古矢永塔子のレビュー一覧

  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    男性向け料理教室の女性講師と男性受講生のお話で、受講生それぞれが抱えている問題を解決しながら、料理教室に潜入されてまで探られている講師の秘密が明かされていきます。

    個人的に、面白くなかったわけではないのですが、ウェットな感じがちょっと合わなかったかも。
    また、講師が女性で受講生が男性なので、どうしても男女の固定化された役割がベースになり、「男はわかっていない」という話になってしまうのは、ネットでもよく見る流れだなと思ってしまいました。
    女性の立場から「そうそう」と言いたくなる気持ちはあるのですが、それだけでは分断を招くだけなので、男性はどう読むのかが気になりました。

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    2026年08月07日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    元夫がクズすぎて本当に嫌な気持ちになったが、料理教室のみんなと交流を深めて立ち直るりらが強い女性になって良かった。
    なんだかんだ元刑事の繁田のキャラが好きだった。
    その娘の旦那さんが理解ある人で良かった。

    萩原のお弁当の話はリアルだったな。手伝おうか?とか確認は必要なく動ける人であってほしい。指示待ち人間が毎日いる奥さんに同情。
    お弁当も毎日作るからこそ簡単なのがいい。りらのお叱りがごもっとも過ぎた。

    あらすじにもあった潜入ってワードで手にとったけど、ほとんど潜入っぽいハラハラ感ないストーリーで、ちょっと拍子抜けしたが、男性専用料理教室の講師の謎にせまるという新しい作品に出会えた。

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    2026年07月12日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    料理教室を通して、食材が形を変えていくように人々の気持ちも変わっていく。
    料理、食事は毎日のこと、誰かを思って作るものは美味しいこと。「365日のお弁当マーチ」が印象に残った。

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    2026年05月28日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    男性限定の料理教室を舞台としたその講師と生徒たちの連作短編。
    なんか男の美人の女の見る視点とか考え方がめちゃくそ不快だった笑 それをりら先生がサバっと切っていく感じ。

    思ってたより料理とか食事の描写はメインではなくサブかな。

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    2026年04月19日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    短編で読みやすく、予想外のオチがあって面白かった。タイトルどおりの停滞した状態から、最後は一歩を踏み出すような清々しい読後感。
    「まだあの場所にいる」が良かったな。
    先生たちと一緒になって最後ほろっとした。ただ、全体的にサクッと読める分 深みが物足りないので星は3つ。

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    2026年04月15日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    外見が綺麗で事情がある主人公という設定は他の本でも読んだ。繁田さんの章が好き。皆が本音でぶつかり合っているのが読んでいて気持ち良い。

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    2026年03月25日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    勝手に「こういう人だろうな」と押し付けた裏側にもそれぞれ悩みがあることを想像しなくては。自分にとっての当たり前をアップデートできていないことで軋轢を生んでいることもあるかも。でも、どんな時もお腹は空くしそれなりに食べなくては。

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    2026年03月19日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    ゴリっゴリの昭和脳のおじさんが人を変えられていくさまは痛快そのもの

    なんだ、女か
    はマズいよ、シゲさん

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    2026年02月21日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    初読みの作者さん。新潮社からのメールで見て、タイトルと表紙に惹かれた。
    男性限定料理教室に通ってくる男たちと、講師を務める謎めいた女性を巡るお話。

    だけどもなあ、あまりいい気持ちで読めなかった。
    ボーイズバーでアルバイトする佐野がボスから料理教室への“潜入”を命じられる第一話はともかく、昔気質の頑固な元刑事・繁田の第二話、女性の気持ちには全く気付けない建築家・萩原の第三話、第四話の気弱な中学生・春翔の父親も含めて、女から見る男のダメさ加減が描かれては、これでもかとぶった斬られる。
    繁田のように、男は背中で見せるものと信じて生きてきた、私なんざも一緒に斬って捨てられたような気分。解説に『全女性が拍手喝采、じゃないですか、ここ』って書いてあったが、なんとも、こちらは肩身が狭い。
    そういう文脈の中で、『もう少し体のラインが分かるような服を着て髪を伸ばし、軽く化粧をすれば見違えるだろうに…』みたいな男の心の声がよく出てくるのも、居心地が悪い。
    そうしたぶった斬り方の割には、主人公のりら先生はさばさばしているように見えても妙に女女しているところもあったりして、最後まで“謎めいた”まま何を考えているか分からず。そもそも、どうしてあんな男と一緒になったのかな?

    料理教室のお話なので色々料理が出てきたが、一番おいしそうに思えたのは、繁田が土鍋で炊いたご飯と半熟の黄身の甘みが溶け出した味噌汁だったわ。

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    2026年01月15日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    料理教室に通う様々な背景を持った男性たちのショートストーリーとその料理教室の講師の過去が交じり合わされた一冊。
    それぞれのストーリーは、日常に良くありそうな状況ではあるものの、優しい表現で描かれており、読みながらほっこりとした。

    女性の講師がとても素敵な方であるかのように表現されているのに、なぜ下衆のような元夫と結婚したのかがどうしても腑に落ちない。
    ミステリーの背景となる講師の過去も、よくある恋愛の揉め事であり、その点が残念な気がする。

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    2025年12月19日
  • 雨上がりのビーフシチュー(新潮文庫)

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    ラジオ ポッドキャストで 新潮社の中瀬ゆかりのブックソムリエで紹介されていた本です。

    最初の貝柱のひもを使った料理が美味しそうで やってみたら すごく美味しかった!

    と言っていたので 真夜中のビーフシチューって どんなに美味しそうなものなんだろう?

