あらすじ
ネットフリックスオリジナルドラマ「デアデビル」原案!
コミックス史上にその名を刻む稀代のクリエイター、フランク・ミラー。その彼が、自らの出世作であるデアデビルのオリジンを再構築した注目作が、本作『デアデビル:マン・ウィズアウト・フィアー』である。ミラーにとって、最後のデアデビルとなった本作は、コミックにおけるリアリティを極限まで追求し、デアデビルというキャラクターを、さらなる高みへと導いて見せた。デアデビルにとってアルファであり、オメガである本作は、ミラーが辿り着いたヒーローコミックスの一つの頂点である。
【収録】Daredevil: The Man Without Fear #1-5
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Posted by ブクログ
Netflix版デアデビルの原案となった一冊と聞いて読んでみたが、期待に違わない面白さであった。
デアデビルのオリジンを再構成するにあたり、この作品ならではの雰囲気が作られているのが面白いところだ。その雰囲気づくりに一役買っているのがマット側の視点に立っているものの三人称ベースの語りではないだろうか。このナレーションがどこでも挟まることによって、どんなに激しいシーンでも冷静なトーンで読むことができる。
表紙に印象的に描かれている黒装束も含め、劇中での衣装の使われ方は非常に面白い。衣装の差異でその時のマットのスタンスがとてもよく伝わってくる。
なんにしても必読の一冊だ。映画→Netflix→本作、とくるとアメコミの魅力が関心の薄い人にも伝わるかもしれないと思わせるほどであるため、今後機会があれば人に勧めて見たいものだ。