田ヶ喜一のレビュー一覧
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購入済み
静かめ
あー良くいるよねえこんなヤツ的良家の息子がユルく悪役でいたり、
大袈裟な吟遊詩人の歌詞とか、
バックグラウンドの描き込まれた元魔女とか、キャラが厚い。
それでいてしつこくない戦闘シーン。
良質大人ファンタジー。 -
Posted by ブクログ
えーと?
あとがきを読むと書籍版はこれで終わりって??
書籍化打ち切りですか(T_T
書籍書き下ろしの短編や物語の雰囲気に添った挿絵の素晴らしさ、
なにより紙媒体が大好きだっただけに残念です。
続刊を希望しますッ!!
今巻の目玉はなんといっても"同郷の"骸骨鬼ゾルタンとの邂逅でしょう。
自分以外の、黒穴経由の人間に会えることが証明され、ボイドもなんだか同時代に飛ばされている模様。そのうち会えるってことでしょうか。
でも、そのときが来たとして、ゾルタンと同じような結末を迎えるのかな。
そして眠らない迷宮と名高かったツボルト迷宮を眠らせてしまったレカン。
この作品のいいところは、主人公が無類の強さを持ってはいるものの、それは決して無敵ではないというところと、その主人公の強さは、本人の努力で培ったものだということ。
転生物は世に氾濫していて食傷気味ですが、この作品は転生というより転移なので、
レカンの強さも、彼の今までの人生(元居た世界)で培ってきた強さだという裏打ちが物語にあり、それが他作品とは一線を画しているところではないかと思います。
そしてなにより、文章の端正さが好きです。 -
ネタバレ 購入済み
淡々と面白い。
しかし、これで本当に終わりなのか。
「狼」は終わりでも、次はタイトルを変え、別の人物を主軸にしていくとか?
興味がつきない。 -
Posted by ブクログ
ニーナエ迷宮での女騎士ヘレスとの出会いと、ヴォーカの町への薬聖スカラベル導師の訪問が描かれた3巻である。
迷宮攻略エピソードと、ファンタジー世界の政治に触れるエピソードが楽しめる、一挙両得感のある巻だろう。
合間に無謀な騎士との決闘で炎槍ハメなんて実に酷いものを見せられたりもするが(笑)、迷宮攻略における他パーティの妨害やスカラベル来訪をめぐる顛末など、基本線は一筋縄ではいかないこの世界の様が描かれた物語である。
シーラが自分勝手な猛々しい狼に「剛剣になんな」(P.207)と教授した巻でもあり、彼が一層の飛躍を遂げるためのきっかけが描かれた巻と言ってもいいだろうか。
シーラから卒業を言い渡されたこともあって、いよいよもって序章に一つエンドマークが打たれた巻だっただろう。
また、ハイファンタジーとしてもこの巻は魅力に溢れ、ニーナエ迷宮における驟火(ガイルベイ)の詠唱などはファンタジー物語らしい見せ場だ。
加えて、ヘレスが歌った「ヴィシュルシャプタの風」や書下ろしとなる間話・シャドレスト家の新妻における華燭の典など、その世界の風俗を描く描写も魅力的である。
終盤の生命論論議なども含めて、実にこの物語らしい濃いお話が読めたなと、そうした実感のある巻であった。
加筆はやや少なめだが、そこに不満を覚えさせない内容の濃さは率直に言ってお見事。
文句なしに星五つで評価したい一巻である。
次巻は今夏発売とややペースが上がっている模様なので、それも含めて楽しみにしたい。 -
購入済み
深みがある面白さ
それなりの数のライトノベルや文芸をここ数年読んでいるが、この作品の面白さは深みだと思った。
情景が豊かでテンポや展開に気が散らないのはすごい次も楽しみ -
Posted by ブクログ
「エダ、お前……」
「気配りを習得したんだな」
「レカン。何かのスキルを身につけたみたいな言い方はおやめ」(本文P307より引用)
ストーリーだけに収まらないこの物語の面白さを端的に表している1シーン。
冒険者の生き方が身にしみているレカンの判断基準は一般常識とは少し違くて、そこを丁寧かつさらりとツッコむシーラさんとのやりとりが一番好きです。
一巻同様、Web小説ですでに読んでいますが、加筆修正されているところに少しの違和感を感じるわたしは、もう立派なオタク……もとい、マニアですね。
今巻は、レカンの冒険は少し控えめに、今後のキーとなる人物たちとの出会いと、エダの成長物語でした。
回復魔法を使える人を、協会や貴族といったこの世界の強者が手中に納めようとします。庇護という体の幽閉、待っているのは薬壷としての人生。
