あらすじ
何度も呆れるけど、それでもずっと愛してる。
「ギギギギ」と笑い、布団の上で飯を食うし、注射と聞くと部屋に籠城ーー
変なおじいさんとのちょっとおかしな二世帯暮らし
\ファン第一号、清水ミチコ氏が笑い泣き!/
ものすごく面白いお義父さん。
見つめてる塙さんはもっと面白い。
●「はじめに」より
「のぶたん!」
呼ばれた方へ振り返ると、一人のおじいさんが立っていた。静夫さんだ。
静夫さんは、僕と共に暮らすお義父さん。僕は今、都内の一軒家に住んでいる。僕の奥さんと3人の子どもたち、そして奥さんの両親と同居する、いわゆる二世帯住宅だ。
静夫さんは1945年生まれ、奄美出身の77歳。長年、東京で自動車教習所の指導教官や、タクシー運転手をしていたけど、数年前に脳梗塞になり、足腰を悪くして糖尿病も患い、いまはゆっくり隠居暮らし中。
僕が静夫さんの話をすることで、多くの方が父親を懐かしんだり、温かい気持ちになれるなら、書く意味もあるんじゃないか。そう思うから今、筆をとっている。
世の父親の大半は、身内や周りに迷惑をかけているかもしれない。でも、なんだかんだ結局、愛されているはずだ。そんな父親に呆れつつ、苦笑いしている多くの息子、娘さんたちに共感してもらい、多少なりハートウォーミングな気持ちになっていただけたら嬉しい。
静夫さんを通して「うちの親父も大変だったな」と、それぞれに思いだし、ひと笑いしてもらえたら何よりだ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらま、評価が低い。なぜ。
私はいいと思いますよ。
塙さんは先々静夫さんのように懐の大きいおじいさんに確実になると思います。
それも、静夫さんの良い部分だけを取り入れた人に好かれるおじいさんに。
Posted by ブクログ
マンガ本が来年1月に発売される情報を受けて、この本を初めて知る。
この本にも書かれているが、静夫さんネタはラジオでよく聞いていて、デフォルメされているだろうけど、毎回笑える!
その静夫さん、本当に面白い人、変わった人だと改めて知ることとなった。
けどやっぱり、ネタとしての静夫さんは数倍面白い(笑)
Posted by ブクログ
「のぶたん!」
私も、のぶたん!と呼ぶ知人がいる。
勝手に親近感が湧き手に取ってみたら、なんと義理の息子(ナイツの塙さん)を義理の父(一部では有名人)がそう呼んでいた!
なんてかわいらしいのだろう(義理の父が)。と思ったが意外と癖者のお義父さん。なかなかの個性的な方で、、傍から見たら面白いのだが。。
ナイツの塙宣之さんが義理の両親との日々の同居生活を綴っている。義理の父親なんて、つまり血の繋がりもないし、生活環境も全く違うだろうに。大変さが伝わってくるし、癖者のお義父さんに突っ込みたくなる事満載(笑)。しかし、さすがナイツの塙さん。交わし方、受け入れ方が、上手い。そしてきっととても義理父から好かれてる。
塙さんは、自分の親にできない分、義理の両親に親孝行している、と言っている。
職場の先輩も転職前、地方で介護施設にいた母の為、介護の資格を取って働いていたと言っていた。自分が誰かを親切にしていたら、母もきっと誰かから親切にしてもらえると思って、と言っていた。
人を思う気持ちって大事だな、人と関わっていくって大事だな、と思わせてくれる本。
Posted by ブクログ
「静夫さん」って、ほんとに困ったお義父さん。
それなのに
「漫才のネタにもなるし…」と、サザエさん一家みたいに暮らしている塙さんに感心!
「ギギギギ」って笑われると憎めないらしい。「ギギギギ」?聞いてみたいな。
日々、みんなを困らせる静夫さんが言う。
「妻には、感謝しかありませんね。彼女の作ってくれるご飯を食べられるのがとても幸せ…」
それを聞いた塙さん
「妻には感謝を忘れてはいけない。僕自身の夫婦関係でも、肝に銘じておきたい。」
核家族にない、いい連鎖。
うらやましい。
ご自宅の写真があるのもいい。