日本ディープラーニング協会のレビュー一覧
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会社でAI(Copilot)を使えと言われているが、業務で必要なのはそれじゃないような…と思ってたどりついた本。
これは、人間が画像から読み取って判断する諸々を、たくさんのサンプル画像から勉強させ、同様の働きができるAIを作ろうという実例を挙げている。その35社とはどこか。どの会社でどのように役立てているか、また、そのAIの導入やサービスの提供にかかわっている会社はどの会社なのか。
2018年出版のため、現在はもっと進んでいるとは思うが、AIがどのように導入され使われるかを知らない人にとっては十分すぎる内容だ。残念ながら私が関わっている業務は画像から学習させる領域のものではないが、AIを実際に -
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ネタバレディープラーニング(DL)のビジネス活用事例や導入時のポイントに触れた本。
・DLは「汎用目的技術」であり、あらゆることに利用可能。
汎用目的技術:原理が単純で汎用的で様々なことに利用可能。
・DLはすでにコモディティ化しているため、ビジネスへの応用力・構想力が問われるフェーズにきている。
・データだけに依存するとグローバル企業に勝てない。データとモノをつなげることやいかにユニークなデータを集めれられるかがカギ。
・今、急速に進化しているのはマルチモーダルな認識。
・DLで100%こなそうとするのではなく、タスクを分割したり、人間がどうやってヘッジするかを考える。
・どの水準になっ -
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ネタバレディープラーニングの様々な活用事例について紹介した一冊。参考になる。
<メモ>
・ディープラーニングの発展ロードマップ
画像認識、マルチモーダルな認識、ロボティクス、インタラクション、シンボルグラウンディング、知識獲得というフロー
・マルチモーダルとは映像、おと、各種センサーなどの情報を複合的に扱うこと。現在急速に技術が進化している分野
行動予測や異常検知を実現する。
・ロボティクスとは、環境変化にロバストな自律的行動を実現するもの。自動運転など。
・オムロン ドライバー見守り車載センサを開発 認知、判断、操作の状況を判定する。前方注視しているか、運転い復帰できる状態か、運転席にいる -
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一般社団法人日本ディープラーニング協会主催の「G検定」推薦図書。日経クロストレンドと日経xTECH共同実施の「ディープラーニングビジネス活用アワード」を受賞した6プロジェクトを中心に、具体的なディープラーニングの活用事例が揃う。ディープラーニングを実際事業に取り入れた企業の担当者が、どんな課題意識を持ってどういう着眼点で導入して、ハードルは何でどう解決したかがよくわかる。
読み物としては面白いのだが、画像を中心とした解析技術に寄っているように思う。また、「G検定」推薦図書にするわりには事例が古すぎるのと、活用アワードが第2回以降開催されておらず、読み進めているとやや陳腐化してないのかの不安があ -
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ディープラーニングの活用状況を知りたい人におすすめ。
【概要】
●「ディープラーニングビジネス活用アワード」の受賞作品が収まっている。
●日本ディープラーニング協会の理事長、松尾豊氏のインタビューが第1章。
【感想】
●AI活用の事例が多く記載されている。
これらを見ると画像認識を用いたディープラーニングの研究が多いことがよくわかる。
ということは、画像認識以外の研究が好機とも言える。このことについても一部書かれている。
●第6章の先端技術の動向では、GANがわかりやすく書かれていて参考になった。
●技術の進歩がめまぐるしい現代では、1~2年毎にこのような本が出版されると最新状況が把握 -
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事例は正直あまり面白くなかった。
ブレインパッド アナリティクスサービス本部 副本部長 兼 AI開発部長の太田満久氏も、最初に考慮すべきは、「実現したいタスクは、本当にAIを利用しなければ不可能なのか」だと指摘する。太田氏は、「既存の技術を利用して解決できるならば、無理にAIを使う必要はない」と助言する。
グーグル・クラウド・ジャパンの大薮氏は、「一般企業が新たなAI活用分野を切り開くのは難しいので、先行事例がある分野で戦った方がいい。」と助言する。
活用がうまくいくデータの6条件
①正規化・整形されていて、AIが読み解くべき情報のみに整理されている。
②データを説明する情報が多 -
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事例は正直あまり面白くなかった。
ブレインパッド アナリティクスサービス本部 副本部長 兼 AI開発部長の太田満久氏も、最初に考慮すべきは、「実現したいタスクは、本当にAIを利用しなければ不可能なのか」だと指摘する。太田氏は、「既存の技術を利用して解決できるならば、無理にAIを使う必要はない」と助言する。
グーグル・クラウド・ジャパンの大薮氏は、「一般企業が新たなAI活用分野を切り開くのは難しいので、先行事例がある分野で戦った方がいい。」と助言する。
活用がうまくいくデータの6条件
?正規化・整形されていて、AIが読み解くべき情報のみに整理されている。
?データを説明する情報が多 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「時代の流れに遅れている自分を実感」
「ディープラーニング」という言葉がニュースやネット上で見かけることが多くなったがそれについて知識がなかったので読んでみました。
本書の事例の紹介から、AIは日本各地で様々な職種で活用されていることがわかりました。特に、AIアナウンサーが「辛い」を「つらい」と「からい」を使い分けて読めるというところに驚きました。
AIの活用で業務効率とサービスが向上し、より寛容な社会になっていけばよいと希望的観測をもちました。
なお、「教科書」と銘打っていますが、それ以前の入門書等で少しディープラーニングについて知識がないとサクサク読み進められないかもしれません。
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Posted by ブクログ
AI創世記。ぼぼ毎日、新聞の一面や見出しを賑わせている単語。その根本となるディープラーニングとは何かと思い手に取ってみた。
事例が多く掲載されているが、素人目から見るとITシステムと同じように思えてくる。課題自体が全てを解決してくれるのではなく、どう使うか、といった点は同じである。しかし、スピード感が尋常ではなく生活そのものに関係して来るのは何となく分かる。
これからどうなって行くのか将来を見据えた動きなのでワクワク感が伝わってくるが、現在は試行錯誤の時期でありこれからどう発展していくのか分からない状況。
一方でこれが進化する事で中国で2020年までに行おうとしている管理社会が世界全体で