フランク・ミラーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「バットマン・ダークナイト・ストライク・アゲイン」の時、レックス・ルーサーとの激闘の後でブルース・ウェインは、キャリー・ケリーにバットマンの仕事を譲って隠居状態にあった。だが宇宙怪人ブレニアックが、ボトルの中に収縮して収納したクリプトンの街の人々に異変が起きた。クリプトン人は、これ以上収縮した状態に耐えられなくなっていた。アトムは、クリプトン人をボトルから出して元の大きさに戻すが、科学力で劣る地球人をクリプトン人は支配しようとする。ブルース・ウェインは、南極のアジトで氷漬けになっていたスーパーマンを復活させ助けを頼む。スーパーマンとワンダーウーマンの娘ラーラが、クリプトン人に味方した。両者の戦
-
Posted by ブクログ
「バットマン・ダークナイト・リターンズ」
悪徳と退廃の街ゴッサムシティから、闇の騎士バットマンが、消えて10年。55歳のブルース・ウェインは、己の魂の呼びかけに突き動かされるように、ついに復活を決意する。ゴッサムシティにはびこるギャング団ミュータントを倒し、自分の部下にし、バットマンに憧れて弟子入りしたキャリー・ケリーを相棒に、整形手術に成功するも邪悪な本性をむき出しにするトゥーフェイス、アーカム精神病院に収容され廃人寸前になっていたがバットマンと最後の対決をするべく脱獄をするジョーカー、政府に雇われて工作員に成り下がっているスーパーマンと戦う。東西冷戦の混迷の中、バットマンの復活は、様々な波 -
-
Posted by ブクログ
デアデビル作品の数少ない邦訳。やっぱりフランク・ミラー作品で、名作という評判は聞いていたものの、読み終えたときの興奮は想像以上だった。
絶望に陥るまでの流れは急転直下だが、そこからの復活は非常に丁寧に描かれており、マットのヒーロー性の根源はどこなのかを考えさせられる展開には息をのむ。それでいて、マット以外の主要キャラそれぞれにも何らかの挫折があり、それらが絡み合うことで作品の雰囲気そのものが絶望から希望へ向かう流れを作っていて、読者としてその雰囲気にはまりこんでしまう。
Netflixで展開されているドラマを見て気になっている人はまずこれを読むべきだと思う。ドラマで登場したキャラたちが、大 -
Posted by ブクログ
Netflix版デアデビルの原案となった一冊と聞いて読んでみたが、期待に違わない面白さであった。
デアデビルのオリジンを再構成するにあたり、この作品ならではの雰囲気が作られているのが面白いところだ。その雰囲気づくりに一役買っているのがマット側の視点に立っているものの三人称ベースの語りではないだろうか。このナレーションがどこでも挟まることによって、どんなに激しいシーンでも冷静なトーンで読むことができる。
表紙に印象的に描かれている黒装束も含め、劇中での衣装の使われ方は非常に面白い。衣装の差異でその時のマットのスタンスがとてもよく伝わってくる。
なんにしても必読の一冊だ。映画→Netflix -
-
Posted by ブクログ
アメコミ界の古典中の古典と言われる『ダークナイト・リターンズ』は、マンネリ化していたバットマンに「ダークナイト」という位置づけを与え、そして再生させた記念碑的作品と言われている。
で、機会があったので読んでみた。これは確かに傑作中の傑作。衰えたバットマンが無秩序状態のゴッサム・シティに業を煮やして大復活、すると彼の宿敵だったジョーカーも復活。アメリカとソ連は核戦争が勃発し、スーパーマンは暴走的に自警を続けるバットマンとの戦いに駆り出され……と、とにかく圧倒的スケールで物語が進んでいく。
人間の本性は変わらないよね、という作者のテーマ設定が面白く、トゥーフェイスやジョーカーを「治療した」と嘯 -
-
Posted by ブクログ
地味~なヒーローなんですよ、デアデビル。
そこが好きなんですが。
デアデビルとは、マーヴル・ヒーローの一人。
意味は「恐れを知らぬ者」。
映画化ではベン・アフレックがそのアゴを強調した演技見せてくれました(結構好きな映画化ですがシリーズ化はなかったです)。
「主人公はマット・マードック。彼は少年時代の事故で放射能廃棄物の液体を浴びてしまい、その視力を失ってしまう。しかし残された感覚が研ぎすさまれ、周囲の物事ばかりでなく、人の心拍や文字までを感知できる「レーダーセンス」を取得する。父が犯罪王キングピンに殺された事により、彼はその感覚を悪との戦いに活かそうと決心する。成長し弁護士となった彼は、強 -
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ダークナイトの映画版が大好きなのでいつか読みたいと思っていました。
老いたバットマンことブルース・ウェインの物語。
ダークナイト・ライジングではクリスチャン・ベイルがあまりに若々しくて伝わり辛かったけど、老いたヒーローを描いた映画だったのだと改めて気づかされました。
日本のマンガと違って独特のテンポがあるのがアメコミというのは理解していましたが、今まで読んだことある物と比較しても行間に色々な情報があったり、物語を理解するためにはそれなりのリテラシーが必要な作品でした。
特にこの作品が発表された頃の時代背景を調べて読み直すとその膨大な情報量に圧倒される気がします。
ただ、個人的にミミズが這 -
-
-