北村紗衣のレビュー一覧
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世の中、特に若い人たちは批評ではなく考察を好むという新書を読み、ならば批評とは何かをもう少し学ぼうと思い購読。良い批評とは、その作品(物語や映画、劇、絵画など大賞は幅広い)をよく知り、作者のことも、その時代のことも理解した上で、自分の評価や作品に対する向き合い方を明示すること。確かに、対立や阻害を避ける傾向が見られる今の若者には苦手な態度かも。ただ、態度を公に表明しなくても、その作品の解釈や自分にとっての位置付けを言語化することは学びとしても理解としても良いことだと思うので、今後チャレンジしてみたい。ある評価家の目線によれば、トップガン・マーベリックとアナ雪は一緒のストーリーだそうで、なるほど
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Posted by ブクログ
面白かった!
私立中高一貫男子校で実施されたワークショップのような形態の授業記録でもある。
すっかりシェイクスピアに魅了され、引用された本2冊を注文、映画2本を記録して「永遠の友達」を増強中。
そういえば、小学3,4年のときの教育実習生の授業で「好きな本は?」と尋ねられ「ハムレット」と答えたときの実習生の馬鹿にしたような笑いがトラウマだったから、先生になりたくなかったんだった…
それなのに何故か先生をやってるのは、「知識」や「学力」という「奪われない友達」を紹介したいからだったんだ!「数学」が好き、って別に可笑しなことじゃないんだ!
北村紗衣さん。「徹子の部屋」か「情熱大陸」か「スイッチインタ -
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ネタバレ非常に読みやすい作りになっていて、初心者にも批評のおもしろさと難しさがよくわかる内容になっていた。
批評としての作品への接し方を知り、鑑賞時の楽しみ方が増えた。実際に批評できるかは別として、作品を深く理解するために使えるテクニックがいくつもあったように思う。
優れた批評をするには膨大な知識が必要なことがわかってくる。そしてそれをひけらかすわけではなく、不必要ならば書かないことの大切さ。なかなか難しいことでもあるけれど、著者の批評はテーマが絞られていてスッキリと読みやすく理解しやすいことからも、その引き算がいかに重要なのかがわかる。
けっこう大事なポイントとして、著者の文章には公平性があり、ご自 -
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批評とはどのような行為かを知り、作品を分析的に見る方法を身につけ、実際に批評を書いて発表できるようやさしくガイドする入門書。
プロレベルの批評を書くには精読と参考資料集めが一番大変なはずだが、これはゼミなどで実践しないと身につかない。本書はそういうところをサラッと「大変ですよ」で流しているので(反復されるモチーフの書きだしなどヒントはだしているが)、本当の意味で実践的ではないのかもしれないが、とにかく「批評はこわくないよ」「作品を褒めようが貶そうが、あなたが楽しんでいればそれでいいんだよ」をくり返し伝えてくれる。どんなジャンルでも何かしら創作物を見聞きして感想を発信したり読んだりする人(つ -
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2006年に初版、2008年にペーパーバック版が販売された、Henry Jenkins『Convergence Culture:Where Old and New Media Collide』の邦訳書。邦訳が出版された2021年の時点から見ると、15年以上前に存在していたメディアの風景は「過ぎ去ったもの」のような印象を持つものもあるし、メディアテクノロジーが可能にする市民参加についてやや楽観的なのではないか、と思える部分もある。
しかしそれでも本書は、2023年の現在でも、読む価値がある。いや、時を隔てた今だからこそ、ここに記述されたファンたちの活動とメディア産業、そして宗教右派を含めた様々 -
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よくここまで書き方を知ろうとせず書評を書いてきてしまったなと、厚かましいとも苦々しいとも思ってしまう。本書は2022年新書大賞で11位。
スカッと腑に落ちる経験をさせてくれる批評が好きで、自分でもそういう経験を人に提供できれば楽しいだろうと思っていたところ本書に出会い、本や映画の批評の方法を大いに学べた。私が書評を書く主な目的は、一つに書評の上達で、もう一つに知識の蓄積だ。著者の北村紗衣氏は、専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評で映画や小説の批評の指導もされている。
本書は、四つの章、①精読する、②分析する、③書く、④コミュニティをつくる(実践する)、から構成されている。批 -
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私は作者とほぼ同世代、かつ、わりと近い世界を大学で齧ったものである。
(ただ、私はその世界のドアをそっと触っただけで回れ右をした、アカデミアとは程遠い人間)
北村氏のことは一方的にTwitter界隈で見知っていて、彼女のバシバシとした意見に快哉を叫んできた。
マツコのTVでWikipedia編集者として登場した回もチラッと拝見したが、著書を正面から読んだのはこれがはじめてだ。
この本はなんといっても、シェイクスピアをジェンダーの視点から、かつ、名門(とされる)男子校の生徒数人を相手にした講座の模様を収録した一冊だという点で興味を持った。
学生たちは当初は(おそらく)反応が悪いし、ジェンダー