山下洋輔のレビュー一覧

  • ジャズの証言

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    相倉さんのジャズについての凄い知識と山下洋輔のプレイヤーとしての実績が,対談の中でいくもの火花を発している.出てくるジャズプレイヤーの名前はほぼ既知であったことから,非常に楽しく読めた.フリージャズのリーダーとしての山下洋輔が,素晴らしい音楽環境の下で育ち,その素養を異色の方向で発展させた過程が隈なく描写されていると感じた.

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    2017年10月01日
  • ジャズの証言

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    山下洋輔と相倉久人のトーク・セッション。
    ピアニストとしての山下の足跡をたどりつつ、演奏者と聴き手双方の視点から音楽について語り合ったもの。
    これからも、もっともっと音楽を聴かなくてはと思った。

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    2017年06月26日
  • ジャズの証言

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    相倉さんが亡くなって2年後に出た。もっと早くてもよかった気がするけど。
    山下洋輔さんは相変わらず相倉さんを慕っている様子がわかったし、山下洋輔さんの歴史もわかり、Jazzの(フリージャズへの)歴史もわかるというなんかお得な本。

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    2017年05月21日
  • 山下洋輔の文字化け日記

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    山下ワールド健在
    昔からの読者(リスナーではないところが(^_^;)には懐かしく、最近のファンにも珍しく。
    毎日がJazzな日々。

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    2010年01月28日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    久しぶりに山下洋輔関連のものを読んだ。
    茂木健一郎が聞き役となっている対談だが、「脳と即興性」というよりは山下氏のJAZZや即興への考え方をわかりやすく披露していただいた感じ。
    山下氏にはまだまだこれからもステージ、文筆業で活躍していただきたい。

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    2020年02月24日
  • 山下洋輔の文字化け日記

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    まったくなんとも精力的な活躍ぶり。オケと共演したり、またもやピアノを燃やしちゃったり、免許をとって長距離ドライブを敢行したり、国内でのライブはもとより、ニューヨーク、パリ、トリノと海外でも弾きまくり、当然ウケまくり、その合間に蕎麦を食べ、猫を愛で、勲章までもらっちゃって。

    二十一世紀に突入した山下洋輔は、もうすっかり大御所。相変わらず繰り出されるダジャレは可笑しいけれど、かつてのとんがった感じは、当たり前ながら薄れているように思う。「ピアニストを笑え!」の頃の文章には、アウトローの気配が色濃く漂っていて、そこが大きな魅力だったのだと今頃気がついた。

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    2017年08月17日
  • ジャズの証言

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    本書のなかで相倉氏が「(ジャズは)『分かる』『分からない』から入ろうとする人には楽しめない音楽」だと言っているが、私はまさにそれ。スタンダードナンバーにはいいなあと思う曲があるけれど(「テイクファイブ」なんか実にかっこいいと思う)、フリージャズとかは全然「分からない」。

    だから、お二人の話がどんどん進んでいって、第Ⅲ章第Ⅳ章あたりで「ジャズという表現」についての突っ込んだ話題に入っていくと、ほとんどチンプンカンプン、ああもったいない、これがわかればさぞ面白かろうにと残念至極であった。

    しかしまあ、半ば過ぎまでは、主に山下洋輔の歩みを相倉氏がきくという感じの内容で、ここが実に楽しい。山下氏の

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    2017年06月26日
  • ピアノ弾き即興人生

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    ネタバレ

    プログラムノートからブログまで方々に書いたものの集成なので重複はあるが、面白い。
    クラシック出身の人との競演の話で、文化差がわかるのがよい。相手の文化を尊重した上での共演。

    タモリに出会って東京へ引っ張り込んだ経緯も、興味深い。

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    2016年05月20日
  • commmons schola vol.2 Yosuke Yamashita Selections:Jazz

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    山下洋輔をゲストに迎え、わかりやすくJAZZについて解説。菊地ー大谷の諸本の前に手にすればちょうど良い内容。

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    2013年02月14日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    P.189
    山下 人前に出るから怖いんですよ、きっと。子供の頃、家でイタズラ弾きをしていたときは、恐怖心なんてありませんでした。やっぱり人にバカだと思われるのが怖いんでしょうかね(笑)。
    茂木 なんでバカと思われると怖いんですかね。
    山下 こうでなければならないというものを自分で勝手に作っているんでしょう。スタンダードというか、完璧なものを。それに及んでいないことが人にわかるから怖いんじゃないでしょうか。

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    2012年01月08日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    即興の知とは? 予め決められたことをそのままやるのではなく、即興でからだを動かし、おもしろいことを容赦なく追求することで、生まれる知…

