草野原々のレビュー一覧

  • 最後にして最初のアイドル

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    とんでもないものを読んでしまった!
    脳に閃光が走るとはこういうことなのかもしれない。まるで、宇宙の概念のようなものに触れてしまったかのような衝撃だった。

    「アイドル活動頑張ります!」「挫折もあるけど、負けないもん!」的なアイドル作品かと思ってはいけない。気を抜くと10億年くらい経ってたりするのだから。
    でもテーマが”アイドル””ソシャゲ””声優”と身近で、どんどんこの世界観に引き摺り込まれていってしまう。恐ろしい、草野氏ワールド。これは癖になりそうだ。

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    2021年02月28日
  • 最後にして最初のアイドル

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     最初はアイドルものだと思いつつ、読み進めるうちに「アイドルとは?」って驚愕する。
     けれども、ラストまで読むと「アイドルだった」となる。
     さすがSF。

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    2020年02月25日
  • 最後にして最初のアイドル

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    ジャケ買いでしたが、イラストの可愛らしさは数ページで失われましたww 題材に反比例して、SFだった。すごい。

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    2019年11月09日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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     普通に面白かった。期待していた学園ラブコメよりもむしろ、こちらの方が好みだった。
     登場人物はかなり多いが、意外と誰が誰だか分からなくなるというようなことはなく、物語を楽しむことができた。キャラクターたちには色々な関係性があって、意外としっかり百合をやっていた。最初にして最後のアイドルよりもなお。
     原々の作品では一番読みやすかったようにも思う。ガジェットの構造には馴染みがなく、イメージしづらいのはご愛嬌だが、それでもだいぶ抽象的な観念によった描写は抑えられていると感じた。
     同氏の著作では、女の子が割とさらっと酷い目に遭うので今回はどうなのだろうと思っていたけれど、読んで安心した。どちらの

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    2019年05月11日
  • これは学園ラブコメです。

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     "学園ラブコメ"の主人公・高城圭は、この世界の構成力が弱まり、"なんでもあり"による侵略の危機に瀕していると伝えられる。さらに、干渉を始める"学園ファンタジー"や"SF"。果たして圭は"学園ラブコメ"を全うできるのか。

     物語は通常、語られるキャラクターと、それを読む読者という2者によって成立する。しかし本書では読者とキャラクターの間に、ラブコメやSFといったジャンル概念や、虚構を作る力そのものといった新たな階層が登場する。むしろラブコメなどの概念こそが本書のキャラクターであり、表紙の描かれ

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    2019年05月05日
  • これは学園ラブコメです。

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    これは学園ラブコメです。 ラブコメ主人公とヒロイン達、メタフィクション的存在の言及塔まどか。物語とは、キャラクターとは…私は何を読んでいたのだろうかと思わず唸ってしまった。 物語はなんでもありの進行を止めるために進み、最終章ではあとがきで現実を呼び戻し、『これは学園ラブコメです』の構成自体で物語強度を増す…どういう頭をしていたらこんな物語が思いつくんだ…いや、本当になんでもありなんだけど、読めてしまうのがすごい。 大事なことなのでもう一度、これは学園ラブコメです。あとがきでも言っているからね。

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    2022年01月16日
  • 最後にして最初のアイドル

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    オタク的題材をハードSFで昇華した3短篇を収録。

    「最後にして最初のアイドル」5…
    ぼくが知ってる「アイドル活動」という言葉の意味が清々しく崩壊した。たしかに<実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF>だった。ラブライブ。

    「エヴォリューションがーるず」4…
    ぼくが知ってる「ソシャゲ」「ガチャ」という言葉の意味が爽快に爆発した。まどマギ、けもフレ。

    「暗黒声優」3…
    ぼくが知ってる「声優」という言葉の意味が痛快に霧散した。書き下ろし。

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    2019年04月21日
  • 最後にして最初のアイドル

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    俺の考えた最高の地球滅亡巨大感情百合SF短編集。

    「最後にして最初のアイドル」
    原因不明の太陽フレアによって地球が滅亡しかけている中で、その環境に適応したよくわかんない生命体の技術を使って人間を殺したりなんやかんやして大好きな女の子をアイドルとして蘇らせるにこまき。
    生まれ変わったアイドルは宇宙一のアイドルになるために生命をアップデートしてゆく。
    アイドルとは何か?ファンとは何か?そして人間の意識とは?という話。めちゃくちゃな話だけれど一応なるほどーと納得する。私こそがアイドルである。

    「エヴォリューションがーるず」
    古代生命擬人化ソシャゲにズブズブの中毒者が死んでゲーム世界に転生、転生し

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    2018年09月10日
  • 最後にして最初のアイドル

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    ネタバレ

     表題作『最後にして最初のアイドル』、『エヴォリューションがーるず』、『暗黒声優』の三篇が収録された、SF界の新星(僕自身あまり“通”ではないのだけど)草野原々氏による短編集。デビュー作にして、問題作。
     ともすれと児童書と見まがうような、かわいらしい表紙に騙されるなかれ。本書は三篇が三篇とも、「ガチ」のSFである。

