近藤哲朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
会社で経理に関わることになり、簿記の勉強を始めたが、会計の基本が理解できていない為、なかなか頭に入らなかった。
会計の大枠を理解したくて本書を読んだ。
難しい用語をできる限りわかりやすく解説してくれてたので、概念がすんなりと理解できた。
この本は会計の勉強をする為の本ではなく、何の為に会計を学ぶ必要があるかを教えてくれる本だった。自分が会社とどう向き合うか、社会との繋がりを見る為のレンズが会計だということ。
そういう意味では、会計の勉強をすることは、万人に意味があるといえる。
本書を読んで会計の勉強に興味が増した。これから少しずつ勉強を進めて、一人前の経理になれるよう頑張ろうと思った。 -
Posted by ブクログ
オープンハウスのロゴデザイン、或いは、画家のピエト・モンドリアンを彷彿させる小洒落たアートが実は決算書であり、そのアートをマップ化して道案内される事業の価値について、案内役もまた秀逸。素晴らしい。会計を学ぶなら、この一冊。企業人なら、この本で社員教育すべきではないか。とにかく分かりやすいし、本質的だ。
何が素晴らしいか。出来上がった決算書を読むのではなく、事業を始める所から物語が始まる。商品を作ろう、いやその前に、お金を集めよう、がスタートだ。解説は「現金」から始まる。現金は商品になり、それが費用と売上へ。差額は利益へと。まるで商売をしながら、結果的に損益計算書と貸借対照表が出来上がっていく -
Posted by ブクログ
ネタバレすぐれたビジネスモデルを作ってもすぐ模倣されてしまう。永遠に「すごいビジネスモデル」であり続けるわけはない。「定説」になったモデルは、変化の中で「逆説」を考えていく。
024 日本環境設計
綿やプラスチックなどを原料レベルまで分解する技術を開発
029 ecbo cloak
お店の空きスペースを「コインロッカー」として使える
031 横浜DeNAベイスターズ
熱心な野球ファンでない人も楽しめる場所
038 Foundbox
フィンテックで「資金繰りに困った」を解決。売掛金を書類審査0ですぐに現金化できる
039 Cancel
キャンセルするホテルの宿泊権利を売買できる。
営利目的の高 -
Posted by ブクログ
ネタバレ利益は誰への配分?
1 売上
2 売上総利益(▲売上原価→仕入先)
3 営業利益(▲販管費→取引先、社員)
4 経常利益(±営業外損益→銀行等)
5 税引前当期純利益(±特別損益→その他)
6 当期純利益(▲税金→国)
→当期純利益は株主のもの
「ビジネスによって、何を資産とするかが変わる」
動物園ではライオンが固定資産
水族館ではペンギンが固定資産
航空会社では航空機が固定資産
減価償却は、長く使える資産を、使える年数に応じて費用にしていく方法
毎年、資産から少しずつ費用になっていくというだけ
負債が資産を上回ると資産をすべて売却しても返済できなくなり、じきに会社が続けられなくなる -
Posted by ブクログ
ネタバレ共創について、概念で終わらせるのではなく、手触り感のあるものにしたいとして、可視化できるパーパスモデルを記した本。納得感ある整理。よき。
大事な要素と構造が踏まえられている印象
一番大事な皆の共通目的、ステークホルダー別の目的、役割
構成が簡潔明快でわかりやすく、その観点でも素晴らしい。
メモ
・パーパスモデル パーパスを中心とした共創プロジェクトの設計図
・パーパス より良い社会を実現するための行動原理
・図の中心に共通目的、周囲にその共通目的の下に集うステークホルダーを書く
上段に共創に関与するステークホルダー、
下段に主体的な共創パートナーを配置
それぞれのステークホルダーの役割 -
Posted by ブクログ
会計用語の解説と会社の中でのお金の流れがどのようになっているのかを図を使いながらわかりやすく説明されている。前回の本とは違いどちらかというとその知識を軸にしてどのように社会と向き合っていくかという所に主眼が置かれており、その要素として「のれん」というものが重要な要素となっている。これは企業の時価によって算出される値であり、企業の純資産の価格がキーポイントになってくる。企業のイメージや魅力によって大小が決まっていく。これを大きく伸ばすためには創造力を身につけることが必要であるとしている。その方法として逆張りなどの解決方法が書かれてこの本は終わっている。この本はただの会計の本ではない、そのことをど
-
Posted by ブクログ
紙の書籍にて。
何かを探しているとき、その答えが書かれている本に出会うことがたまにある。
sdgsとビジネスモデルをテーマに読書していて、何かしっくり来ない…関係者が多すぎてわかりにくい…と感じていた悩みが、一目見た瞬間「え、これすごい。」と解決した。
パーパスモデルという筆者が考案したモデルは、
・誰が
・どんな役割で
・どんな目的で
・共通目的を達成していくか
が文字通り一目でわかるようになっている。
モデルを見て驚き、
考案者の著者がまだ20代の女性と知ってまた驚き。
最近よくある「パーパス!パーパス!」と声高に叫んでいるけれど具体的にどう創るのかは伝わってこないビジネス書とは