近藤哲朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「会計を通じて、仕事とその先にある社会とどう向き合うか」「自分と社会がどう繋がっているかを会計、もっと言えば会計の地図(本書)で可視化する」という意欲的な目的を持った本書。
結論から言えば、私に対しては目的は達成されたと感じる。
例えば、
・売上は必ず分解して考える
・利益はビジネスモデル(固定費型か、変動費型か、損益分岐点はどこか)を理解するべき
・PLは誰にどれだけ利益を分配したかがわかる
・のれんは自己創出と取得ののれんがあり、BSにはのらないブランド力やノウハウ、人的資本等もある
・のれんを測る指標としてのPBR(株価純資産倍率)はPERとROEに分解できる
等、当たり前だけどきち -
Posted by ブクログ
スタートアップから大企業までのビジネスモデルを3×3マスで表現することで、サービスの流れ、カネの流れ、ステークホルダーとの関係性を分かりやすく表現している。
本書を読んで得た気づきは、
・簡略化したビジネスモデルを説明できることの重要性
・刺さるビジネスモデルには逆説があるということ
例えば、本書を読んで理解できたのは定額制サービスとサブスクリプションの違い。
サブスクリプションをただの定額制サービスと捉えると見誤る。
月額定額の新聞屋と、ネットフリックスやスポティファイとは何が違うのか。
簡略化されたビジネスモデル図で理解することで、両社の違いは明らかなことがわかる。