ケイト・クインのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
女同士の真の友情は無いとも言われるが、この小説の中では第一次世界大戦でフランス軍のスパイとして活躍したリリー、イブの真の友情と第一次世界大戦で全てを失ったイブと第二次世界大戦で大切な人二人を失ったシャーリーの間の真の友情、硬い絆が確かめられる。
リリーとイブは、女性に能力などないと信じられている社会という戦場の中で、そして本当の戦場の中で敵の目を何度もすり抜け味方のために命がけで情報を送っていた。失敗すれば射殺されるか牢獄で見殺しにされるか…戦後に勲章など送られても意味がない。
なぜ真の友情が芽生えたのか。それはリリーやイブが、味方のために命をかけて戦い、仕事をやり通し、それ以外の幸せは全て捨ててきたからだろう。
今は、女性が活躍出来るよう社会が協力してくれている。「まだまだだ」と言われるがそれでも仕事で活躍する幸せ、恋愛をする幸せ、家庭を持つ幸せといくつもの夢を追うことは可能だ。
しかし、リリーやイブは本当に全てを捨て、使命と仲間だけを守った。それなのに、終戦後、その親友までもイブは失ってしまった。
失意のまま30年のうちに、第二次世界大戦が起き、再び多くの悲劇が起きる。第二次世界大戦で大切な兄を失い、自暴自棄の中、「亡くなった」と言われている大切な従兄妹だけでも探そう立ち上がる19歳のシャーリーがイブの前に現れる。お金持ちのアメリカのお嬢さんだが、失意の中で誰の子か分からない子を妊娠し、こっそり始末させようとする親を欺いて逃げてきた子だ。
イブの目から見れば、青二才のお嬢ちゃんだったろうが、たった19歳の女の子が自分の将来もお腹の子の将来も見えないまま、異国でイブというガラの悪そうな過去のありそうな女性を頼りに従兄妹を探す旅を始めた。なんてたくましいのだろう。
シャーリーとイブと「イブの何でも屋兼運転手」のフィンの車での旅は戦争でそれぞれ別の場所でズタズタに傷つけられた3人の旅だが、明るく、お互いを思いやり、口は悪いがこれもまた真の友情が芽生える。それまでに三人が送ってきた悲劇は経験したくないが、この三人の旅は羨ましく、その中に入りたくなる。
救いのない展開ではなくて良かった。リリーも喜んでくれているだろう。
-
Posted by ブクログ
1947年、戦争中に行方不明になったいとこを探すシャーリー。手がかりは一人の女性・イヴ。尋ねてみると、イブは酔いどれ、しかも指は潰れたいた。イヴは元スパイだった。第一次大戦中、ドイツ占領下のフランス北部へ潜入。凄腕のスパイ“アリス”が無数の情報源を統括していた。イヴの過去、いとこの運命は? 傑作長編!
アリスは実在したスパイらしいです。そのアリスやオラドゥール=シュル=グラヌの悲劇とか初めて知ることが多く、歴史的なものでも私は圧倒されました、知識を得ながら興味深く読めました。タイトルはアリスなんだけれど、シャーリーとイブ(イブの活躍した過去のこと)の二人のお話で進んでいきます。絡み合って、それでそれでとページが進みました。最後の方の二つの物語があったところは、もう息をつくのが大変。女性たちの力強さ、生き残ったものたちの心情、そして、明るい兆し、読み応え十分。登場人物は皆魅力的で(悪役ルネは悪い度合いがうまく出てて)そういった面でも楽しめました。 -
Posted by ブクログ
偶然にも似たような小説に連続して出会うことが時々あるのだが、今回もそう。
こないだ「コードネーム・ヴァリティ」を読み終わった後すぐに本作である。
女性主人公2人目線、主人公は女スパイ、舞台はヨーロッパ戦線。WW1とWW2の違いがあるとはいえ、敵役はドイツ(とそれに加担する組織や個人)
読んでいけば、味わいの違いはすぐに分かるのだが、なんという偶然か?それとも翻訳小説界ではこの辺のテーマがブームなんだろうか?どちらも傑作だというのがまた偶然。
読み始めは、なんだか貴族系上流階級女子のとっつきにくい話だなぁ、今更亜流の「風と共に去りぬ」でもあるまいし…と正直ちょっとペースも遅れ気味だったんだが
二人の主人公の動きが徐々に関連づいてくるにつれて、ぐいぐい話に引き込まれていく。しかも史実に基づいた部分が非常に多く、ノンフィクションを史実に編みつけていくテクニックの上手さは読みどころ核心!
