あらすじ
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世界の廃墟島写真集
風の音、水の響き、そして鳥の鳴き声――
ここにあるのはそれだけ。誰もいない。究極の孤独。
イーストリバーに浮かぶ荒廃屋敷(ニューヨーク)から、沿岸にそびえるナポレオン時代の要塞(フランス)、離れ小島の廃村(スコットランド)、療養所(ベネチア)、流刑地(クロアチア)、軍艦と呼ばれる島(日本)、廃港(スーダン)、廃環礁(インド)まで、102の美しく荒廃した島々を巡る、いちばん孤独な世界航海。
巻末に、世界の廃墟島マップつき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
島には島独特の
廃墟になる理由があり
軍事目的や 資源の枯渇
気候の変化 負の遺産など
その背景を考えるのが醍醐味です
さすがに ナショジオですので
写真は素晴らしく
巻末の地図と首っ引きで
廃墟となった島に思いをはせました
Posted by ブクログ
島は閉鎖空間。
そこで暮らし続けることが大変だったり、収容所や感染施設等、周囲と隔離させる目的だったりと、中々、島のみで生活を続けることが難しいため、孤独さが伝わってきました。
資源がなければ外に頼らねばならないし、外からの補給が断たれたら終わりです。
観測のためや灯台守など目的がないと存続させるのも大変なんでしょう。
訪れる機会はないので写真集で拝見できてよかったです。せめて国内は訪れてみたいと思います。
Posted by ブクログ
世界に点在する廃墟島から102カ所を紹介する、写真集。
南北アメリカ・・・デボン島、ノース・ブラザー島、悪魔島など。
ヨーロッパ・・・ストーカー島、セント・ギルダ諸島など。
中東とアフリカ・・・ティグレス島、セントラル島など。
アジアと太平洋・・・大久野島、ビキニ環礁、テテパレ島など。
巻末資料 世界廃墟島マップ、図版クレジット。
説明は簡素で、メインはカラー写真。
日本は臥蛇島、端島(軍艦島)、大久野島が紹介されている。
かつては多くの住民がいた島がある。
個人や一族の所有の島もある。
移住するのを試みた島もある。
軍事拠点や砦、灯台守だけの島。
刑務所や流刑地、医療施設など、隔離するための島。
修道院や奴隷商の拠点、採掘場など。
何故、廃墟島になったのか?
厳しい気候、過酷な自然の驚異。戦争、侵略。伝染病。
資源の減少、枯渇。辺鄙な場所、過疎など、原因は様々。
人の手で築かれたモノは忘却の時の流れのなかで、廃墟と化す。
野生動物保護の場所となり生物たちの賑わいに湧く場所もあるが、
多くの廃墟、孤独な場所に漂うのは、美しく儚い静寂感ばかり。
Posted by ブクログ
世界には廃墟の島がこんなにあるんだなぁとしみじみ。かつて人がいたその風化された建物になんとも言えない哀愁を感じる。建物がある島はもっと中身写してほしかったなぁ。
Posted by ブクログ
ユーディット・シャランスキー著の
『奇妙な孤島の物語』は白とグレーであらわされた地図でしたが、こちらは写真。天然色がついているのも乙なものです。
廃墟島は絶海の孤島と違い私たちの生活している場所の近くにあったりするので朽ち果てているのに妙に生々しいなぁ。
Posted by ブクログ
廃墟、かつては栄華を誇っていた場所だが、何らかの影響で捨て去られたと言うイメージを抱く。
さすがのナショジオ、簡単には近づくことが出来ない廃墟と化した世界102の島々の特徴的な写真と、そうなった背景などを簡単に説明してくれる。
場所によっては行きたくもなるが、もちろん多くは簡単ではない。
日本では臥蛇島、端島(軍艦島)、大久野島が掲載されている。大久野島は観光地化されているようなので、上陸してみるか。
Posted by ブクログ
世界中の廃墟のある島、つまりかつて人が住んでいたが、今は無人になっている島の写真集。島の過酷な暮らしに耐えられず人が去って行った島もあれば、強制的に移住させられた島もあり、歴史を感じさせます。あと、当たり前だけど島って海だけじゃなくて湖にもあるんだなーとあらためて思いました。