松家仁之のレビュー一覧

  • 優雅なのかどうか、わからない

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    松家さんの作品の三作目。
    これまでの作品の舞台が軽井沢、北海道ときていよいよ東京。
    舞台が東京に移っても今までの松家作品に共通する静謐さや美しい自然の描写などは変わることはない。
    武蔵野の空気に包まれて心地良い気分にさせられる。

    ただ、今回はちょっと主人公のこだわりが鼻についたかな。
    職業が編集者ということもあり作者自身が投影されているのかななどとうがった見方をしてしまったせいかもしれないけれど。
    「優雅なのかどうか、わからない」じゃなくて、完全に優雅です(笑)
    庶民の私には理解できない北欧家具が冒頭からてんこ盛りで、ちょっと引いた。

    それはさておき、この物語は中年男性の幻想と言う気がして

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    2014年12月01日
  • 優雅なのかどうか、わからない

    Posted by ブクログ

    趣味・嗜好性の強い主人公(48歳・離婚したばかり・一流出版社編集者)の独白小説。交際相手の女性も彼の趣味の一部のようで、それ以上の存在には感じられない。認知症介護の話もあるが、比較的あっさりとしているので悲壮感には至らない。江国香織から”血の熱さ”と”気だるさ”を除いた男性版のような印象を持った。

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    2014年10月28日