草野原々のレビュー一覧

  • 最後にして最初のアイドル

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    最後にして最初のアイドル以外の短編はピンと来なかったが、タイトルの短編はこの世で最も面白い怪文書だと思った。この短さでこの濃度は金輪際出ないのではないか

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    2024年10月28日
  • 大絶滅恐竜タイムウォーズ

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    草野原々総集編。こんなものを続編で出すかよ普通?前巻で思ったキャラ多いわりに掘り下げ少ない問題を一章の段階でメタ的にこのキャラは重要、覚えなくてもいいと分類しなくても…すぐ死ぬキャラもいたし…そこまでやれとは言ってないよ… 序盤から飛ばして宇宙に行き時間を過去にし世界を超え現実に手を伸ばす。キャラをメタ的にキャラのまま使い潰し、あなたもキャラクターの枠、牢獄に囚われた。 これであってるのかわからないけど、わからないまま巻き込まれている… 前作からこんなの想像できるか!!

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    2022年01月16日
  • 最後にして最初のアイドル

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    最後にして最初の矢澤ということでR-18G
    アイドルとは、ガチャとは、声優とは、というテーマにSF的観点から迫る異端作?
    そして百合
    短編として「最後にして最初のアイドル」は読んだことあったのに、つい買ってしまう魅力がある

    「エボリューションがーるず」はアイドルと大まかな展開か同じような気もしたけど、アイドルは草野原々版ラブライブ、がーるずは草野原々版けものフレンズだと思えば
    どちらも少し血生臭いが

    きみはガチャが得意ながーるずなんだね!

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    2019年11月06日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    『最後にして最初のアイドル』よりはグロくなくて一安心。読み終わって思い返してみると、場面(イベント)は少なくて、猫もあっけなかったので、そのあたりを膨らませて、倍ぐらいの分量があっても良かったのではと思った。登場人物たちの気持ちの有り様や変化ももっと味わえたかもしれない。冒頭のイラスト(読み仮名付き)と相関図は、読む上で助けになったけれど、一文ずつでよいから解説付きの人物紹介のページがあったら、なお読みながら思い出せたかも。

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    2019年07月13日
  • 最後にして最初のアイドル

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    アイドルすげえな…アイドルたいへんだな…(『最後にして最初のアイドル』を読み終えてほげぇっとした顔で

    『最後にして最初のアイドル』、おもしろい。オタク文化でSFをやる、という発想だいぶぶっとんでて、しかも細部もある程度詰めてある。長期的にどうやっていくのか、という点はチェックしていきたい。

    『エボリューションがーるず』。いい話や…。ソシャゲフレンズ宇宙創生バロック百合SFだ…。胸が熱い百合…。

    草野原原『最後にして最初のアイドル』。何も言うまい…いや、やっぱり言わせて。萌え絵の表紙にだまされるな!!!

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    2018年10月21日
  • 最後にして最初のアイドル

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    何を読んだのかさっぱりだ…という感想。いや、内容はわかるんだけど脳が理解を拒む感じの。 最後にして最初のアイドルに関しては、これをにこまきで思いつくのどういう頭をしているんだと。あといつのまにか私もアイドルになっていたらしい。 エヴォリューションがーるずは、まどマギとけもフレを足したような…しかし、進化は進化してソシャゲとなる…とは… 暗黒声優も内容は変わらずぶっ飛んでいたし、百合営業には笑った。 どれも流行りもの、文章にも勢いがありエンタメ性はすごかったが、読むのにもエネルギーがいる作品が多い印象

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    2022年01月16日
  • 最後にして最初のアイドル

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    「最後にして最初のアイドル」
    アイドルSF。形質変化定義追加のアクロバティック。死体を喰らい、宇宙を制覇するアイドル…ってアイドルじゃねぇ!!でも作者が伝えたいアイドルの強いメッセージには心打たれた。文字の注ぎ足しって面白い。
    「エヴォリューションがーるず」
    ガチャ生物進化SF。現代の社会問題から生物バトル。宇宙に飛び出し、謎の感動。みてないけど、草野版『君の名は』?(みてないけど)
    「暗黒声優」
    声優百合バトルアクションSF。マクロスかと思ったら、そんなことはなかった。また人を喰らうし、作者は好きやねー。「いっけぇーー!!」の勢いで、宇宙まで勝ち残った人間破綻声優コンビ。彼女らの戦いは始まっ

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    2018年03月21日
  • 最後にして最初のアイドル

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    ぶっとんでいる。というのが率直な感想。
    物語の導入部分では、現在のオタク文化であるアイドル活動やソーシャルゲームを基に展開していくのだけど、ある地点から現実を踏み外していく。そのテンポが急激すぎて、気がついたら飲み込まれてしまってますね。

    ま、ぶっとんでますよ。そのぶっ飛んだ発想を確固たるものにするために、論理で固めていくという。いや、おもしろいです。
    だいたい「実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF」ってジャンルなんなのさ。

    この作家さんやべぇ。

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    2018年02月02日
  • 最後にして最初のアイドル

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    前代未聞
    この主人公を想像したら爆笑もの
    これこそ本当のアイドル
    推しの子どころではない、戦う相手が、だが

    ただ「完全にSF」なんで駄目な人は駄目ですね

    元ネタはスマホゲームのラヴライブ
    やる必要はないけれど知識としてなんとなく界隈を知っているとなお笑える
    にこにこにー

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    2025年07月26日
  • 最後にして最初のアイドル

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    その収められた三作全て、取り合わせに着目しがちだが、その発想に対して文体がシンプルでとても読みやすい。
    そしてなにより風呂敷の畳み方がうまい!綺麗とは言わないが、ハードSFなりの畳み方というのをまざまざと見せつけてくれる。

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    2025年05月07日
  • 最後にして最初のアイドル

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    アイドル、ソシャゲ、声優といったオタク的コンテンツと、宇宙、進化、意識といったSF的要素をナンセンスでグロテスクに接続した短編集。

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    2025年01月13日
  • 最後にして最初のアイドル

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    キラキラでかわいい表紙の子は30ページも存在せず、それからはもうぐちゃぐちゃの肉塊が一生懸命アイドル活動していく表題作でした。
    「アイドルってなんだっけ?」、この?はその後の「ソシャゲってなんだっけ?」「声優ってなんだっけ?」に受け継がれていきます。
    バカSFだけど破綻せず…いや、端から破綻してるし世界は崩壊しているけど、なんかこう、シスターフッドで良き!好きです!!

