イナコのレビュー一覧
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ハート型のエビフライに目が釘付けとなって、手に取った本書。
女将の志満さんと、孫娘の希乃香さんが切り盛りする〈夕食店シマ〉・・通称〈うしろむき夕食店〉を巡る連作五皿(話)&おまけの小皿が収録されております。
〈うしろむき夕食店〉なんて呼ばれていますが、決してネガティブな意味ではなくて、そのレトロな外観と居心地の良い内装で昔を振り返る気分になるから・・という意味でついた通称との事。
内容的には、"ハートウォーミング系料理店もの"ならではの、悩みを抱えていたり人生に行き詰った人達が〈うしろむき夕食店〉を訪れ、温かい接客&とびきり美味しいお料理に癒されて元気をもらう・・とい -
Posted by ブクログ
仕事や日時生活で躓いた時に、ふと出かけたレストラン『うしろむき夕食店』で食べた料理やレストランのスタッフ達とのふれあいで、前に進むことができ事態が好転していく。
ひとつひとつは短編なんだけど、登場人物達が後の方の物語にも顔を出し、最終話にはオールスター勢揃い。
この本には限らないんだけど、最近の小説は登場人物達の名前の読み方が難しくて、一度では覚えられず、登場人物が多くなると頭の中が大変なことに。^^;
そんなに難しい名前にする必要あるのかな?と頭の中が疑問だらけになり、物語に集中出来ない。
それならそれで、フリガナをずっと付けて欲しいと思う。
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Posted by ブクログ
オムライス、おせち、いなり寿司、スパカツ。
愛情が欲しい人は、間違えて縋り付いてしまう。
お手本とも思えるやり取りでした。
焦って引裂こうとすればするだけ、意固地になるので
こういう方向が一番分かりやすかったかな、と。
別方向から注げば、分かってくれる、やも、ですし。
思う事、とらえ方も色々、な2話目。
もしかしたら、理由をつけての
ただのどんちゃん騒ぎなのかも?
聞いてみれば意見は様々でしたし、それこそ、かも。
3話目のいなり寿司は、最後の落ちにちょっと納得。
とはいえ、普通そこまで考え付かないでしょうし
食べきった二人を褒めたたえたい。
最後に出て来たスパカツ。
味気がないのか、しっ -
Posted by ブクログ
“うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。きりりと白髪をまとめた女将の志満さんと、不幸体質の希乃香さんが元気に迎えてくれる。
お店の名物は「料理おみくじ」。
今宵の食事も人生も。いろいろ迷ってしまうお客さんに、意外な出会いを与えてくれると評判だが――。(あらすじより)
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料理が出てきて、読みやすくて、でも奥行きがあって、ストーリーがしっかり組み立てられている、まさに私好みの1冊。
短編ごとに主人公は違うけれど、みんなが繋がっていて伏線になっていて、最後はハッピーエンドという流れ。
心穏やかに読みたいときにぴったり。