     以下、ネタバレあり。
     一篇目、表題作は元々「ラブライブ」の二次創作として書かれた短編を改稿したものらしい。僕はあまり明るくないのだけれど、その面影はあまり残っていないように思われる。精々、主人公がスクールアイドルをやっている、くらいのもので、最初に読んだときは「パロディなん

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    2018年02月18日
  • 最後にして最初のアイドル

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    一体なにを読まされてるんだと終始なる怪作。
    表題作はラブライブの同人小説(にこまき)を改稿してそのまま賞に出したら入賞しちやったらしい。
    全体的におもろい同人誌を読んでる感覚というか、変なアングラ作品を探してた大学のころを思い出す読み味だった。

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    2025年09月21日
  • 最後にして最初のアイドル

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    元々ラブライブの二次創作として書かれた表題作と、けもフレオマージュ、声優さんが主人公の書き下ろし、の三作が収録されたハードSFな短編集。
    あらすじ紹介に書いてあったワイドスクリーンバロックの言葉の意味が分からなくて読後に調べたら
    「時間と空間を手玉に取り、気の狂ったスズメバチのようにブンブン飛びまわる。 機知に富み、深遠であると同時に軽薄」
    という内容の物語を指すらしい笑 マジでその通りで笑ってしまった。
    人によっては興奮を呼ぶのだと思うけど、私は恐怖の先の世界を覗けかったな…精進します。

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    2025年09月01日
  • 最後にして最初のアイドル

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    初原々。どれもそこそこ面白かった。個人的に「エヴォがる」が一番好き。キャラ欲しさに課金してまでガチャを回す様は、自分にもよーくわかるw そのせいで命を落とし、転生後もガチャに沼るとは——もう現代病のひとつに数えてもいいんじゃないかな(^^; 星三つ半。

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    2024年05月04日
  • 大絶滅恐竜タイムウォーズ

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    ネタバレ

     前作の「大進化どうぶつデスゲーム」で1人しか死ななかった反動とでもいうかの様に、次々と雑にキャラクターが死んでいくのに驚かされました。しまかも過去に行き、理由を失ったという理由で更に雑にキャラクターが死んでいく様になり困惑しかありませんでした。

     宇宙に行ったり時間を切り取ったりと行動の派手さに反して、無機質で平坦なキャラクター達に終始困惑しっぱなしでしたが、最後の最後に全ての辻褄を合わせる辺りは凄いと感じました。

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    2024年03月25日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    ネタバレ

     ヒトが繁栄したヒト宇宙が、ネコが繁栄しているネコ宇宙に取って代わられようとしている。それを食い止める為に過去に行くと、設定がしっかりしているし解決法も明快で世界観に入り込みやすい作品でした。
     その反面、キャラクター数が多く把握に時間がかかるのが難点だと感じました。また、そのキャラクターも愛理やはるか等は出番が殆どなく空気になっているし、愛理と眞理の仲が不仲と書かれてはいるものの作中に反映されている事も無く残念に感じました。
     続編がある様なのでそちらで活躍があると期待してます。

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    2024年03月04日
  • これは学園ラブコメです。

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    ガガガらしいハチャメチャな1冊。
    ハチャメチャを楽しみました。読者への挑戦状に号泣。数々の名作達に感激。この作品を面白かったと思える人が好き。

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    2023年08月29日
  • 大絶滅恐竜タイムウォーズ

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    相変わらずグロ描写あり。
    地の文が特徴的(三人称だがですます調)。
    冒頭から淡々と物語が進行していくが、引き込まれなかった。

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    2022年11月10日
  • これは学園ラブコメです。

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    メタラブコメ、脱構築ラノベ、そんなラベリングされそうなラノベ。
    撲殺天使ドクロちゃんとか左巻き式ラストリゾートとか好きな人達は好きになれそうな小説かなと思う。
    ただ、草野原々好きとしては、無茶苦茶理論バカSF要素が少な目だったかな。
    良くも悪くもガガガ文庫読者に合わせて書いた作品ですね。

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    2022年04月24日
  • 最後にして最初のアイドル

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    オタク文化とハードSFの融合作品と聞いて多くの疑問が浮かんだが、その疑問は読むことで簡単に解決される問題でしかなかった。あまりに壮大なストーリーと世界観に圧倒されてしまった。タイトルだけでは想像できない内容に度肝を抜かれることは間違いない。

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    2022年01月07日
  • 大進化どうぶつデスゲーム

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    SF。冒険。百合。グロ。
    序盤はSFマガジンで既読。
    相変わらず滅茶苦茶な作品。
    参考文献で、滅茶苦茶なだけの作品でないことはなんとなく伝わる。
    グロさは強烈だったので要注意。

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    2021年05月02日
  • 最後にして最初のアイドル

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    実にSFらしい作品ですが、個人的にはあまりノリきれませんでした。これを楽しめるのは割と一握りに人かもしれません。
    読んだらきっとほとんどの人が思うはず。「アイドル」とは?

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    2021年03月21日