前嶋和弘のレビュー一覧

  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    筆者によるとキャンセルカルチャーとは、「差別反対や平等性・公平性のために、これまでの歴史や文化、習慣などを見直す行為」のこと。ブラック・ライブズマター(BLM)運動、Me, Tooがその代表である。一方で、文化のキャンセルに対する保守派の反発も強まっており、その象徴がトランプ大統領であった。争点は、移民、銃規制、妊娠中絶などアメリカ文化の広い範囲に広がり、分断は深まっている。

    本書は、キャンセルカルチャーやその反発への背景を、歴史に遡りつつ解説したもの。また、選挙ビジネスやインターネットの発達が、分断を加速していることも、よく分かる。とくに後者は深刻で、解決は難しいと著者は考える。

    とはい

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    2023年09月02日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    正義のミカタやニコニコで身近に感じている人の本。
    わかりやすくて「あぁアメリカ人は日本人とは考え方が本当に違うんだな」と思わせられました。

    そして子鹿がいるような森に食べるためでもなく遊びに行くように猟銃しにいくのは衝撃的でした。

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    2023年02月21日
  • トランプ人気の深層

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    トランプが大統領になる前の本。
    トランプはあり得ないとする人が多い。が、トランプ大統領は誕生してしまった。既に世界は振り回されている。

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    2025年04月30日
  • トランプ人気の深層

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    たまにはこういう本も読んでみる。

    佐藤優さん、中林美恵子さん、デーブスペクターさんの章がわかりやすく面白かった。

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    2025年03月17日
  • 分断されるアメリカ

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    マイクロターゲティングで個々の有権者の動向を徹底的に洗い出す。例えば、ある人が、これまての5回の大統領選挙で1回も投票した事がなければ、その人のところへは戸別訪問する事はない。ある人が、1回は選挙に行った事があって、それも自政党へ投票していれば、そこをターゲットに戸別訪問する。その人が投票に行って、自政党へいれたかどうかは、一部の郡では選挙を管理する側が投票結果まで見せてくれるところからわかる.そもそも聞き込みを入れるとわかってしまう。これに加え、ネットの書き込みとか、ブローカーから売られているクレジットカードのデータとか、それらを分析していくと、かなり精度の高い人物像がわかる。そして、その人

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    2025年03月11日
  • トランプ人気の深層

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    6人6様のトランプに関する本。
    トランプはやめた方が良いという論調が多かったが、トランプが当選したことを知っている現在の我々にとっては、心配でならない。前半の5人は自分の専門から、より具体的なインタビューや証拠から自論を固めていて、説得力があった。しかし、一番、面白かったのは、最後のデーブ!日本人ではわからない、現地アメリカ人の環境から批評を展開。特にカマラハリスに関しては、結果を知っているので、さすがと頷いてしまった。

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    2024年11月25日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    現在のアメリカの分断がなぜ起こっているのかがよくわかる良本。
    ニュースだけでは表面的にしかわからない保守とリベラルの意見だが、どちらもその主張に至るまでの理屈があるのだと気づかせてくれた。

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    2024年11月03日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    アメリカは相変わらず極端だと感じ、日本と違いすぎるので、読んでいて面白かった。特に銃規制に関しては、規制が進まない理由がよく分かった。
    タイトルの「キャンセルカルチャー」という言葉は初めて知ったが、それに基づくアメリカでの動きは、正直全く共感できなかった。例えば、ジョージ・ワシントンが批判される、というか否定される理由が、「奴隷を持っていたから」だけ。若干の失望を感じてしまうのは分かるが、時代を考えれば、普通の事としか、私は思わなかった。それはそれとして、彼の功績は評価されるべきだろう。
    偉人たちの銅像を撤去するとか(実際に撤去を決定した事もある)、負の側面の記述を追加するとかではなく、破壊し

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    2024年01月29日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    cancel cultureを軸に現代のアメリカ合衆国の動きを解説した本だが、一般のニュースではほとんど耳にしないことが多くて楽しめた.Black Lives Matter(BLM)運動が全米を席巻する中で、political correctnessに対抗して出てきてのがcancel cultureの由.トランプ前大統領の言動が深く関わっているようだ.批判的人種理論(critical race theory)も初めて聞いた.分断国家の傾向が定着し、中南部と東海岸・西海岸地区、それぞれ共和党と民主党の地盤となって、それぞれが言い争う.FOX NewsとNBCなどの従来TV局がお互いの報道をフェイ

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    2023年03月20日
  • 分断されるアメリカ

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    2期目を目指す共和党トランプと民主党カマラハリスが戦う大統領選直前の模様です。
    共和党はキリスト教福音派などの保守的な白人に人気。
    民主党は労働組合員やヒスパニック、黒人等のマイノリティに人気。
    トランプ氏が勝利して関税で外国を振り回している今、米国内の様子まで気にしている余裕は正直ありません。
    また「シビルウォーアメリカ最後の日」という映画が紹介されていましたが、タイトル以外褒める所がない駄作です。

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    2025年10月24日
  • トランプ人気の深層

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    本書は2024年7月の刊行で、トランプvsバイデンの大統領選を前提に書かれたもの。
    バイデンの撤退も多少考慮されているが、カマラ・ハリスでは支持が得られないという雰囲気が感じ取れる。
    実際に、トランプvsハリスとなり、トランプの圧勝という結果が出た。

    トランプ人気はトランプ本人の政治家としての資質に期待するものではなく、反バイデンや反民主党によるところが大きいようだ。
    トランプ・共和党vsバイデン・民主党は、かつての安倍・自民党vs野田・民主党の構図に似ているようにも思う。
    政権党は何かと叩かれるのは、どこの国も同じだ。
    そうさせないためには、ロシアや中国のように独裁政治にするしかない。

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    2025年01月24日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    24年の大統領選挙も終わり、トランプが圧勝した事で、この著者の考えた方向には残念ながら、当面進みそうにない。
    時間が解決する部分もあるとは思うが、民主党は早急に敗因を分析して、勝てる候補、勝てる政策を打ち出さないと、この状況が固定化しそうで怖い。

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    2024年11月14日
  • トランプ人気の深層

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    トランプとそれを取り巻くアメリカの社会状況の分析書。
    テレビなどでの薄いのコメントとは異なり、度深く考察されています。しっかりと今のアメリカを知っておく必要がある人は目を通しておくと良いでしょう。

    ただ、この本が書かれた後、トランプさんは暗殺されかかり、バイデン大統領は候補者から降りました。そのことにより、現在の情勢は幾分変わっているように思います。

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    2024年07月28日
  • キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

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    基本、リベラル万歳、ポリコレ正義側の視点。キャンセルカルチャーは必然。
    言葉柔らかいが、そこに異論がないところが、立場が異なって、納得もせんので私は与しない。

    言葉が正しければ、ラディカルに「正義執行」という風潮は、先人の努力をむしろ破壊すると思う。

    ま、米国さんがどうなっていくのかは気になるが、間違っても同じ論調を日本に持ち込んでほしくはない。
    日本という、地政学的にもヤバいところにある、繊細で歴史ある文化を、移民が作った土地の余った人工国家と同列に並べる議論にならないことを祈る。

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    2023年03月10日