物語の終焉も綺麗に整っていて、余韻が少々苦い「コードネーム・ヴェリティ」よりこっちのほうが俺は好みかな。
それにしても、2つの戦争の結果、ドイツって国はとんでもなく大きな負債を背負ってしまったものだ。現代において、EUであれだけ大きな貢献をしていても、いまだ悪役まっしぐら。きっと日本だって欧米から見ればそういう国なんだろうなぁ。ほんま戦争はあかん。 -
Posted by ブクログ
「リリー」イヴは衝動的に尋ねていた。「怖いと思ったことはないんですか?」
リリーが振り返る。傘の縁から滴る雨粒が、彼女とイヴのあいだに銀色の幕を張る。
「あるわよ。誰だってそうでしょ。でも怖いと思うのは、危険が去ったあとーーー危険が迫っているときに怖いと思うのは、自分を甘やかすこと」彼女がイヴの肘に手を絡ませた。
「アリス・ネットワークにようこそ」(P.117)
-----
第一次世界大戦の最中。ドイツ占領下のフランスで、連合軍のためにスパイ活動をする女性たちの組織、「アリス・ネットワーク」。超敏腕スパイ、コードネーム=アリス・デュボア(本名=ルイーズ・ド・ベティニ)が作り上げた組織だ。ルイーズ・ド・ベティニを筆頭に、登場人物の多くは実在の人物で、この作品は、著者の脚色はあるものの、基本的には史実に則った歴史小説である。
物語は、二つの時代と視点から描かれる。一つは、第一次世界大戦中、アリスの後輩スパイだったイヴリン・ガードナー。アリスや同僚のヴィオレットと共に、スパイ活動に心身を捧げた時代が描かれる。アリスは「リリー」という愛称で呼ばれ、数数のエピソードでその敏腕さが伝えられる。
もう一つは、第二次世界大戦終戦直後のイギリス。戦時中に失踪した従姉妹を探していた女子大生のシャーロットは、ヒントを求めて訪れたロンドンの古い住宅でイヴリンと出会う。二人の物語は時代を超えていつしか交錯し、クライマックスに向かって加速する。
歴史小説とは知らずに、完全なフィクションとして読んでしまった。あとがきを読んでアリスが実在の人物だったと知ったときの、衝撃たるや!なんだかもう、表紙を見るだけで震えが来る。アリスは一体どんな気持ちで日々を送っていたんだろう。いつも危険と隣り合わせで、生き延びるためにできることはなんでもして、常にマニュアルのない臨機応変な行動が求められて・・・いま私が最も愛している「リラックスして心置きなく眠る」から最も離れたところにある日々。誰かに心を許すことも、ネットワークのメンバーにさえ本名を明かすこともできない、たった一人で戦い続ける毎日。怖い。その孤独を想像するだけでゾッとする。
海外小説は読み慣れない。というか、今までハリー・ポッターシリーズくらいしか読んだことがない。日本純文学特有のあの、世界に一つに表現を求めてあらゆる単語や文章をこねくり回すまどろっこしさと美しさに酔いしれるスタイルとは真逆の、スピーディにどんどん進んでいくストーリー展開を楽しむことに重点を置くスタイル貫く海外小説には、あまり魅力を感じてこなかった。が、「2019年度 本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン」第1位獲得という文言につい惹かれ、アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」と一緒に読んでみようという気になった。
凄まじい読み応え!読み応えが「ある」とかじゃなくてもうこの本自体が「読み応え」そのものだと思う!(私は何を言っているんだ?)
こんなに分厚い本を読み切れる気がしなかった。でも読んでいたら、特に中盤以降、それまでのストーリーに散りばめられていたいろんなピースが徐々にハマっていって、その心地よさに踊らされているうち、あっという間に時間がすぎていった。
同じ長編小説でも、村上春樹や江國香織を読み終わったときの達成感(あるいは疲労感)とは全く違った、物語のスケールのあまりの大きさとその圧倒的な重厚感からくる達成感(あるいは疲労感)を得た。読んでよかった。これは文句なしに100%人に勧める。 -
Posted by ブクログ
1947年、アメリカからシャーリーは戦時中に行方不明になったいとこのローズを探しにフランスにやって来た。手がかりを辿り、出会ったのは英国の元スパイのイヴだった。第一次世界大戦のとき、ドイツ占領下のフランスでスパイとして過ごしたイヴの壮絶な過去と、第二次世界大戦中の話が交互に描かれる。
これは凄まじく面白かった。
イヴはフランスにおけるスパイのリーダーアリスのもとで働くのだが、このアリスネットワークは実在したものなのだそうだ!(わお) また、第二次大戦中のドイツによる信じられないような虐殺事件も実際にあったそうだ。他にも何人もの登場人物が実在したと著者あとがきに書いてある。
