ヨハン・ノルベリのレビュー一覧

  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    タイトルどおりの内容。ただし、その内容を細かなデータに基づいて立証しているところが、凡百の通俗評論家との違いである。マスコミが、資本主義のためにひどい生活を強いられていると表現している人たち(例えば、ウーバーのギグワーカー)の多くが、自分たちの生活をそれ以前よりも良いものと評価していると言うデータは驚かされる。取り敢えず読むべき本。

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    2025年05月16日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義を通して人類の歴史を知る。
    サピエンス全史ともまた違った扇情的なニュアンスも多分にありつつ、資本主義の成り立ちに感心させられる部分も多い。

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    2025年03月17日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義は格差を生み出すだけの残酷な世界、という先入観をデータを使って見事に覆してくれる本。

    ただしいいことばかりではないことも教えてれます。それはたくさん失敗することがあるということ。それでも自由な選択肢がある方がいいじゃない?

    自分には無理と言い訳ばかりする人には耳の痛い話かも。自分がそうならないように思わせてくれる本でした。

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    2025年02月27日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    起業家が利益を出したというのは、彼らが社会に何かを与えた証拠
    利益を得るのは最後

    ゾンビ企業が生き続けると、もっと良い企業に使われるべき補助金や労働力がしばりつけられる

    アリアナマッツカート
    国家がイノベーションの資金を生み出してるという主張、著者は否定的

    著者はピケティにも否定的


    偉大なブレイクスルーは政府の計画や孤高の天才から生じるものではない賑やかなエコシステムから生まれる

    中国は財の市場は認めてアイデアの市場は許さない
    これが続く限り革新的で豊かな経済にはなれない

    イースタリンのパラドックス(豊かになっても幸福度は高まらない)は間違っていた
    幸せはお金で買える、経済成長は

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    2024年11月17日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義の良さを(改めて)理解できる本。
    私たちの周りでは、成長は無意味だとか、GDPくそ食らえとか、格差が甚大な悪影響をもたらしているとか、これまでの経済システムは限界に行き当たっているとか、いろんなネガティブ意見が飛び交っていて暗澹たる気持ちになりますが、資本主義は基本的に上手く機能していることを様々なデータに基づいて冷静に教えてくれます。
    資本主義の現状と先行きに自信を持てない方は是非読んでみましょう。
    これまで資本主義は様々な問題を解決してきたし、これからも解決してくれるでしょう。
    もちろん、資本主義に様々な問題があるのは事実ですが、マイナス面よりプラス面の方が圧倒的に大きいというのが

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    2024年09月29日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    前半はOPENな社会とその効用について歴史的に振り返り、後半はそれに対する抵抗勢力やオープン性が継続しない理由についての考察となっている。
    個人的には、主にネットやSNS等で絶えない紛争について、なぜそのような分断が深刻化するのか俯瞰的に眺めた箴言に膝を打った。

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    2023年01月09日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    オープンの良さとオープンにできない要因が共感。内容を急いで知りたい人は山崎さんの訳者後書を読むと要点分かります。

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    2022年07月23日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義は今後も安泰だと見通しがたった。巷に多くの「資本主義限界説」が流布しているが、おそらくそれはない。あらゆる社会問題は資本主義の中で修正されていく。
    市場倫理(付加価値を出さない人間は除外されて行く)は、ほかのどんな社会制度の動機付けよりマシということ。付加価値を生み出した者が祝福される世界。

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    2025年11月03日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義を無批判に首肯するでもないが、改めて本書の流れを辿ってみると、加速主義的な解決策を用いたうえで果たして人類がどうなるのかというスタンスになるのかという気もする。テーゼは大胆だが、議論の理路はしっかりと固められている。

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    2025年10月18日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    本書の主張は「資本主義はこれまですばらしい成果をあげてきた。グローバル化することで、その威力はさらに高まった。しかもそれは、先進国が途上国を搾取とか、金持ちが貧乏人を足蹴にしてとかいった、不均衡な発展ではない。格差はあるけれど数十年単位で見れば、みんな良くなっている。それは、常に自由と競争とそれによる技術革新が起こり、それが生産性を激増させたおかげだ」というものである。グローバル化が格差を生んでいる、格差が不幸の元凶、分配をどうするか、これからは脱成長を目指すべき、中国のような強力な統制が経済を強くするといったような話が新聞やテレビで良く聞かれるが、過去からのデータを用いてその様な主張が全くデ

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    2025年08月15日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    ネタバレ

    歴史上の経済を見てきて、資本主義が最も世界を豊かにしてきた。
    世界の分配不平等は資本主義の分配が不均等だから生じる。
    それが沢山あると豊かになり、なければ貧乏なままだ。
    (適切な資本主義においては分配の公平さよりも経済の成長率を優先した方が貧困に関する
    問題は解決する)
    →適切でない資本主義とは?
    権威主義者による経済対策
    剛腕指導者は短期的な成長ばかりを重視する
    →ポピュリストが権力の座について 15 年経つと経済は平均で 1 割以上小さくなるという
    結果が出た
    アメリカの言う、中国のせいで労働が奪われているのは嘘。
    中国の輸入に直面した企業は他企業に比べて年率 2 パーセントも多く雇用拡大

