ルシア・ベルリンのレビュー一覧

  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    記録。キャラクターが多種で、魅力的。未熟な人たちの苦しい日常の中でもがく生命力が描かれている感じでした。

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    2025年01月01日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    作品によってスッと入るものとそうでないものがある。『メリーナ』『カルメン』『BFとわたし』は描写が丁寧で心地よい

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    2025年01月01日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    前作にブコウスキーのようなパンクを感じていたので読んだが、
    今作はパンチが弱いと感じた。
    読後感はとても普通だ。なので、何も入ってこない気がする。
    訳者あとがきを読んでようやく、各作品を見出しぐらいの短さでまとめてくれていて、ハチャメチャ感を知ることになり、星2つから星3つにした。
    しかしやはり、この作品には作者の女性らしい優しさを感じるので、他にはない特長が消えたと思う。それは訳者にもせきにんあるとおもう。

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    2024年12月25日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    3度の結婚と離婚を繰り返し、4人の子どもを育て、アルコール依存症にも陥った。そんな著者の壮絶な人生をベースにした「オートフィクション(自伝的虚構)」。とても評価の高い本だったけど、ついていけなかった…。いろんなエピソードが時系列でなくつづられていて、登場人物もそのたびに違うし…。楽しめてる人がなぜ楽しめているか知りたくてくらいついてみたのですが。コインランドリーで色とりどりの服がまわる描写など、端々にきらりと輝く表現がある感じはわかったけれど…。いつかもう一度チャレンジしてみたい。

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    2024年12月18日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    アラスカに生まれ、鉱山技師の父親とともに各地を転々としてきた著者。
    学生時代、チリで成熟していった彼女の人生の一片が、この短編集に匂う。


    そこから始まった3回の離婚とシングル混ざ^としての苦渋に満ちた人生を足下に持つからこその、彼女の文体イメージだと思える。

    「掃除婦の為の・・」「すべての月・・」に続く3作目の読書。
    やはり❣ベルリンだと思う作風に満ちている・・中南米の空気感の中での豊穣に満ちた人々の生活感。
    生活は苦しかったり、悲惨な内容もあるだろうに、余計な感情は微塵も伝えぬ、短いセンテンス。

    日本人のウエット気味の感覚からすると両極端の様なほどに,乾いた・・それでいて真理を突くよ

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    2024年12月08日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    ネタバレ

    ルシア・ベルリンが彼女の生きてきた道のりを書いた短編集。とても興味深く読み始めた。各短編の内容から彼女の起伏の激しい人生を想像してみるが、私の想像を遥かに超えた人生だったのだろうな。

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    2025年02月01日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    一人称での記述だから、突然一人称の人物が変わることがあるので、ストーリーラインを追うのが難しいと。油断するとわからなくなる。各編を超えて、名前が違うけど似たキャラクター、慣れない外国人の似た名前の登場人物が多いというのもあると思います。日本の小説とは勝手が違いますね。ストーリーはやはり日本の文化とは違うので、日本の小説だけ読んでいるのと狭い世界に閉じていすぎるんだと、文化的に閉じた読書の欠点に気づかせくれます。

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    2024年10月14日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    人の歴史が駆け巡っていく。そして時々逆戻りして跳ね回る。短編ひとつひとつのエネルギーが凄くって読み終わるたびにどっと疲れる!きっと読んでいる間力が入っているんだと思う。それくらい力を入れないと読みきれない。
    バス通り、人々の流れ、コインランドリー、etc
    中古の本から時々タバコの匂いがした。本そのものかもしれないが、きっと話しのエネルギーがそうさせたのかもしれないと思わせた。

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    2024年08月01日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    表紙の写真の影響もあると思いますが、どの短編もモノクロの映像が思い浮かぶような文だと感じました。

    またどの物語もあらゆる形の疵(「傷」ではない字のきず)を描いているような印象を受けました。でも、暗さの中にも不思議な明るさも見え隠れして、独特な文体だと思います。

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    2024年04月20日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    母からメルカリで売って欲しいと預かった本の一冊で、ずっと家事のマニュアル本かと思っていた。
    なかなか売れないので、読んでみたら、めちゃ面白い。
    小説なんだ!と思ったら、ほぼ事実の小説とのこと。
    どこでも読んだことがないような刺激的な文章だった。

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    2024年04月01日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    お嬢様学校に通う女学生と共産党員の先生とで貧民街にボランティアに行く話と、表題にもなっている掃除婦の話が好き♡
    自分が資本主義の奴隷だから共産主義的動きを見ると唾吐きそうになる

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    2024年01月19日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    短編集の2/3を読み終えるまでは、ひたすら、退屈で読みにくい本だと思った。
    最初は、訳が下手くそなのかとも思ったけど、時々、ハッとする美しい表現が出てきて、そうではなさそうと思い直した。
    喪の仕事まで来て、少し変わって、沈黙、さあ土曜日だ、巣に帰るの4編は良かった。

    簡潔な文章で、特徴としては、周囲の状況を描くことで、主役について物語を紡ぐ。それが、若い頃の数編においては、私が村上春樹に感じる、それいらなくない?関係なくない?という感想。

    そこから、どんどん、作者が歳を重ねていき、彼女の人生が酸素ボンベを離せない状態であることまでわかるうまいチョイスをしている短編集の構成になっている。

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    2023年09月15日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    僕のような年寄りには、他人の人生の生き様を読まされてもたいした感想も持てない。ふ~ん。そうなの大変だったね。
    人生色々だよ。位の薄っぺらい感想しか持てない。
    これが、若い時に出会っていたら、とても感動出来たと思う。他人の人生から学ぶ事は有るけど、この年で学べたとしてもね、たいして役に立たない。

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    2023年09月14日