松家仁之のレビュー一覧
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多様なジャンルの知識がてんこ盛りで、勉強になる、かつ、しんどい。それはそのまま、登場人物達の人生を思わせる。消失点という表現が素敵。陳腐な言い方だけれど、大河ドラマを見終えた気分だ。Posted by ブクログ
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冒頭の一文に惹かれて購入。北海道の一家の歴史、人と犬と家族を淡々と描いている。静かな中にも起こる人生のうねり、行きつ戻りつする時間の流れにいつの間にか引き込まれて、一気に読んでしまった。感動とはまた違う、じわっとした波紋が心に広がる一冊。言葉にするのが難しい…。Posted by ブクログ
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東京に出張の際に読もうと決めてた一冊。たぶん吉村順三がモデルとなったと思われる先生と、駆け出しの所員のぼく。「夏の家」は私には無かったけど、同じように何かを学び生み出すことに必死だった新人時代を思い出しながら読んだ。大好きな一冊になった。感涙。Posted by ブクログ
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端正な文章で描かれた青春小説の傑作、しかもこれがデビュー作ということなのだから驚くしかないのだった。
あそうそう雪子が呼び捨てなことにはずっと違和感あったんだけどラストまで読んでなるほどねと。Posted by ブクログ -
ミア・ファローが、じっとこちらを見つめている。その右頬あたりに白抜き、横書き三段組でタイトル。同じフォントの漢字の上に小さくローマ字を添えた作者名。映画かファッション関係の雑誌のような装丁だが、著名な編集者でもある著者三冊目の小説である。なぜ表紙がミア・ファローなのかは読めばわかる。処女作が軽井沢、...続きを読むPosted by ブクログ
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装丁は鈴木成一さん。なぜカバーの表紙が外国人なんだろう。髪型はベリーショートで佳奈を思わせるけど。
カレル・ファブリティウスの絵は印象的。
暖炉の燃やし方。私はふみふみというけれど、メイク・ブレッドの好きなふみ。吉祥寺の古い家。アメリカで同性と暮らす息子。親の介護。不倫と離婚。Posted by ブクログ -
吉祥寺が舞台!2人が行ったお店はここかしら、とか、2人が歩いた場所はあそこかしらと思いを巡らせながら一気読み。
古い一軒家を少しずつリノベーションしていくところがとても素敵♪
でも、どうしてこの装丁なのでしょう。火山のふもとでの装丁は素敵だったのに…。この表紙だけが残念。Posted by ブクログ -
表紙可愛い。鼻にのった雪の綺麗な結晶。
年齢や状況が少しだけ近くて、よいタイミングで読めた。
四十路前でまっさらな男なんて逆に気持ち悪いわな。
余計な情報入れてくる立木がうざい。Posted by ブクログ -
ストーリーをかたづくる、
ディティールがとにかく精緻で静かに描かれています。
心象を伝える時の風景や下地は、
知識の場合、説明になりがちですが
この人の文章は全てが読み手が頭に
世界を浮かべるためのシーンになります。Posted by ブクログ -
自然の中で静かにでも必死に時間が進んで行く
こんな風に建築を見れる日は私にも来るのかな
建築をこれから勉強しようと思ってる私
人と建築が1つの本に凄く良い感じに入ってて、
これから勉強スタートする私は現在やる気に満ちてる
フランク・ロイド・ライトがそんな壮絶な人生とは全然知らなかったなあ、
Posted by ブクログ