塙宣之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自身も関東芸人であるナイツ塙氏が、M-1で優勝する難しさを分析している本です。
ナイツもM-1に出場しており、タイトル通り勝てなかった「いいわけ」もしっかり記載してあります。
関東芸人が勝てないのは、さまざまな角度から分析されていましたが、M-1が吉本興業主催の賞レースという構造上、期待されている笑いの性質が「コント漫才」より「しゃべくり漫才」であり、しゃべくりを得意とする上方芸人に有利だからであるということが、ざっくり大きな理由だと思いました。
M-1に破れたコンビたちの分析は厳しくも芸人愛やリスペクトが込められており、それぞれのコンビの特性がよくわかります。読めばお笑いがもっと深く楽しめる本でした。ネタについても言及されているので、YouTubeで観ながら楽しむのがおすすめです。
ちなみにナイツがM-1で勝てないのは、自身たちのスタイルが淡々とローテンションで進める「寄席漫才」であり、4分という短い尺のなかで冒頭からアクセル全開で笑いをとっていく「100メートル走」のようなスタイルが苦手、という分析がされていいました。 -
Posted by ブクログ
ナイツのお笑い論。
"ウケる為の漫才をどう創って行くか?"について本当に考え抜いて創っているんだなと思わざるを得ませんでした(これは、塙さんだけじゃなく多くの芸人さんもそうだと思うけど)。
話す言語、ボケの詰め込み方、キャラクターの売り方、システム笑い、しゃべくり漫才とコント漫才、適した時間の考え方などどれも参考になります。
ナイツのm-1の最高成績は3位ですが、こうゆう人が審査員なのもm-1と言う競技の象徴的な部分なんですね。自分は、今コンテストに望むのだけどその構えの作り方において参考になる部分が多いに有りました。
スーパーマラドーナやゆにばーすは、冒頭の掴みで早く笑いを取ろうと言う焦りが無理している感じがする。ネタに自信があるならすぐに設定に入るべき、という論は自分も納得。なんだか、彼らの漫才を見ていると、"m-1攻略法"自体のお手本みたいな漫才に感じる事がけっこう有ります。 -
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Posted by ブクログ
ナイツの土屋伸之さんが、2年間受験勉強して今年日本大学芸術学部に合格した。
美術系らしく、何を目指しているのか分からないけど、とりあえずオメデトー。
仕事と直接関係なさそうなことに力を注ぐのも何かの役に立ちそうだ。
私はナイツが好きだから、こんな本を読んでいる。
ナイツの塙さんは漫才協会の会長なので、師匠たちや若手芸人の紹介をしているが、東洋館に行かないのでほぼ知らない。
舞台が中心で、テレビには出ない芸人については知らないし、今売れている芸人の過去も知らない。
本書は年配の師匠クラスの人たちの話が半分くらい占めている。
おぼん・こぼんのような仲が悪い漫才師の裏話なども漫才協会にいないと分からない。
知らない漫才師の話題が多いのは確かだが、"いとうあさこ" や "コウメ太夫" なども出てくるし、
"バカリズム" "ウッチャンナンチャン" "出川哲朗" "ねづっち" なども登場するので飽きずに読めた。
吉本興業をかなり意識していることも分かる。
浅草は近いので、いつか東洋館にも行きたいと思っている。