貴戸湊太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
執務室に住み付き、一切外に出ない変わり者の検事と、新米の事務官がバディを組むリーガルミステリ。
この検事がなかなかの曲者なのだけど、嘘を見抜くのがとにかく得意。きちんとした心理学的な手法を用いて被疑者を追い詰め、やり取りの中から糸口や綻びを見つけて追い込んでいく。
代わりに外に出て調査してくるのは事務官。この凸凹具合がなかなかに楽しく、ぜひシリーズものとして続編を描いていただきたいと思った。
被疑者を追い詰めていく部分は、ゲームの「逆転裁判」のようで好きだ。
キャラクターも良いし、全体的に読みやすかった。
短編タイトル
「殺人ウエディング」
「犬猿の仲の殺人」
「月が綺麗だったから」
「ある -
Posted by ブクログ
在学中の「ユリコ」が一人になるまで淘汰される「ユリコ様伝説」の噂が存在する高校のお話
第18回「このミステリーがすごい!」で「U-NEXT・カンテレ賞」受賞作
映像化を前提とした賞で、私はドラマを先に観てたので、ストーリーの概要は知っていた
それでも設定の一部やキャラクター、特に犯人の動機や終盤の展開がドラマと小説では異なっていて、受ける印象は結構違う
設定や途中の描写、説明のような台詞など、小説のリアリティとしては洗練されていない
トリックに関しては結構雑なので、「実際はそう上手くいかないよねー」とか「警察は無能すぎ」と感じる
けど、まぁこの賞自体がミステリ新人賞の側面もあるので、その辺 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高身長で端正な顔立ちの名探偵・志谷禄郎。その傍にはいつも助手の和戸村丈がいた。実は和戸村が志谷を誘導して推理を披露させていた。そんな2人が過去に解決した事件を模した事件が起こり…。
名探偵なのは実は助手の方だったという話。キャラクターの名前が独特。カメラマンに亀良、釣り好きに坂名って…。5年前に2人が遭遇した山荘での殺人事件。いかにもなエピソード。
探偵が活躍する話って多いけど、実際身内でもいなければ事件に関わることなんて無理だろう。というのを警察官僚の身内から事件の解決を依頼されるという設定で解決しているのもちょっと面白い。権力。
人を操ることを扱った本で前に読んだ『笑うマトリョーシカ』が