小金輝彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【私はどちらかというと、どうやって解決すればいいかがわかるような問題に力を注ぎたい】(文中より引用)
日々その発展が報じられ、多くの期待と不安の眼差しを集めている人工知能(AI)。数十年にわたる歴史的過程において、その歩みに大きく貢献してきた「天才(ジーニアス)」たちの物語を記した一冊です。著者は、「ニューヨーク・タイムズ」のテクノロジー担当記者であるケイド・メッツ。訳者は、ラトガース大学でMBAを取得した小金輝彦。原題は、『Genium Makers: The Mavericks Who Brought AI to Google, Facebook, and the World』。
AI -
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AI活用と今後の拡がりのために
AIの周りで活躍している(した)人々の話である。と同時に、ひと昔前までは割とのんきにAIの活用が夢のような話をしていたきがするが、もはやそれほど話は簡単でもないし、軽くもないという話。状況はますます複雑さを増し、もしAIがシンギュラリティを超えるようなことがあったとしても、それがどのように超えられたかは不明な可能性があるのと、またAIが間違った使われ方をしても誰にも見やぶれない上に政治的に悪用も可能。さらになんでもAI化できるとAGIを信じる者と、その実現性を疑っている人間の存在が示しているのは、AIに対する考え方の研究者の間での多様性が健全に働いているという事でもあるか。とにかくAIの現在地
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Posted by ブクログ
世界に点在する廃墟島から102カ所を紹介する、写真集。
南北アメリカ・・・デボン島、ノース・ブラザー島、悪魔島など。
ヨーロッパ・・・ストーカー島、セント・ギルダ諸島など。
中東とアフリカ・・・ティグレス島、セントラル島など。
アジアと太平洋・・・大久野島、ビキニ環礁、テテパレ島など。
巻末資料 世界廃墟島マップ、図版クレジット。
説明は簡素で、メインはカラー写真。
日本は臥蛇島、端島(軍艦島)、大久野島が紹介されている。
かつては多くの住民がいた島がある。
個人や一族の所有の島もある。
移住するのを試みた島もある。
軍事拠点や砦、灯台守だけの島。
刑務所や流刑地、医療施設など、隔離するため -
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Posted by ブクログ
ここ1-2年で、明らかにGAFAに対する風向きが変わってきているが、この4騎士の上で最も邪悪なのは誰か?その答えは言うまでもない、Facebook/Fuckbookであろう。
未だ蒙古斑が抜けきっていないであろうマーク・ザッカーバーグという餓鬼がパーソナルデータの重さを何とも思っていないが故に発生したケンブリッジ・アナリティカの暴走を、元幹部の著者が暴露したのが本書である。
ケンブリッジ・アナリティカは元々は政治団体へのコンサルティングサービス会社として発足したが、Faebookに登録されたパーソナルデータを違法に抽出し、政治思想をクラスタリングして、彼らの依頼主であったドナルド・トラソプ -
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Posted by ブクログ
現在は第3次AIブームということらしい。そんな超知能と言えるAIを、人生を懸けて作り出す天才たちの物語だ。
AI研究のブームは過去2度ほどあったらしいが、ある壁を超えられずにそのまま下火になっていたらしい。
その間も情熱をかけ続け、壁に挑み続けた人がいたからこそ、今の第3次ブームがある。
まさに「ディープラーニング」が画期的なブレイクスルーと言われているが、実は概念自体は第1次AIブームの時に誕生していたらしい。
すでに60年以上の歴史を経てブレイクスルーに至った訳であるが、その間に諦めずに研究を続けたきた人たちが存在するということなのだ。
周囲からは「まだそんな研究をやっていたのか?」「すで