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    2025年05月08日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義の意味と素晴らしさが理解できる一冊。本を読む前から、私は資本主義に対して肯定的且つ希望的な感想を抱いていたため、その思考が後押しされた感覚がある。また、"肯定的且つ希望的な感想"とやらを解像度を上げて説明してくれている。一方で、著者の仮説を"正"とするべく並べられる根拠の数々は、少しの偏りと回りくどさがあると感じた。(実際に偏りがあるかは分からないが)

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    2025年04月06日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    ネタバレ

    進歩の代償とされる、よい職の減少、賃金の停滞、格差、などは生じていない。資本主義は常に美しい訳では無い。
    市場は、価値観、才能、努力に報いてくれるわけではない。唯一、他人のために効率よく価値を作り出したものに対して報いてくれる。この自由市場の仕組みが、他の仕組みに比べて優れたものにしている。新たな価値を作り出す動機になる。

    豊かさ、食事、寿命など過去よりも、ずっとよくなっている。
    アフリカでも、モーリタニアやボツワナなど、大発展している国がある。他の国は支配階級が利権を温存しているから発展しない。
    経済成長がなければ、他の問題も解決しない。
    コロナ、戦争などの危機にも自由な対応力が発揮できる

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    2025年03月04日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    一読して、仕組みとしての資本主義というものは、人類にとって今のところもっとも「マシ」な仕組みだな、ということが理解できました。問題はそれに安住して、発展を望まないようになること。トライ&エラーの精神を失わないようにしたいですね。

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    2024年12月18日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    世界の極貧者がこの40年で約30%から約8%まで下がっている。これは驚きの事実。
    これは資本主義が関わっているからであり、これからも上手に活用しなければならない。

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    2024年11月11日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    歴史上、新たな技術などの”異質なもの”に対して「オープン」な姿勢で接した国家が成功してきた反面、それらの国々がいつしか「クローズ」になり、没落していったのはなぜか。人間の進化の過程を遡ってその要因を明らかにし、現代社会に影を落としつつある「クローズ」の脅威に立ち向かう方策を提唱する啓発書。

    著者は、かつての古代ギリシャやローマ帝国から、8世紀以降のイスラム諸国、宋代の中国や近代オランダ帝国に至るまで、歴史上「帝国」と呼ばれた国々に共通する成功の根本要因は、”他所者”たちと能動的に交流する社交性や、それらがもたらす異文化や新技術などを認める寛容性と、既存の価値観に捉われずに新たなものを積極的に

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    2022年08月21日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    ネタバレ

    「オープンな社会の方がクローズな社会よりも望ましい」という直感的にも納得感のある主張を、歴史を振り返りながら検証していくと同時に、なぜ人類はオープンな社会を維持できないのか/維持するにはどうすればいいのかについても考察された本。

    人は、共感しやすい内集団と攻撃的に振る舞いがちな外集団をつくりだすが、内集団を広げて、多様性をどこまで取り込めるかが、オープン性にかかっているような気がした。
    この内集団と外集団の境界は簡単に変化するもので、外集団と接して共通点を見つけるだけでも内集団は広がるし、逆に内集団内で疑心暗鬼が広がるだけでも内集団は狭まる。
    オープン性を維持する方法は、シンプルに、外集団と

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    2022年07月18日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    ヨハン・ノルベリ氏は、1973年ストックホルム生まれの歴史学者・著述家。ストックホルム大学で歴史学修士号を取得後、思想史・経済学・統計学・進化生物学などを横断的に研究。経済グローバリズムと古典的自由主義を擁護する立場で、『進歩』(原書は2016年出版)、『OPEN』(原書は2020年出版)で、英誌「エコノミスト」のブック・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。2007年から米ケイトー研究所のシニアフェローを務め、公共テレビ向けのドキュメンタリーも多数制作。
    本書は、題名の通り、資本主義によるグローバル化と自由市場の優位性を説いたもので、2024年に出版された。原書は『THE CAPITALIST MAN

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    2025年11月17日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    多少極端かなと思うところもあるし、このデータって本当に全体を見たとき、また違う視点から見たときに正しいのだろうかと思う点もあるが、資本主義がこの世界の中で主流となっていることや、今起きている世界に対してある1つの見方を知るという意味ではよかった。
    資本主義は人間の欲と密接に結びついており、よく=より良い生活をしたいより、お金を得たいと言う欲求をもとに成り立っている。
    そのため、資本主義はあらゆる経済や産業に対して発展をもたらす。それは何かの発明であったり改革と言うわけではなく、そこに対してのエネルギーが注がれていた結果だと私は思う
    資本主義があらゆる世界で広まったことによって、人々の経済水準が

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    2025年05月18日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義について突き詰めて考えさせる本。 格差がどんどん拡大しているのではなく、全体で見たときには大きな底上げが進んでいること、また貧しさから抜け出せないのは社会制度に大きく依存していることを理解できた。 かと言って手放しで資本主義を礼賛はできないなとも感じた。

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    2025年02月02日