J・P・ホーガンのレビュー一覧
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J.P.ホーガンの古典SFのコミカライズ。やはり古典SFは星野氏が合う!本格SF作品は久々ではないだろうか?変わらない星野氏のタッチは2001夜物語やムーンロストの興奮を蘇らせるのだ。
帯に書かれた「月面で発見された死後5万年を経過した遺体」のキャッチコピーは宇宙の謎と神秘をかきたてる。いったい何がどうなればそんなことが起こるのだろうか?宇宙人?タイムスリップ?
現実の世界では宇宙開発の予算は年々削減されており、このようなSFの未来は訪れないのかもしれない。しかし、やはり宇宙は人に夢や希望を与えてくれるものだ。
1巻はストーリーの展開が早く、かなりの密度で展開されている。次々と明らかにな -
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■感想
・第一巻と第二巻はとても刺激的でした。後半はわりと普通のSFだったかもしれません。
■内容
・最終巻。
・ランビア人(ジェヴレン人)の企み(地球制服と地球人の奴隷化による「復讐」)は進む。
・国際平和委員会のため地球はほぼ丸腰の状態。企みだけでなんとか危機を回避しなければならない。結果的に戦争にならずよかったとも言える。
■設定
【チャーリー】仮称。月面で発見された男性の死体。物語の発端。約五万年前に亡くなったらしいがほぼ地球人と同じ肉体構造。手記を残しておりそれによって研究が進んだ。
【月】テューリアンの五万年前の贈り物。元々惑星ミネルヴァの月だった。核兵器が使用された痕跡がある -
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今回は特に大きな驚きはありませんでした。地球はシャピアロン号のガニメアンたちを大歓迎するが国際平和委員会とその背後の存在がそろそろ動こうとしており大きな戦いの予感が膨らむ。
▼惑星ミネルヴァについての簡単なメモ
【ヴェリコフ】国際平和委員会のメンバー。巨体。
【ガニメアン】ガニメデで発見された宇宙船に乗っていたので便宜上ガニメアンと名付けた。おそらくミネルヴァ先住民族だと思われる。額の特殊な器官のおかげで他者の考えがある程度わかるゆえ戦いを知らず争いという概念自体がなく、またそれゆえに完全なベジタリアン。ミネルヴァの古生物学で魚類の頃肉食動物は存在していたが他の動物は毒を体内にためることで -
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★私たちは 必要としています。 友情と…… そして援助を……(p.203)
【感想】
・おー、ダイナミックな展開!!
・けっこう理屈にあってるなあ。
【内容】
・ミネルヴァ崩壊以前の地球の状態と古生物の謎に対する仮説が立ち上げられる。
・ガニメデで見つかった百万年前の宇宙船には未知の異性人と地球の古生物(実験用か?)が乗っていた(もちろん皆死んでいる)。どうやら彼ら(便宜上ガニメアンと名付けられた)はミネルヴァの先住種族(巨人)であり先細りの母星を見捨て大移民船団をつくり脱出したようだ。
・一方ガニメアンのことを発表した地球では国際平和委員会の動揺が激しくなにか知っているように思われた。も -
コミックとの相性は悪いかな
小説を読んでいたので、コミカライズしたものはどうかと思って読んでみた。
しかし、原作のイメージと印象が違い少しごちゃごちゃした感じがする。