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Posted by ブクログ
ニーナエ迷宮での女騎士ヘレスとの出会いと、ヴォーカの町への薬聖スカラベル導師の訪問が描かれた3巻である。
迷宮攻略エピソードと、ファンタジー世界の政治に触れるエピソードが楽しめる、一挙両得感のある巻だろう。
合間に無謀な騎士との決闘で炎槍ハメなんて実に酷いものを見せられたりもするが(笑)、迷宮攻略における他パーティの妨害やスカラベル来訪をめぐる顛末など、基本線は一筋縄ではいかないこの世界の様が描かれた物語である。
シーラが自分勝手な猛々しい狼に「剛剣になんな」(P.207)と教授した巻でもあり、彼が一層の飛躍を遂げるためのきっかけが描かれた巻と言ってもいいだろうか。
シーラから卒業を言い渡されたこともあって、いよいよもって序章に一つエンドマークが打たれた巻だっただろう。
また、ハイファンタジーとしてもこの巻は魅力に溢れ、ニーナエ迷宮における驟火(ガイルベイ)の詠唱などはファンタジー物語らしい見せ場だ。
加えて、ヘレスが歌った「ヴィシュルシャプタの風」や書下ろしとなる間話・シャドレスト家の新妻における華燭の典など、その世界の風俗を描く描写も魅力的である。
終盤の生命論論議なども含めて、実にこの物語らしい濃いお話が読めたなと、そうした実感のある巻であった。
加筆はやや少なめだが、そこに不満を覚えさせない内容の濃さは率直に言ってお見事。
文句なしに星五つで評価したい一巻である。
次巻は今夏発売とややペースが上がっている模様なので、それも含めて楽しみにしたい。
深みがある面白さ
それなりの数のライトノベルや文芸をここ数年読んでいるが、この作品の面白さは深みだと思った。
情景が豊かでテンポや展開に気が散らないのはすごい次も楽しみ
イイものはイイ。
面白い。興味深い。人々が生き生きしている。
読みながら思わず、ニヤリとしたり、あはは、と笑ったり、なるほどなるほど、と唸ってみたり。
空想上の物語であるからこその面白みと、そんなの関係なく普遍的な考え方が物語として面白く興味深い。
プロローグ読んで「?」
エピローグ読んで「!」
とても面白く楽しく読みました
星五です。読むのが止まらず、寝不足ぎみで一気に読みました。やはり面白くて、主人公も登場人物も全員大好きです。文章の書き方も良くて、飽きるところが全くないという本はまれなんじゃないでしょうか。続きを楽しみにして待っています。
自由だ
どんなあり得ない強さも「レカンだから」で受け入れさせるほどの無敵状態だけれど本人は周囲の評価にも無頓着で栄華を求めないところがハードボイルド風です。そこに、どこか斜め上で自由奔放な言動が笑いと脱力を誘ってくれて良いあんばいです。
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