    プロデューサーのおかげで再生し、崩壊した地球でアイドル活動(殺戮とか海外ツアーとかファンの生成とか)をする「最後にして最初のアイドル」〈アイドル〉、
    ソシャゲ廃人から転生して、ガチャで出したカードを装備して生物の概念を超えた進

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    2024年11月14日
  • これは学園ラブコメです。

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    3人の少女から迫られる学園ラブコメの主人公の元に迫り来る、ファンタジー展開やSF展開。そして「なんでもあり」がやってくる。
    メタフィクションなスラップスティック。しかも小説論であり創作論でもあるかも。でもやはり学園ラブコメなのです。

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    2024年05月25日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    ヒトの代わりにネコが万物の霊長になった歴史から人類史を取り戻すために、女子校のクラスみんなで遥か古代を大冒険。
    相変わらず色々なオタクコンテンツからのオマージュが多いんだけど、混ぜ方のオリジナリティが……なんていうか独特!

    覚悟してたより地獄ひかえめだな??っていうのが正直な読後感。ほっ。
    わちゃわちゃ冒険してた女の子たちが続編では大変なことになるらしいと聞いた。そのための「溜め」の1巻なのかなぁ……

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    2024年04月25日
  • 最後にして最初のアイドル

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    ネタバレ

     アイドルもソシャゲも声優も私の知っているそれを大きく逸脱していました。けれど、異形だったり人を殺してたりといった要素は、人を選ぶのかもしれませんが、嵌る人には嵌るのだと思います。
     そして、宇宙規模にまで風呂敷を広げつつも、きちんと論を展開し、過去に遡って全ての謎に説明付けてしまう手法は流石だと思いました。

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    2024年02月12日
  • 最後にして最初のアイドル

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    本作に含まれるタイトルは3つ、
    テーマはアイドル・ソシャゲ・声優。
    ただし、まったくもって強めのSF味付けによって語られるため、単なるアイドル・ソシャゲ・声優の小説を求めるなら回れ右するべきだろう。
    現代オタク文化にありふれたテーマをこうも壮大に、かつ論理的にサイエンスフィクションとした挙句、風呂敷をたたみ切る技量には唸らざるを得ない。
    読みきったあとは爽快感すらある。
    作者が好きなものを思い切り詰め込みました、という思い切りのいい作品だった。
    ものすごく下卑た感想を言うなら、めちゃくちゃ質のいい「これ金とっていいよ!」というレベルの2ちゃんSS。

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    2023年08月14日
  • 最後にして最初のアイドル

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    トップアイドルを目指した少女は夢半ばにして倒れた。人としての彼女は終わった。しかし偶像としての彼女は終わらなかった。自分を意識してくれる物がいる限り彼女は止まらない。グチュグチュになる、億の年が流れる。最期のアイドルである彼女の到達した「アイドル」とは。

    もはやぶっ飛びすぎてSFというよりファンタジー。百合テックグロテスクサバイバルファンタジーマシマシって感じ。アイドルだったりソシャゲだったり声優だったりサブカル色が強い。それもそのはずもともと表題作は同人二次創作である。そうしたポップな要素の中に肉体が貪られるようなバイオレンスが共存してるのが面白い。小林泰三や平山夢明とかが好きならオススメ

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    2023年06月04日
  • 最後にして最初のアイドル

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    短編が3つですが、基本的にはおばかなストーリーにハードSF的なものをかぶせていくスタイルのようです。最近の量子論とか宇宙論を取り入れているようですが、10年、20年後にはどんなテーマで書いているんでしょうね。かなり個性的ではありますが、SF好きにはおすすめだと思います。

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    2021年11月18日
  • これは学園ラブコメです。

    ネタバレ 購入済み

    なんでもありの設定が面白かった

    やはり草野原々はやってくれたな、という感じと、なんでもありが簡単に現実に敗北しているのはちょっと引っかかる。
    劇中、なんでもありでもって現実に中指立てたシーンが一番さすが草野原々と思っただけに残念な感じがする。
    言語的な自由、すぐにまた別の現実に包摂されてしまうとしても言語的な自由さこそが、人の営みが現実を改変する先導してきたから、なんでもありはその性質上、普通に現実に一発パンチを入れられるのではないかと思う。

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    2021年09月18日
  • 最後にして最初のアイドル

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    この小説でいう「アイドル」は変数の箱であり、その中に入るのはツインテールの若い女子であったり、人とも肉塊ともつかない怪物であったりする。それでも箱に貼られたラベルはアイドルだから、これはアイドルの話なのだ(表題作)

    全体として、この本は生物と宇宙の話だ。ものすごく難しい生態系の話をアイドルやソシャゲの概念を持ち出すことで分かりやすく噛み砕いてくれる、のではなく、実際はアイドルを餌に読者を誘い込んで未知の生態系に引き摺り込み捕食してくる。
    意味を持つ単語と単語が接続詞という糸で結ばれて複雑な網を作り、もし単語一つの意味を知っていたとしても、織り上げられた網の全体像を理解することは一般的な知識を

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    2021年06月08日