古矢永塔子のレビュー一覧
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面白かった!男だけの料理教室で一人一人が変わっていく。そして、ついには料理の先生であるりらも一皮むけたように思う。
年齡差のあるメンバーが仲良くなっていくのもまた良かった!繁田と佐野がなんやかんやとつるんでいる?のもいいな!
繁田へのりらの言葉「自分の料理に感動してみたらいい」「一度自分の料理に感動したら、新しいものを作ることに、きっとワクワクしますよ」。その言葉を素直に実践し、感動しながらご飯を食べまくる繁田の姿が躍動感があった!我が家では夫が毎朝圧力鍋でご飯を炊いてくれるので、感謝しながら美味しくいただいている。食べることは生きること。私も家族と「一緒に」美味しいものを作って食べていき -
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今年一番レベルで良かった。
各話で料理教室に通う5人のドラマが描かれているんだけど、それぞれのドラマをもっと読みたい!でもそれがぎゅっと濃縮された贅沢な一冊。エピローグで明かされるそれぞれのその後がまた良い。思わずクスッとなったり頑張れぇって気持ちになったり。
どの話も好きだけど、安藤くんの話が一番好きだったかな。安藤くんが最後の料理教室で講師の小鳥遊りらに渡す色紙に書いた一言が好き。
自分も悩みや困難どんなことがあっても酸いも甘いもぐつぐつ煮こんで、混ぜ合わせて、時間をかけてでも美味しい料理になりたい。魅力的な人間になりたい。とさえ思わせてくれる。
食事が生きることの基本ってことも改めて思 -
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私の信頼する書評家 藤田香織氏が朝日新聞書評欄で「打率十割」と紹介した一冊。
古矢永塔子初読。5話収録。
1話目の「あなたのママじゃない」は、読み終えて、あれ?、と思った。道に迷ってぐるっと回って、また同じところに出てきてしまった感覚。でも2度目に見る景色なので、既視感と、どこで間違えてしまったんだろう、と首を捻る感じ。
2話目で、藤田氏の言う意味がようやく理解でき、なるほどそういうことか!と膝を打つ。
今度はまるで違う場所に出てきてしまった感覚。「BE MY BABY」母として、ちょっといいよねとニヤけてしまう話。
3話目「デイドリームビリーバー」はイチオシで面白かった。次こそはどこか -
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変わった風味の連作短編集。題名からしてもっとほのぼの系かと思ったら、意外にも辛口でもって、現代的な視点もあり、結構刺激的だった。
視点が次々に移っていくが、それぞれの事情に合わせて話が進むので、それは気にならない。主人公?の設定がもう少し飲み込めない、というかアリバイがいる状況なのか?というところで第五話が引っ掛かってしまい、少し減点。
プロローグ
第一話 甘酒と豆乳の点滴マサラチャイ
第二話 感動する銀シャリ
第三話 365日のお弁当マーチ
第四話 変幻自在の万能ミートソース
第五話 雨上がりのビーフシチュー
第六話 聖なる夜の激辛熱々タンメン、カルボナ
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「君と、青宙遊泳」というベストセラー本の覆面作家「ルリツグミ」(男子高校生)と、その学校の男性教師。
「アオチュー」と呼ばれて映画化もされる予定のその小説の物語は、男性教師の高校時代の同級生女子との思い出が書かれていた。
自分の物語を奪ったルリツグミこと妻鳥を恨みがましく思う主人公卯之原視点で、なぜルリツグミはこの話が書けたのか?という、最初はミステリ風に始まる。
しかし、妻鳥がこの話を書けた理由は、卯之原以外の当事者が絡んでいるというのは誰でも容易に想像がつくものであり、その点は前半3分の1くらい。
後半で、卯之原と日邑の高校時代の秘密がわかったときは、共感性羞恥が炸裂した。
周囲から気