イヴがスパイとなり、潜入していく様、情報をとるため危険な目にあう様、読んでいてヒリヒリする。
650頁もあるので、余程の好き者でないと手に取らないかと思うが、好きな人には堪らないご馳走だった。 -
Posted by ブクログ
興奮さめません。ドキドキの連鎖反応。
第二次世界大戦が終わって数年後が現時点でアメリカ人のシャーリー・セントクレアが主人公、第一次世界大戦のときはイギリス人のイヴ・ガードナーが主人公。二人の追いかける悪魔のような男がひとつに重なって行くところはほんまにドキドキする。第一次世界大戦のことはあまり知らなかったから、読んでよかった。北フランスがドイツに侵攻されて酷い目にあっていたこととかは、第二次世界大戦のときのことしか考えたことなかった。ナチスが台頭するまでそんなに酷いことがあるなんて考えたこともなかった。実在したアリス・ネットワークの女スパイたち。戦争は本当にろくなことがない。大切な誰かの大切な人の命を奪うだけだ。フィン・ギルゴアが収容所を開放したときに酷い有り様を見てから悪夢を見るようになったこととか、シャーリーのお兄さんがトラウマから死を選んでしまったこととか、たくさん辛くてでも最後がめちゃくちゃ気持ちよいのでぜひ一気読みを!! -
Posted by ブクログ
最初に手ごわそうな予感。一見して、気難しい貴婦人のように見えるこの物語は、大抵の魅力的な女性がそうであるように、時間とともにようやく心からの笑顔を浮かべ始める。最初の100ページは、とりすましたよそ行きの表情を浮かべるばかりか、興が乗らないでいると、今にも、構えたルガーの引き金を引きそうな、緊張感に満ちた険悪な悪女との出会いといったところだ。しかし、とっつきくい女ほど、後になって味が出てくる。そして情が濃い。本書はそんな、ファム・ファタルみたいな、いい女を思わせる、とても魅力的で奥深い作品なのだった。
第一次大戦時、ドイツ占領下のフランスで、深く静かに潜航しつつ情報を収拾する、女スパイのネットワークが存在した。実在の人物を交えつつ、1915年のリールのレストランで、スパイ活動に携わるイヴの物語が語られる。
さらに第二次大戦後、空爆の爪痕の残るロンドンに渡った、19歳で妊娠中のヤンキー娘シャーリーが、戦時中フランスで行方不明になった親友ローズの行方を捜すロード・ノヴェルが、もう一つ併行して語られる。彼女の随行者は、30年後の変わり果てたイヴと、その雇われ運転手フィン。用意された車はポンコツのラゴンダ・コンバーチブル。ちなみに1940年代のラゴンダは、なかなか趣のあるクラシックカーとして、今もインスタ映えのする画像をネットで散見することができる。
暗い時代の息詰まるスパイ活動の描写と、戦後の明るいティーンエイジャーの妊婦率いる、ポンコツ車での三人旅が、交互に語られ、回想と旅とは徐々にひとつの物語に束ねられてゆく。フランスの風光明媚な土地巡りの途上で、戦争に巻き込まれたローズの足取りを追うにつれ、イヴの回想に現れる雇用主ルネの悪党ぶりも際立ってゆく。スパイ活動でイヴが味わわされる臍を噛む想いを、シャーリーの明るさで中和しつつ、ポンコツのラゴンダで運ばれる物語は、次第にギアを上げてゆく。
さて、フィリップ・ノワレに泣かされたというフランス映画ファンは少なくないだろう。ロミー・シュナイダーに泣かされた方も。二人とも、重要な反戦映画にいくつも出ている名優である。二人の共演作である『追想』を観てから半世紀近くが経とうとしている。だが今も、そのときのショックは忘れ難い。ナチによる無差別虐殺で絶滅した村が、オラドゥール=シュール=グラヌである。あの映画を観た方は、この小説で、あの現実にあった物語とその現場に、否応なく再会することになる。詳しくは村名で検索をかけてみるとあまり伝えられてい藍歴史的事実が改めてわかる。
シャーリーたちが辿り着く重要な地点の一つとして描かれるその村。そして南仏リビエラ地方の香水の都グラースに旅は終わる。物語も、もちろんここで。陰惨な戦争という大きな絵巻物語で語られたのは、とりわけ女スパイとして送り込まれた者たちの勇気と代償。また、何よりも彼女たちの生き方である。そして戦争の犠牲者たちへの悼みと、生き残った者たちの、再生の物語である。女流歴史小説家による重厚なテーマの大作ではあるが、読後感は、優しさと光に満ちている。
実在の人物が多く起用された、ほぼ9割方歴史的事実に基づく魂の滅びと救済の物語を、一人でも多くの、特に女性にお読み頂きたいと、そう願ってやまない。 -
Posted by ブクログ
WW1、イヴはアリス・ネットワークのリリーの下で対ドイツのスパイ活動に身を投じる。一方WW2後に行方不明になったローズを探すシャーリーはイヴと出会い、二人の運命が交錯する。
