樹木希林のレビュー一覧
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樹木希林さんといえば、『万引き家族』などでの「おばあちゃん役の俳優さん」というイメージ。亡くなられた後に、非常に達観した方だったと知り、どんな人生を歩んできたのか気になって手に取った。
読んでみると、イメージしていた「仙人のような人」ではなく、すごく人間らしい人だった。間違うこともあるし、性格がちょっと意地が悪いところもあったり(笑)自分が勝手に神格化していたんだなと思った。
だけど、そうした自分の弱さを隠さず、ありのままを語る姿勢に、すべてを受け入れている圧倒的な強さを感じた。
まだ30代の自分は、「もっともっと」と目指す気持ちはこれからも大切にしていきたいが、今すでに手に入れているものを大切にする心は忘れないようにしたい。
特にモノがあふれるこのマーケット戦線の世の中、つい欲しくなってしまいがちだけど、もう少し物欲は控えようと思った(笑)
力を抜いて、等身大の自分で生きるヒントをくれる一冊。 -
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「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
この言葉がずっと心のお守りになっています。
改めて読み返しながら、「平気に生きる」とはどういうことかを考えました。
樹木希林さんの言葉は淡々としているのに、妙に心の奥に届いてくる。
生きることがしんどく感じる時でも、少し肩の力が抜けるような本です。
特に共感したのは、
“相手のマイナスは自分の中にもある” という視点。
離婚を経て振り返ると、本当にその通りだな…と頷きながら読みました。
破天荒な夫・内田裕也さんとの関係も、
派手さの裏に深い情があったのだと感じさせられます。
飾らず、強く、弱く、人間らしく生きた樹木希林さんの言葉は、
生きづらさを抱える大人にそっと寄り添ってくれます。 -
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樹木希林さんとはどういう人物だったのか?何本か出演作品を見たことある程度で正直自分はよく知らないのだ。それがこれを読むとかなり見えてくる。彼女の発言の総集編。悟り切っているかのよう。そして「死」というものに向き合わされる。つまりそれは「生」に向き合うということだ。
・お金や地位や名声もなくて傍からは地味でつまらない人生に見えても本人が本当に好きなことができていて幸せだと思っていれば、その人の人生は輝いている。
・十分生きて自分を使い切ったと思えることが人間冥利に尽きるってこと。
・みんないずれ死ぬんだけど、死ぬまでの間に残したくない気持ちを整理しておく。会っておくとか話しておくとか。
・どの夫婦も相手のマイナス部分が必ず自分の中にもある。
・おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい -
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過去のインタビューで希林さんがお話した言葉を切り取ったものが一冊の本になっていました。
私は希林さんが悠木千帆という芸名の頃からドラマを見ていて、その芸名を売ります!と言った時にとてもビックリしたのを思い出しました。
その後、樹木希林さんとして数々のドラマや映画で活躍されていましたが、夫である内田裕也氏との長い別居生活などワイドショーを賑わすような出来事も多かったですね。
物を大切にする人で、人からいただいた服をリメイクして着ているなど物を持たない主義なのも知っていましたが、まさか靴が長靴含め3足した持たないようにしていたとはビックリ。確かに靴も服もそんなにたくさん持っている必要ないのかも…。ここは見習って断捨離に励もうと思いました。
人から見られるお仕事をしているのに、自分の考えに忠実で他人の目を気にしたりしない所も芯が通っていて素晴らしいです。「自分の始末は自分でする」という日常生活。求めすぎない、自分の身の丈にあったレベルで良しとするという人生。簡単に真似出来ないかもしれないけれど、そんな生き方を心掛けられたら良いなと思いました。 -
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生きることや樹木さんの家族について、また、自身の病気についてなど、樹木さんの人生の中で織り成された言葉が綴られていた。
樹木さんの残した数々の言葉の一つ一つが、樹木さんの生き様を表しているようだった。力強さ、しなやかさ、艶やかさ、温もり、哀しさ、優しさ、面白さなど、樹木さんの様々な姿を覗く事ができる。
1人の人間の人生やその人の考え方を知れるのは、自分の視野がそのまま広がる感じがして面白い。自分と考え方が違う部分も当然あって、それを味わったり理解したりするには、樹木さんが話しているのを想像しながら、ゆっくりと読む必要があると感じた。
電車の中などでパパッと読んでしまったので、家でじっくり再読したい。 -
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話題の本。
対談形式で樹木希林さんと娘の也哉子さんがおりなす「不登校」について。
もっと言うなら、不登校が原因で命を絶ってしまうほど追い詰められいく若い命たち 。
なぜ、9月1日なのか。
なぜ、樹木希林さんが不登校の子どもたちの問題にこれほどまで向き合い、その意志を也哉子さんが今受け取って立っているのか。
重く深い内容だけど、也哉子さんの口調や話し方が文面からちやんと声で伝わってきた。
後半はざっと読んでしまうとこもあったけど、教育関係者や不登校に悩みを持つ本人の親、にとって良い本だと思う。
私は不登校経験もなければ全然そんなことと縁がなかったが、振り返るといじめのようなことってもしかしたら誰もが通っていく(悪口や無視など)道かもしれないし。自分もあった。
誰もが、"その"可能性があったんだー。
そうやって読み進めていった