古矢永塔子のレビュー一覧
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ギミックストーリーという帯の言葉通り、全5話それぞれに仕掛けがある。「BE MY BABY」が一番面白かった。読後感も心地よくて好き。どれもが小説でしかできないギミックなので、先入観とはなんと恐ろしい!と感じる。もちろん巧みに仕掛けてあり、そう思い込ませる道筋はできているので引っかかってしまう。でもそれこそが面白く、読書でしか味わえない驚きがとても楽しかった。
ただ、「まだあの場所にいる」の主人公の母親が、なんだか酷すぎるなぁとモヤモヤ。リアルではあるけど、美月ちゃんが清々しいだけに、そのモヤがはらいきれなかったのが個人的にはちょっと残念だった。 -
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ネタバレ予知能力で見えた未来に抗おうと時には想定外の方向や方法で頑張り続けたツンデレ彼女が素直になるまでの物語だったと思う。
運命の相手である彼に初手から完全に惚れてるの丸分かりだったから。
どう見ても両思いなのに恋仲になったら絶交という彼女。
どんな悲観的な未来が見えていたのだろうと思っていたら、まさかの方向性で最初読んだ時は正直肩透かしだった。
「え、まさかそんなことで」が第一印象だったので。
それが終盤の展開というか、更なる解釈が見えてくるとやっと納得できた。
今まで頑張り続けた人に「頑張らなくても享受できる幸せ」は恐怖なのだろうと。
この物語は、一人で頑張り続けた彼女に運命の恋人が「頑張ら -
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初読みの作者さん。新潮社からのメールで見て、タイトルと表紙に惹かれた。
男性限定料理教室に通ってくる男たちと、講師を務める謎めいた女性を巡るお話。
だけどもなあ、あまりいい気持ちで読めなかった。
ボーイズバーでアルバイトする佐野がボスから料理教室への“潜入”を命じられる第一話はともかく、昔気質の頑固な元刑事・繁田の第二話、女性の気持ちには全く気付けない建築家・萩原の第三話、第四話の気弱な中学生・春翔の父親も含めて、女から見る男のダメさ加減が描かれては、これでもかとぶった斬られる。
繁田のように、男は背中で見せるものと信じて生きてきた、私なんざも一緒に斬って捨てられたような気分。解説に『全女性 -
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ラジオ ポッドキャストで 新潮社の中瀬ゆかりのブックソムリエで紹介されていた本です。
最初の貝柱のひもを使った料理が美味しそうで やってみたら すごく美味しかった!
と言っていたので 真夜中のビーフシチューって どんなに美味しそうなものなんだろう?
と思って読みました。
思っていたのとは 全く違う展開
小島遊りら(たかなし と読むそうだ)がやっている
男性だけの料理教室の話しです。生徒は 5人ですが 年も職業もそれそれ
なんか読んでいて 女の人の書いた本だとすぐにわかりました。
奥さんの気持ちがまったくわからず トンチンカンな亭主に イラッとする りら先生
料理の美味しさは さっぱり伝