をもっているのが本書の特徴といえるように思います。著者自身が授業で学生を指導してきた経験が活かされているようで、小説や映画を鑑賞するさいに留意するべきことや、批評を書くための具体的なテクニックなどを知ることができました。

    批評をおこなうにさいして、「自分の性的な嗜好が評価に影響を及ぼす可

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    2024年10月06日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    何日か前に、はてブのトップに著者のブログがあった。その中身そのものは今の自分からは距離があったのでブックマークしていない。しかしながら論理展開が見事だったので、その著作を読んだ。批評をやるためというよりも、フィクション(舞台、映像、音楽、文学などなど)の鑑賞手法の入門みたいで面白く最後には批評を比べあうことまでやって読者サービスがとてもよい。

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    2024年08月30日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    世間では好評のようだが自分にはちょっと難しすぎる。
    参考文献もしっかりしているが自分にはピンとくるものがない。

    精読
    作品内の事実を認定し、しかし語り手を含めた人物を信用しないこと。
    一般的に「語り手=作者の意向の反映」や「この作品のメッセージは何か?」といったような捉え方をしたくなるが、
    作者の作品に対する支配性を排除することで、読者は自由な読解が可能になる。
    本書では「とりあえず作者には死んでもらおう」といった言い方がなされており、
    自分なりに受容することで先入観にとらわれない読解ができる。

    分析
    時系列、人物相関図に書き起こす。物語を要素に分解する(構造分析)。
    「仲間」の作品を見つ

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    2024年05月15日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    批評の書き方について大学の授業を受けているような本。
    勉強になった。大学生にはいい本だと思う。ブログなどでも応用できると思うがもっと気楽に書きたい気もする。

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    2024年04月01日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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     読み始めた当初はものすごく良い本かと思って読んでいたが、徐々に読む速度が落ち、ごく普通の本だという結論に落ち着いた。
    第一章 精読する
    第二章 分析する
    までくらいは結構参考になった。

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    2023年09月24日
  • 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

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    ネタバレ

    なぜこの本を読み始めたのかは忘れた。
    映画や小説など人の作品を「批評する」ことは自分にはあまり興味のないことと思って読み進めていったが、批評という一つの文学(?)のジャンルについて分かりやすく説明されていた。
    最後の著者と教え子による2本の映画の実践批評の比較はおもしろかった。

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    2023年04月03日