こだまともこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本を開くとそこには、想像と現実が混合した世界が広がっていた。面白いのは、この物語のほとんどが登場人物である「人間のこども」ではなく、その子どもが造り出した「見えないお友だち(イマジナリーフレンド)」の視点で描かれているということ。
それゆえに、忘れ去られてしまうことへの恐怖や悲しみが鮮明に描かれている。
大人になるにつれ、忘れ去られていく存在…トイ・ストーリーに登場するおもちゃたちにもつながるものがある。
違うのは、形あるものか否かという点。
トイ・ストーリーでは、おもちゃを幼い子どもに譲り渡すという描写がでてくる。
そして、この物語でも、イマジナリーフレンドが新たに選んだ子どものもとへ行く -
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Posted by ブクログ
リーダーとして大切な心持ち、メンタリティを教えてくれる良書。
人は目の前で起こることに反応して何となく過ごしており、危機感に突き動かされて動くこともあるが、これらによって動いている間は、奮い立ってやりがいと幸福な幸運を感じながら働くことはできない。奮い立つのは、自分の存在する意義を感じるときであり、すなわち自分が成し遂げるべき目的であるビジョンを持った時である。そして、ビジョンを示すのがリーダーである。「what」や「how」ではなく、「why」から始めるべきなのだ。
そして、リーダーは、成果ではなく、仲間の成長と成功を求めて行動する。誰が正しいかではなく、何が正しいかを重視して行動する。リー -
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Posted by ブクログ
アマンダは想像力抜群の女の子。
他の人には「見えない友達」ラジャーと出会い、親友になる。
ラジャーはアマンダが作り出した空想の男の子、という事はアマンダ自身もお母さんも理解してくれてるし(お母さんも昔は見えない友達がいた)、学校の友達も「アマンダがまた変な事言ってる」的に知られている。
けれど、見えない友達がいる事を嗅ぎつけて、見えない友達を狙う謎の男バンティング氏が現れた。恐ろしい見えない友達の黒髪の少女を連れて…
クリスティーナ・ロセッティの「思い出」の詩の後、
アマンダの死んでしまったラジャーの心情が綴られ、
物語ははじまる。
アマンダとラジ