    と思って読みました。

    思っていたのとは 全く違う展開
    小島遊りら(たかなし と読むそうだ)がやっている
    男性だけの料理教室の話しです。生徒は 5人ですが 年も職業もそれそれ
    なんか読んでいて 女の人の書いた本だとすぐにわかりました。
    奥さんの気持ちがまったくわからず トンチンカンな亭主に イラッとする りら先生
    料理の美味しさは さっぱり伝わってこない
    それどころじゃない!
    りら先生は執行猶予中
    お腹の子供を流産したあと もう作ってやりたかったビーフシチューは 作れないでいた。
    このクソな亭主だった男 新しい若い腹ボテの女と共に 亡くなった子供の墓参りに訪れる。
    そりゃむかつきますわねえ!
    こんなことになりそうな雰囲気に 待機していた
    生徒の5人が リラ先生を守る
    生徒と先生の成長ストーリー
    もっとゆっくり 美味しそうな料理を感じたかったなあ!

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    2025年12月08日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    単純な人間なので見事にミスリードしました。
    途中はモヤモヤでしたが読後感は良かったです。

    『まだあの場所にいる』は登場人物に付きまとう見た目問題や結婚についてなどなど現代の女性から切り離せないあれこれにウッとなりましたが最後まで読めて良かったです。

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    2025年12月08日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    ネタバレ

    映画会社で働く妻が、コンビニのイートインでパスタを食べる義母を見る『あなたのママじゃない』。ともに第一希望の企業に内定の決まった大学生男女。男の家にかつて一緒に住んでいた女が乗り込んでくる『BE MY BABY』。行き詰っている漫画家が、過去に喧嘩別れしてしまった共同制作者のことを思い返す『デイドリームビリーバー』。ワンオペ育児に根を上げかけている妻が、実家の団地で、幼馴染に振り回される『ビタ―マーブルチョコレート』。副担任が、学期の途中で転校してきた生徒の身を案じる『まだあの場所にいる』。の、五篇。

    どれも、あえて書かないことで読者の目を欺き、最後にびっくりさせるという仕掛けがある。ネタバレします。ともに引っ越しをする準備をしている仲のいい夫婦と思わせて、引っ越しは離婚のため夫が出て行くことだったり、元カノと見せかけた女が、若い母親だったり、男同士のパートナーだと思っていたら、片方は女だったり、いじめられていたように見せかけて、いじめた側だったり、かわいいかわいいと褒めていたが、それは「XLサイズだけれど」という但し書きがつくものだったり。叙述トリックというやつ。これは、漫画、ドラマ、映画、などでは出来ない、小説ならではのたくらみだなと、改めて思う。騙された感はある。ただ、ミステリではないので、「ええー、マジか!」という頭の中がひっくり返るような驚きはなかった。

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    2025年09月01日
  • ずっとそこにいるつもり?【一編無料試し読み版】

    購入済み

    映像にしてはいけない作品

    映像にしてはいけない作品 である。オチまで読んで 誤解に気づくのだが、かなり騙されたような気がしていまいちスッキリしない。今どき 反ルッキズムと言われて久しいけれども「美 外見」に対する女性たちの思い入れの深さに粛然とする。ちょっと怪談風の異様な語り口が自分には合わないところもあるな と感じた。

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    2024年11月11日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    あれよあれよと騙された〜
    最初と最後のお話が好き。美月みたいに自分の好きなように生きれたらいいのにね。周りの目を気にしちゃうよね。

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    2024年10月05日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    リズムよく一気読み。
    みんながいう幸せって、なに?周りの誰かの当たり前や常識、それにハマってる自分の思い込みにすぎない…
    本当に好きなことや昔からの夢、自分がどう生きたいかは、そんな他人の目を通してじゃなく、自分で選んで決めていくもの…
    そんなメッセージを、あたたかい人間関係の描写を通じてうけとった。すべての話にビックリするどんでん返しがあるのも、自分の思い込みに気付かされる、おもしろい仕掛けだと感じた。

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    2024年07月29日
  • 初恋食堂

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    ネタバレ

    初め、桐子が顔を隠している理由を「どっち」なのだろうと思いながら読み進め、
    『嗚呼、そっち側の人か…』と思ってしまった自分は、桐子とは真逆のコンプレックスを持っているのだな。と思わず苦笑してしまったけれど、
    桐子に降りかかった災いを知ると無理もないなと思った
    同情とは違うけれど
    なんだろう、勝手に「ワタシで良かったら全然話聞くし!!」と…
    その美貌を自分の個性そして強みとして受け入れ、ちゃんと『恋』が出来るようになって良かったなと
    桐子が、麦ちゃんが、祥太郎くんが素敵な人生を歩めたらいいなと思った。
    ただ、圭一はちょっと理解し難いかもしれないもうちょい読めばきっと圭一も心とか考え方が変わるかもと思ったけれど、圭一の変化と桐子の変化のスピードに差があったんだろうな。
    多分こういう人はまた同じような事繰り返しちゃうんだよね。と思っちゃった自分はやっぱりちょっとイジワルなのかもしれない。

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    2024年06月18日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    全ての話、読み始めと読み終わりで雰囲気がガラッと変わる。「あなたのママじゃない」が一番好きかなぁ。どれもちょっと心苦しいけど、でも最後はちょっと光が見える感じ。

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    2024年06月17日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    女性の視点から描かれてましたが
    男性の自分にも少し理解出来る部分もあり
    間接的に後押しされているような所もあり
    共感できた

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    2024年06月15日
  • ずっとそこにいるつもり?

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    どの話も主人公が現状から一歩踏み出す話。ずっとそこにいるつもり?踏み出すのは自分だよと言われた感じ。

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    2024年05月10日