冒頭のシーンが主人公の最後に行きつくところだと思い込んでいた。ミレイの「オフィーリア」の絵を思い浮かべていた。
その思い込みの所為か、最後の一文が妙にひっかかる。
「・・・なにも聞こえなくなった。」とは、そういう状況に陥ったということなのか?崖の手前の柵の所に立っているはずだから、落ちて濁流にのまれ
...続きを読むるとか?
恋愛小説におけるハッピーエンドが苦手なので、無理矢理そんな風に考えてしまうのかもしれない。
静かな情景描写が多いのにベッドシーンが濃厚で、あっさりしたメニューを食べているのに一品だけ味が濃くて後に残るようなアンバランスな感じも受けました。