あらすじ
20年前、渋々入った漫才協会で人生が変わった――。
ナイツ塙さんによる、漫才の「舞台」に立つ芸人について綴ったノンフィクション。
2023年6月に漫才協会の7代目会長に就任された塙さんは、
数々のバラエティ番組にて漫才協会で出会った師匠方を紹介してきました。
東洋館の寄席に出演している師匠たちはテレビに出演することがほとんどなく、
さらに舞台だけで生活をしている芸人はごく一部です。
また、テレビに引っ張りだこでどんなに忙しくても、
新ネタを作って定期的に舞台に上がる芸人もいます。
なぜ彼らは舞台に立つのか――。
塙さんにしかできない、独自の視点で紐解きます。
これまで出会った師匠とのエピソードをはじめ、浅草のお笑いについて、
塙さんが漫才協会で行っている改革、
若手やテレビで活躍している人気芸人にも触れ、「舞台の魔力」に迫る1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漫才協会会長自ら宣伝部長となって、会員である師匠たちの紹介と、今後の協会のビジョンが描かれています。
師匠ネタは普段のラジオやテレビでも結構話されていて、いわゆるイジりなんだけど、凄く漫才愛を感じます。アイデアマンかつ改革者ながら、受け継がれてきたことも大事にし、少しでも協会やそこに関わる皆を笑顔にしたいと奮闘している。映画まで作ってたなぁ。
内海桂子師匠との師弟関係こそが、彼ら(ナイツ)の今を作り上げたのだなと。お別れはジーンとしました。
浅草東洋館に行こう!っと
Posted by ブクログ
漫才協会会長の、ナイツ塙宣之氏。
そもそも漫才協会ってなんなのかよくわかってないことに気がついた。
日本の漫才のためのなんか協会かと思ってたら、全然違う?
漫才師でも大半が所属してるわけでもなければ、全ての漫才師のために存在するわけでもなく、協会に所属しないと一部の小屋に上がれない上に、所属するとテレビに出る機会が激減するので、所属するかテレビに出たいか選ばなあかんようなところみたいで、しかも、文部科学省から助成金を受け取っている。
たくさんの「師匠」達が挙げられているが、大半が今や単独では食っていけないロートルばかりで、それを舞台に上げるために税金から金受け取ってるの?
吉本興業がバリバリの舗装路で、自分たちが荒野での腕試しみたいな設定、そもそも間違ってないか。
助成金を受け取っているということは、文化としての漫才、芸としての漫才、ようわからん漫才を継承して保護することに価値があるということ?
そのくせ、誰もが所属出来るわけではなく、自分たちが気に入ったやつしか入れへん仲良しクラブ。
あんなあ、だからおもろないねん。
どっちか取れや。
本の内容は、聞いたこともないようなおもろくもないような芸にしがみついている老人を、リスペクトの名で腐すオンパレ。しかもそのエピソードが、全くおもろない。
だからあかんねん。