貴戸湊太のレビュー一覧

  • そして、ユリコは一人になった

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    シチュエーションは恩田陸さんの『六番目の小夜子』と似ている。ストーリは当然,全然異なるので大丈夫。推理小説の要素が強く,色々と推理しながら読み進めた。しっかり筋が通ており,読み応えも驚きも十分。
    あらすじ(背表紙より)
    百合ヶ原高校には「ユリコ様伝説」がある。ユリコという名を持つ生徒は超常的な力で守られ、逆らう者には不幸が訪れる。ただしユリコ様になれるのは一人だけ。ユリコが二人以上いた場合、彼女たちも不幸な目にあって転校や退学をし、一人だけが残る。新入生の百合子は伝説を聞いて怯えるが、親友の美月に単なるオカルトだとなだめられる。しかし、ユリコという名の生徒が屋上から転落し―。第18回『このミス

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    2020年05月03日
  • そして、ユリコは一人になった

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    ネタバレ

    第18回「このミステリーがすごい!」大賞U‐NEXT・カンテレ賞受賞作、玉城ティナさん主演でテレビドラマ化もされている作品。本作は百合ヶ原高校にある「ユリコ様伝説」をめぐるミステリーで。ユリコだらけの学園の中で最終的に残るのは一名という伝説のもと、ユリコと名の付く生徒が次々に亡くなっていく中で、新入生の百合子(ユリコ)は親友の美月とともに学園のナゾを暴いていく。基本フーダニットのミステリーなのだが、ラストで重層のナゾが一気に解ける一筋縄ではいかない感じが心地よかった。

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    2020年04月21日