水野瑠見のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現在活躍中で人気の児童文学作家さん達の
中学生にも納得できる
ジェンダーフリーアンソロジー
こんな素敵なアンソロジーが読める中高生は
なんて恵まれているんだろうと感動さえしてしまいました
朝井リョウさんの「正欲」をはじめ
ジェンダーフリーを難解にしすぎているのかもしれませんね
昔の中高生には、少し物足りないところもあるかと思いますが、6人の作家さんにもとても興味を持ちましたので、作家と作品を記録しておきます
「Peony」
漫画 鎌谷悠希
2000年月刊Gファンタジー「華屋」デビュー
2008年「隠の王」テレビアニメ化
peonyはお花の芍薬
男女による香りの性別の違和感
「女子高か、共 -
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Posted by ブクログ
中学二年生のとあるクラス内の、人間模様を数人の目を通してみる事が出来る連作集です。学校と言えば人間関係のヒエラルキー維持で多大なエネルギーを消費しますね。上手く渡って行けなかった自分を思い返すと忸怩たる思いもありますが、やはりこういう体当たりの青春って読んでいて眩しいですね。
成長に伴って一緒に居る仲間が変わって、以前の友人と過ごすことが出来なくなったり。幼馴染が異性だったことに気が付いて気まずくなる瞬間があったり。無理な背伸びをして本来の自分が楽しいと思う事を見失ったり。自分より劣っていると思っていたクラスメイトに負けてしまった瞬間に湧き上がる理不尽な怒りだったり。
児童文学ですが大人が読む -
Posted by ブクログ
14歳。まだ全然大人ではないけれど、自分と他者の違いにより敏感になる繊細な年頃。
1つのクラス、性格の異なる4人の主人公たちの日常オムニバス。
気が強い女子や、調子に乗ってやりすぎてしまう男子などは登場するが、全体を通して明らかに残酷なヒール役がいないところがリアリティがあってよい。
自分の立ち位置を気にするばかりに、かつての親友と他人のようになってしまった女の子。
具体的な夢や目標はないけれど、何者かになりたいと望む女の子。
どこか下に見ていたクラスメイトが、自分よりずっと大人だと気づいた男の子。
どこのクラスにも普遍的にいそうで、共感性が高い作品だと思った。とくに最後の話は、中学生男子ら -