古矢永塔子のレビュー一覧
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変わった風味の連作短編集。題名からしてもっとほのぼの系かと思ったら、意外にも辛口でもって、現代的な視点もあり、結構刺激的だった。
視点が次々に移っていくが、それぞれの事情に合わせて話が進むので、それは気にならない。主人公?の設定がもう少し飲み込めない、というかアリバイがいる状況なのか?というところで第五話が引っ掛かってしまい、少し減点。
プロローグ
第一話 甘酒と豆乳の点滴マサラチャイ
第二話 感動する銀シャリ
第三話 365日のお弁当マーチ
第四話 変幻自在の万能ミートソース
第五話 雨上がりのビーフシチュー
第六話 聖なる夜の激辛熱々タンメン、カルボナ
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Posted by ブクログ
「君と、青宙遊泳」というベストセラー本の覆面作家「ルリツグミ」(男子高校生)と、その学校の男性教師。
「アオチュー」と呼ばれて映画化もされる予定のその小説の物語は、男性教師の高校時代の同級生女子との思い出が書かれていた。
自分の物語を奪ったルリツグミこと妻鳥を恨みがましく思う主人公卯之原視点で、なぜルリツグミはこの話が書けたのか?という、最初はミステリ風に始まる。
しかし、妻鳥がこの話を書けた理由は、卯之原以外の当事者が絡んでいるというのは誰でも容易に想像がつくものであり、その点は前半3分の1くらい。
後半で、卯之原と日邑の高校時代の秘密がわかったときは、共感性羞恥が炸裂した。
周囲から気 -
Posted by ブクログ
ギミックストーリーという帯の言葉通り、全5話それぞれに仕掛けがある。「BE MY BABY」が一番面白かった。読後感も心地よくて好き。どれもが小説でしかできないギミックなので、先入観とはなんと恐ろしい!と感じる。もちろん巧みに仕掛けてあり、そう思い込ませる道筋はできているので引っかかってしまう。でもそれこそが面白く、読書でしか味わえない驚きがとても楽しかった。
ただ、「まだあの場所にいる」の主人公の母親が、なんだか酷すぎるなぁとモヤモヤ。リアルではあるけど、美月ちゃんが清々しいだけに、そのモヤがはらいきれなかったのが個人的にはちょっと残念だった。