松家仁之のレビュー一覧
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おもしろかったー。教科書で読んでその後全部自分で集めた辻邦生の小説を思い出した。タイトルとは別に、いろいろな「匂い」が思わせぶりに登場する。どんな匂いかは具体的には分からないけど。Posted by ブクログ
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確かにフランシスが沈んだ・・最後がちょっとわからなかった。
久しぶりに松家さんの物語を読んだ。「火山のふもとで」に感動して以来。
松家さんの世界観らしい書き方を感じた。Posted by ブクログ -
三人それぞれ飲み込んできた言葉たちがあって、語られるものも明かされないものも、その匙加減が独特のバランスだった。
著者らしい静かな雰囲気の文章で描かれる、世代を超えたブラザーフッド的な話というのも新鮮。Posted by ブクログ -
ここ3作ほど松家作品に入り込めなかったが、本作は久しぶりに、描かれる丁寧な生き方を堪能することができた。まだシベリア帰りの男が生きていた時代。彼と交差した、集団の中に適応できなかった若者、少年もその後どうなっていったのか。掌編であるが、その後に流れる時間にも思いを馳せることのできる作品だった。Posted by ブクログ
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前に井の頭公園の近くに住んでいたこともあり、映画のように映像が浮かび上がってきたわたしはラッキー!
松家さんの作品は3作目ですが、わたしの中での評価はこんな感じです。
火山のふもとで>優雅なのかどうか、わからない>沈むフランシスPosted by ブクログ