その暮らしを不自由だと感じるのは、レカンたち自由を愛する冒険者気質のものたちであって、この世界に暮らす人たちにとっては、それが必ずしも悪ではないということを、やんわりとノーマたちが示してくれます。
ともすれば、わたしたち読者は主人公に肩入れしやすいもの。この世の中には、さまざまな価値観や視点があるのだ、ということを、支援BISさんは教えてくれました。
あとがきの文章からも、洗練された知性を感じられて、もう、本当に支援BISさん、大好きです! -
購入済み
イイものはイイ。
面白い。興味深い。人々が生き生きしている。
読みながら思わず、ニヤリとしたり、あはは、と笑ったり、なるほどなるほど、と唸ってみたり。
空想上の物語であるからこその面白みと、そんなの関係なく普遍的な考え方が物語として面白く興味深い。
プロローグ読んで「?」
エピローグ読んで「!」 -
購入済み
とても面白く楽しく読みました
星五です。読むのが止まらず、寝不足ぎみで一気に読みました。やはり面白くて、主人公も登場人物も全員大好きです。文章の書き方も良くて、飽きるところが全くないという本はまれなんじゃないでしょうか。続きを楽しみにして待っています。
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Posted by ブクログ
『辺境の老騎士』から、支援BISさんのファンです。
Webで原作は追いかけていますが(そしてそれは、当然のごとく大変面白く容易にのめりこめてしまいます。小説もそのうち買います。)
エダがレカンを追いかけ見送ったシーンが、まざまざと脳内で画として浮かび上がった瞬間、こちらのコミックを注文していました。
さて一巻は、主人公レカンが異世界に降り立ち、冒険者として歩き出すまでが描かれています。
重厚な世界が広がるハイファンタジー。
世に氾濫する転生ものは、生まれたときからとにかくハイスペックで無敵で女の子にもモテモテ(モテる理由はわからない)で……と、すべてとは言いませんが、そんな印象です。
翻って『狼は眠らない』は、そういった転生ものとは少し違う。あくまで、元居た世界で冒険者として生きていた地続きに、新しい世界でも冒険者として生きていくレカンの物語です。
原作の世界観を損なうことのない、新川権兵衛さんの圧倒的な画力。こんな美しい画は、読んでいてすごく心地よいです。
ベルセルクと雰囲気が似ているように思います。そう感じるのは世界観の問題かもしれませんね。
こちらのほうが、よりすっきりとしていてわたしは読みやすく感じます。
好きです←
コミカライズの成功例だと思います。
続きも(原作合わせて)読みます! -
Posted by ブクログ
ネタバレかぎ爪型のエンボス加工が特徴的な、冒険者レカンの一代記物語第二弾である。
ファンタジックな異世界から、また別の異世界へと転移を果たしたレカンは、魔女シーラの元で学びながらヴォーカを拠点に様々な冒険を繰り広げている。
とは言いつつも、この二巻での物語は、弟子に取った(正確にはシーラによって取らされた)エダを中心とした物語だろう。
前巻のような迷宮攻略は今回はお休み、次なる03巻に譲っていて、エダのある才能を付け狙った神殿や貴族との対決がメインディッシュとなっている。
エダという少女は、ティーンエイジャーらしい浅はかさが目立つキャラだが、そうしたキャラを好まない現代の傾向からすると物珍しいくらい、彼女の成長を正面から描いた展開である。
レカン自身が、嫌々な風を見せつつも、彼女にきちんと正面から向かい合っているのが印象的である。
また、冒険者として、嫌な仕事もしなければいけないところを描いているのもまたこの作品の(この辺における)特徴的な展開だろう。
狼は子守りも得意なのだ。好んではやらないが。
迷宮攻略のような派手な展開ではなく、シティアドベンチャーに近い2巻である。
ただ、そこでの物語の質は変わらず魅力的であり、星五つで評価したいところだ。
間話として置かれた「シャルドレスト家の秘儀」「シャルドレスト家の伝説」なども、物語冒頭で別れたルビアナフェルの所在を示す内容であり、のちのストーリーを示唆する興味深い加筆である。 -
購入済み
面白い
マンガが出ていてそれを淡々と読み。これは続きがあるなら読みたいと思いました。マンガはまだ2巻が出ていなかった。小説を発見しお値段ちょっと高いので少し迷いなからもポチっと押していました。久しぶりに面白くて読んで良かった。読後レビューを書いて迷っている方にお知らせしたくなるくらい。淡々としてるのになぜこんなにおもしろいのか。主人公のあり方が好きだったのかな。文章や話の内容も無駄なくダラダラせずどんどん読めました。