古矢永塔子のレビュー一覧
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変わった風味の連作短編集。題名からしてもっとほのぼの系かと思ったら、意外にも辛口でもって、現代的な視点もあり、結構刺激的だった。
視点が次々に移っていくが、それぞれの事情に合わせて話が進むので、それは気にならない。主人公?の設定がもう少し飲み込めない、というかアリバイがいる状況なのか?というところで第五話が引っ掛かってしまい、少し減点。
プロローグ
第一話 甘酒と豆乳の点滴マサラチャイ
第二話 感動する銀シャリ
第三話 365日のお弁当マーチ
第四話 変幻自在の万能ミートソース
第五話 雨上がりのビーフシチュー
第六話 聖なる夜の激辛熱々タンメン、カルボナ
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Posted by ブクログ
ギミックストーリーという帯の言葉通り、全5話それぞれに仕掛けがある。「BE MY BABY」が一番面白かった。読後感も心地よくて好き。どれもが小説でしかできないギミックなので、先入観とはなんと恐ろしい!と感じる。もちろん巧みに仕掛けてあり、そう思い込ませる道筋はできているので引っかかってしまう。でもそれこそが面白く、読書でしか味わえない驚きがとても楽しかった。
ただ、「まだあの場所にいる」の主人公の母親が、なんだか酷すぎるなぁとモヤモヤ。リアルではあるけど、美月ちゃんが清々しいだけに、そのモヤがはらいきれなかったのが個人的にはちょっと残念だった。 -
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ネタバレ予知能力で見えた未来に抗おうと時には想定外の方向や方法で頑張り続けたツンデレ彼女が素直になるまでの物語だったと思う。
運命の相手である彼に初手から完全に惚れてるの丸分かりだったから。
どう見ても両思いなのに恋仲になったら絶交という彼女。
どんな悲観的な未来が見えていたのだろうと思っていたら、まさかの方向性で最初読んだ時は正直肩透かしだった。
「え、まさかそんなことで」が第一印象だったので。
それが終盤の展開というか、更なる解釈が見えてくるとやっと納得できた。
今まで頑張り続けた人に「頑張らなくても享受できる幸せ」は恐怖なのだろうと。
この物語は、一人で頑張り続けた彼女に運命の恋人が「頑張ら -
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元夫がクズすぎて本当に嫌な気持ちになったが、料理教室のみんなと交流を深めて立ち直るりらが強い女性になって良かった。
なんだかんだ元刑事の繁田のキャラが好きだった。
その娘の旦那さんが理解ある人で良かった。
萩原のお弁当の話はリアルだったな。手伝おうか?とか確認は必要なく動ける人であってほしい。指示待ち人間が毎日いる奥さんに同情。
お弁当も毎日作るからこそ簡単なのがいい。りらのお叱りがごもっとも過ぎた。
あらすじにもあった潜入ってワードで手にとったけど、ほとんど潜入っぽいハラハラ感ないストーリーで、ちょっと拍子抜けしたが、男性専用料理教室の講師の謎にせまるという新しい作品に出会えた。