ジョージ・チャムのレビュー一覧
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「この世で一番わかりやすい」というリード文が当たっているかは読者に委ねられるところであり、ピンポイントに抽出された20のテーマでは語られていないことも多々あるも、普段考えることのない宇宙に思いを巡らすことを充分に楽しませてくれる。難しい内容が所々にあるも、日本語訳がこなれており、挿絵もユーモアに富ん...続きを読むPosted by ブクログ
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宇宙に関する調査研究の最前線を、分かりやすくかみ砕いた語り口調で平易に読むことのできる一般書。
サブタイトルにある「この世で一番おもしろい宇宙入門」というのがこの本の読者層を一番親切に伝えているが、メインタイトルもよく本書の内容を伝えている。
つまり、いま現在の科学で、宇宙について「わかっていない...続きを読むPosted by ブクログ -
親しみやすい口語調なのでテンポよく読める。
堅苦しい説明はなく、一緒に考えてみようよ、というスタンスの本。
前作 "We Have No Idea" は、分かっていないことの説明で、
本作 "Frequently Asked Questions About the Universe" は、よくある...続きを読むPosted by ブクログ -
翻訳者の水谷淳さんて気にしたことなかったけれど、読みやすいということに気が付いた。
今までに、
『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた』
『量子力学で生命の謎を解く』
『宇宙を解くパズル』
の3冊を読んでいたが、どれもこなれた日本語だったという印象が残っている。
本書の内容は、...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙に対する素朴な疑問を、対話形式で教えてくれるので読んでいて飽きない。数式等も使われないので大まかな概念を理解するにはオススメだと思うPosted by ブクログ
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いろいろ一般向けの宇宙物理学とか量子力学関連の書籍を読もうとするも難しすぎてどれも挫折してしまったけど、これは何もわからない人でもなんとなく想像できるような書き方で解説されていて結構わかりやすかった。この本のおかげで前に読んでわからなかった量子力学の話も少しわかった。Posted by ブクログ
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宇宙論に関する非常に分かりやすく、読みやすい本。ただし、多くの疑問は疑問のままになる。
宇宙はまだまだ謎だらけという事を再認識させられる。
それだけでワクワクする。Posted by ブクログ -
これまで読んだ宇宙の本の中でも秀逸だと思いました。宇宙と数学。無限の広がりと極小の世界と数学が 「この世」の解明に繋がるんですね。想像もできない広大な世界を解く鍵は、超ミクロ世界。その道具が数学。 文系の自分にも興味深く読めました。ありがとうございました。
Posted by ブクログ -
人間がこの世の中についてわかっていない。95%はわかっていない。難しい数式や物理については書かれていないし、ボリューム満点なので単純に読み物として楽しめる一冊。
実際我々には解明されていない謎が多すぎる。実際に我々が利用しているものですら、どうしてそうなるのかわからず使用しているものもあるのが現状...続きを読むPosted by ブクログ -
最近読んだ宇宙関連の本の中では一番わかりやすかったです。解明されている部分と未知の部分がクリアに記載されているのが良かった。昔から持っていた空間って何と言う疑問に少しだけ答えてくれた気がします。Posted by ブクログ
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物理学の公式が出てこないため、文系の読者でも楽しんで読むことが出来ると思います。
科学の力で、どこまで宇宙について理解できるのか、理解できないかを教えてくれます。Posted by ブクログ -
ダークエネルギーや、ダークマターなど
物理を全く学んだことの無い人間には
知らないことばかり。
しかし、観察によって、
「今は見えないけど、何かあるはず」と
推測して、実験方法や観察方法を
模索する、ものの考え方は
社会生活にも応用できそう。
脚注など
ちょいちょい挟まるボケも
楽しい。Posted by ブクログ -
400ページを超える長編なのでかなり時間はかかります。
ただ、ほぼ毎ページにわたって挿絵があるので、楽しく読めます。
宇宙のことで何がわからないのか、どこまでわかっているのか、が物理学を全く勉強してない自分でも、かなり優しく説明されています。
「分からないことがわかること」の面白さを知っている人は、...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙で最初に思い浮かぶ疑問、タイムトラベルの可能性や宇宙人の存在、ブラックホール、宇宙の果て等、誰もが宇宙に持つ疑問について分かりやすく書かれている。これらの疑問の応用として、パラレルワールドやあの世の存在から相対性理論までを、宇宙に絡めて科学的な視点で書かれており、一般読者が興味を引く話題が、徹...続きを読むPosted by ブクログ
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子ども向けだからかとってもわかりやすくて読みやすい。洋書ならではのジョークも多く、なにより数式がないのですいすい読める。
400ページちょいあるので全部読み切るのは時間がかかるかもだが、興味ある章だけ読んでもいいかも。Posted by ブクログ -
英語のタイトルも「We Have No Idea」ってことで、わからない前提で入っていける本。
難しい数式が出てこない、かみ砕いてたとえ話で説明してくれる、ジョークを交える、といったようにとっつきやすく楽しく読めるのは事実。
ただ、比喩なのかジョークなのかどっちなんだいみたいなところもなくはない、わ...続きを読むPosted by ブクログ -
僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門
著:ジョージ・チャム , ダニエル・ホワイトソン他
この本は、宇宙についてわかっていないことについて書いている。もう答えが出ているはずだと思っているかもしれないけれど、実はまだわかっていないいろんな大きな疑問についての本である...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙について「分かっていない」ことを明らかにする本。科学の進歩でたくさんのことが解明されてきたが、それでもまだこんなにも分かっていないことがある、ということにワクワクが止まらない。
"知らないこと"と"存在しないこと"は違う。宇宙について解明されていない95%に一体何が存在しているのか、ありと...続きを読むPosted by ブクログ -
私は文系人間であり、理系分野の本を積極的に読むようになったのは、つい最近のことである。
宇宙についての全くの初心者であるが、この本をそこまで身構えることなく読むことができた。
特に印象に残っているのは、宇宙の計り知れない大きさや未だ拡大しているという事実、人類が把握している物質は、宇宙全体に存在する...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙のことは5%しかわかってない。残りの95%を占めるダークマターやダークエネルギーは謎のまま。宇宙を膨張させる力が光速を超えているならば、観測できる宇宙限界の外は?素粒子も17種類まで見つかっているが、その先の基本粒子の存在は?人間が認知できる4次元を超える次元はあるのか、それは検証可能か?そもそ...続きを読むPosted by ブクログ