    おもしろいことを追求するというのは、最高の価値である。
    自ら動いてみないと何も見つかるものではない。いろいろとぶつかったり、失敗したり、心が動き感動し、涙がながれたり、様々な経験をしているうちに、自然と自分の人生を前に進めてくれる何ものかに出会う。そんな生き方が出来れば、行き詰まることはない。


    創造性は、勇気の量に比例する。
    人は、甘えが許されない環境だったり、何かを打破しなければいけない状況に追い込まれたときに、本来の強みを発揮する。

    子供の発達にお

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    2011年01月22日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    帯に「人生は譜面通り弾くな!」とある。元々譜面なんぞ無かったあるいはあっても読めない人(自分かとw)でも同じリズムとコードの繰り返しになってしまうことがあります。そんなときガツンとくる一冊。「これからは変拍子と転調の連続、ついでに肘打ちだぁ!」と燃えること請け合いです。

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    2011年01月22日
  • 猛老猫の逆襲

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    ずいぶん前からわかってはいたけれど、ああもう本当に偉くなっちゃったんだなあ、というのが率直な感想。何をやっても絶賛の嵐、「世界のヤマシタ」としての活躍はまことに喜ばしい。それは間違いない。権威臭がなく、いまだに「ドンバ」的軽さのあるスタイルは稀有なものだと思う。それでもついつい、若い頃の殴り込み的欧州ツアーの、荒々しさや喧噪と同居していた寂寥感がどうにも懐かしくて…。

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    2020年05月02日
  • 山下洋輔の文字化け日記

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    著者10年ぶりのエッセイだそうで、2001年から2008年まで約8年分の「日記」で構成されている。

    濃密でスピーディで、オン歳67になられるわけだがそのドライブ感は衰えを知らず、読んでいるこっちが疲れるほどであった。

    それでもシャバドビドゥビヤとか落語のマクラとか筒井康隆といった文体は、10年ぶりどころかこういうのを盛んに読んでいた学生時代の空気を思い出して懐かしさ満点。嬉しいなぁ。

    いやしかし。

    一昨日はトロンボーンやパーカッション、ビッグバンドとのセッション。
    昨日は笛や太鼓と合わせ、今日はN響との共演。
    そして明日はピヤノ6人で大連弾…。

    ピヤノ/ジャズという万国共通言語を駆使

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    2019年06月14日
  • 猫返し神社

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    なんとなく読む本がなかったので購入。
    この方、猫好きだったんだ~ 知らなかった。

    猫返し神社は一度お詣りしたい所です。
    知らないうちに恩恵にたまわっていたのかもしれないし、境内に流れるというピアノ演奏を聞いてみたい。

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    2017年06月26日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    ジャズは好きだけどフリージャズはちょっと。。
    とかなんとか言って、山下洋輔をちゃんと聞いたことがないんだけど。

    音楽家はすべからく、ジャズプレイヤーといわずクラシック演奏者といわず、板子一枚下は地獄、というのはなんとなくわかる気がする。

    人生は一回きりの即興演奏だ、というのはちょっとうまいこと言いすぎてるでしょ。

    ピアノを燃やして、フリージャズだというのがよくわからない。
    新しいことをやり始めてそれをひとつのジャンルとして定着させてしまったことのすごさはわかるけど、どう理解しようとしても無理。
    そういうふうに無理と思うのも多様性の一つだよ、それでもいいんだよと茂木さんは言いそうだけど、な

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    2013年04月16日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    ジャズはいかにして即興で音楽を仕上げることができるのだろうか。フリートークも即興性であるとするならば、どのように「即興」がつくられるのだろうか。本書はそれを脳科学者でおなじみの茂木氏とジャズピアニストの山下氏の対談でもって解き明かしている。

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    2013年01月07日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    型破りとは、基礎が充分に出来ていて、アレンジが加えられること。

    自分のルールに抑制されずに、勇気を持って独創性を表現する。

    また、独創性を育むフォロワーの重要性。この役割を担う事も大きい。

    メモ
    『ジャズに名曲なし、名演奏あるのみ』

    棲み分け。多様性を認める事。

    メタ認知。自分を冷静に見る力。

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    2012年07月31日
  • 脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

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    ネタバレ

    脳の働きや即興性との関係についての考察は少ないけれど、山下洋輔の成り立ちやさまざまなエピソードがおもしろく、一気に読めた。即興性は引き出しを多く持っておくことが大事ということ、既存の枠組みを理解した上でそれを壊す勇気を持つことが創造性に繋がるということに深く納得。

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    2011年02月19日