「狙撃手ミラの告白」で重厚な筆致と史実をベースに組み立てたミステリを読ませてくれたケイト・クインの邦訳第一作です。第一次大戦にフランスを舞台にイギリスのスパイとして活躍したアリス・ネットワークは実在ですし、多くの登場人物も実在です。それら戦争期に実在した出来事をベースに創作を乗せて小説にするのはケイトの十八番ですが、今回はスパイが題材ということで、概ね怖いし痛いし辛いし、読んでいて大変しんどい作品になっていました。最後にややハッピーエンドなのが救いです。
しかし他作品でもそうなのですが、ケイトの戦争に対して真っ向から目を背けずに対峙して作品に描きこむ、その胆力というか、戦争そのものへの思いというか、今回もそこの部分に胸を打たれました。特に戦時下における女性(蔑ろにされるその価値)という部分は、本当にケイトの創作の芯になっているんだなあ、と思わされました。ケイトは多作ではありませんが、他にも戦時下の女性をテーマに作品を書いているので、色々読んでいきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
第二次大戦中のイギリスでドイツ軍やイタリア軍の暗号解読をしていた施設ブレッチリーパークを舞台に、そこで働く3人の女性を描いた物語。物語といっても事実に基づいていて、実在の人物をモデルにした登場人物も多いとのことに驚いた。ロマンス比重高めなのは個人的にはあまり好みではなく、それよりもっとクリブやボンブ・マシーンなどの説明を詳しく書いてくれたらよかったのにとは思うが、なんとなく華々しいイメージのある暗号解読が実際には分業で地道な作業(なかには力仕事も)を行うものであり、口外できないことによる苦悩や、それでも愛国心から誓約を守り仕事を続ける様子、女性は男性と対等に働けることを喜んでいたということなどが興味深かった。
-
Posted by ブクログ
作品の舞台は1904年、サンフランシスコ…
この年ここで大きな出来事が起こる
(これは実際に起きたことなので、ピン!とくる人もいるかもしれない)
この年、画家の親友を頼ってそこにやってきたのは、オペラ歌手のジェマ…
ひどい偏頭痛持ちの彼女はそのせいで舞台に上がれないこともしばしば…
しかし実業家のソーントンにその美声を買われ、千載一遇のチャンスを得る
一方、サンフランシスコのチャイナタウンに住むお針子のスーリンは、身売り同然の結婚から逃れるためサンフランシスコから遁走しようと画策していた
二人はそれぞれに大切な親友、恋人を探していたが、やがてそれが繋がりある男の大きな陰謀を知ることになり…
そして…‼
読者は何が起こるか分かっているので、ハラハラ・ドキドキ…
まさに、この場所でこの年でないとできない作品!
ミステリーであり、成長物語であり、スターフッドものであり…
めちゃくちゃ良かった!
作品を読み終えてからのエピローグに書かれている人物像や時代背景が興味深く、おもしろかった -
Posted by ブクログ
伝説のスナイパー、リュドミラ・パブリチェンコの戦争と、大統領暗殺の陰謀。
リュドミラ・パヴリチェンコは独ソ戦を戦ったソ連の伝説的な女性スナイパーで、確認戦果309という脅威的な記録の持ち主です。そのリューダをモデルに、伝記的ながらサスペンスを織り交ぜた半フィクションに仕立ててあります。だいたい、前半2/3を戦記、後半1/3をサスペンスのフィクションという構成ですが、圧巻だったのは戦記の部分でした。リューダは回想録も出版しており、そこからの引用が多いので実際の出来事や登場人物を多用しつつ、戦争へと踏み込んでいく国と人々をとてもリアルに描いているのが印象的でした。特に開戦時、美しいオデッサの街がその後どうなっていくのか想像する場面や、最初のうちには狙撃対象を人として見ていて、スコアの数字にされるのを嫌悪していたリューダが戦場で失うものが増えていくにつれ、憎しみで人と認識されなくなっていく様子などはとても胸を打ちます。ウクライナは今でも戦火で、オデーサやセヴァストーポリが戦争で破壊されるのは何度目なのでしょう。読んでいてなんともやるせなくなります。
もうひとつ印象的に描かれているのは、女性の立場についてで、これはソ連では男女平等とされているといいながらもそれは建前で、強い男性優位の社会の下であえぐ女性像とアメリカの女性像を対比させたり、ジェンダー目線がもうひとつのテーマなのだな、と感じました。
リューダは晩年、アル中とPTSDに悩み、50代で亡くなりますが、その苦しみにも触れていて、彼女の人生を余すことなく容赦無く描いた感がありました。この作者は他にも戦争に生きる女性を題材に本を出しているので、色々読んでみたくなります。
ところで後半のサスペンス部分については、まあ無くてもいいんじゃないかと思うくらいの重量感ではありました。
逢坂さんの「同志少女よ敵を撃て」と一緒に楽しむと良いと思いました。テーマや舞台も重なります。