あらすじ
日本ディープラーニング協会 監修
ディープラーニングをビジネスに生かす知識を問われる
同協会のG検定(ジェネラリスト) 推薦図書
松尾豊・同協会理事長による「ディープラーニング技術年表」収録
ディープラーニングは確かに実際のビジネスに溶け込み、商品やサービスでの活用が始まっています。
それによって業績を向上させた企業もあれば、社会課題の解決に結びつけている会社も実在します。
その最先端の実践的な事例を紹介しました。本書に「実践編」と付したのはこうした理由からです。
本書の最大の特徴の1つが、「ディープラーニングビジネス活用アワード」の受賞6プロジェクト全てを子細なケーススタディで紹介していることです。
日本ディープラーニング協会と一緒に、2019年春から準備を進めてきたものです。
エントリーはやや大手企業に偏重したきらいはありましたが、まさに腕自慢の実力派ぞろいでした。
受賞6事例を含めた計26事例を、本書ではディープラーニング活用の効果で4つに分けました。
「商品開発・業界構造を変える」「消費者のデマンドに応える」「働き方を改革する」「不正・異常を検知、社会課題を解決する」。
また資料的価値が高い、日本ディープラーニング協会理事長の松尾豊氏がまとめた「ディープラーニング技術年表」そして「インターネットでいうと1998年」も収録。
全編にわたって同協会の理事が一文字ずつ、とりわけ技術的な側面からアドバイスしてくれた貴重な書である。
ぜひご覧になっていただきたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一般社団法人日本ディープラーニング協会主催の「G検定」推薦図書。日経クロストレンドと日経xTECH共同実施の「ディープラーニングビジネス活用アワード」を受賞した6プロジェクトを中心に、具体的なディープラーニングの活用事例が揃う。ディープラーニングを実際事業に取り入れた企業の担当者が、どんな課題意識を持ってどういう着眼点で導入して、ハードルは何でどう解決したかがよくわかる。
読み物としては面白いのだが、画像を中心とした解析技術に寄っているように思う。また、「G検定」推薦図書にするわりには事例が古すぎるのと、活用アワードが第2回以降開催されておらず、読み進めているとやや陳腐化してないのかの不安がある。日進月歩の領域なので、推薦図書にするなら継続的にアップデート、もしくは別の推薦図書にして欲しいと感じてしまう。
Posted by ブクログ
ディープラーニングの活用状況を知りたい人におすすめ。
【概要】
●「ディープラーニングビジネス活用アワード」の受賞作品が収まっている。
●日本ディープラーニング協会の理事長、松尾豊氏のインタビューが第1章。
【感想】
●AI活用の事例が多く記載されている。
これらを見ると画像認識を用いたディープラーニングの研究が多いことがよくわかる。
ということは、画像認識以外の研究が好機とも言える。このことについても一部書かれている。
●第6章の先端技術の動向では、GANがわかりやすく書かれていて参考になった。
●技術の進歩がめまぐるしい現代では、1~2年毎にこのような本が出版されると最新状況が把握できてありがたい。