草野原々のレビュー一覧

  • 最後にして最初のアイドル

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    ・言われるほどひどくはなくけっこう楽しめた。ある意味しっちゃかめっちゃかなおバカSFだがSF好きというより理科好きの人の方が面白がれるかもしんない。一度は考えるようなこと、意識はなぜ発生したのかとか、文化はなぜ発生したのかとかそんな問いへのひとつの好き勝手な回答とも言えるから。その点では筋が通っているように見える。
    ・アイドルになりたかった少女が失意の自殺をしたことでなかば狂った友人が太陽異変に端を発した地球生物壊滅の危機のなか少女を狂ったアイドルとして復活させることに成功し宇宙の創生や意識の創生につながるアイドル活動が始まる表題作。「ラブライブ」をイメージ。
    ・ソシャゲ中毒の女が事故で死に自

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    2020年10月15日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    似たような登場人物が多く整理が大変。しかも皆女子高生なので判別しにくい。タイムトラベル物のSFで設定は面白いが、ストーリーに入っていけなかった。

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    2020年07月05日
  • 大絶滅恐竜タイムウォーズ

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    後半や結末は理解が追いつかない。解説にもそのあたりのことが触れられているけれど、解説を読んでもよく分からないままだった。キャラ小説に対するアンチなのかもしれないけれど、難しいなあ。「量子からみあい(クオンタム・エンタングルメント)」は『青ブタ』で言うところの「量子もつれ」のことなのかな。

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    2020年04月18日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    私は女子高生一クラス分の人間関係と百合に期待していて、それなりに満たされてはいるのですが、文庫本一冊のボリュームでは不足というか勿体なかった感じがします。
    ここ数年のオタクカルチャー成分が引用されていて、今なら楽しめるのですが、数年経つと元ネタの方を忘れてしまい、その楽しさが分からなくなってしまいそうですね…けものフレンズ、ガールズ&パンツァー、あとは目的を達した後は妙に冷たい”使い魔”としてまどマギ辺りです。

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    2019年08月10日
  • これは学園ラブコメです。

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     正直、ライトノベルレーベルに置いていいものか。予めSFやメタフィクション、突拍子のなさを期待して読み始めないと、かなり好き嫌いの分かれる話だと思った。実験小説過ぎる。
     入れ子構造や、話の随所、特に冒頭部には『果てしない物語』のオマージュが見られる。だからSF作品をモチーフとしない、モモがいるのかなぁと思ったり。
     結局は楽しめたけど、読みやすいとは言い難い。(今回は意識的かも知れないけど)情景でなく、状況や状態をテキストとして出力している感じがあって、原々の文章は、正直あまり好みではない。

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    2019年05月01日
  • 最後にして最初のアイドル

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    アイドル・アニメ・ゲーム・オタクに宇宙や生物の成り立ち・ハードSFをミックスした短編集。最後にして最初のアイドル、エヴォリューションがーるず、暗黒声優。

    すごい、こんなミックスあり?って感じ。文章だからこんなことできるのかなぁ、アニメだと難しそう。

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    2019年04月14日
  • 最後にして最初のアイドル

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    第48回星雲賞受賞作品。特に表題作は面白かった。とことん情緒を排して理性と理論を突き詰めつつ、現代社会の≪オタク文化≫がミックスされた新しいSFというふうにかんじました。表題作は≪アイドル文化×生物(種)の進化≫、残り二篇は≪ソシャゲ文化×生物(個体)の進化≫、≪声優文化×宇宙物理学≫というかんじ。個人的には難解過ぎて半分も理解出来ませんでした。逆に言えば全然理解していなくても勢いで読み切れる(笑) 一番分かり易かったのが表題作だったので、他のも物理・生物学の造詣が深いひとにはかなり面白い作品なんじゃないでしょうか。

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    2018年10月08日