あらすじ
「いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」がいいわね──女優・樹木希林はなぜあれほど平気で旅立ったのか。生老病死すべてをいかにおもしろがるか。ここでしか語られない言葉に満ちたラスト・ロングインタビュー。最期を看取った娘・也哉子さんの談話も収録。
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Posted by ブクログ
生涯、自分という人間に対してブレる事のなかったという印象です。その考え方があっているとか間違っているとかではなく、自分に対して、自分が納得出来ているかいないか。樹木希林さんは自分の人生に終始納得して生きていたんだろうなぁ。それがとても羨ましく、自分もそうであるように頑張って生きたいと思えました。
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樹木希林さん、格好良い人だ。「人を観察する」ことは、私も好きだったりする。到底足元にも及ばないが。価値観で同じように感じるところが、ちょっとあった。嬉しい。それで良い。
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小学六年生の水泳大会の時に人との比較じゃないんだと気づき、人を観察し、それが芝居に生き、監督にも意見し、それが良い作品につながっていく。樹木希林さんの芝居の魅力の秘密が窺える。
時間ですよの再放送はうっすら記憶があるけれど、ムー一族や寺内貫太郎一家は観たことがないので、70〜80年代のドラマを観てきた方はもっと面白く読めると思った。
家族に死んでいく姿を見せたいと言っていた樹木希林さん。後半の内田也哉子さんのインタビューでその時の様子が描かれている。娘から見た樹木希林の生き方、考え方も面白かった。
何が起きても、あぁさいですか、と言って面白がる、その姿勢を私も身につけたいと思った。
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樹木希林のエッセイ?対談?
インタビュー形式で樹木希林の人生を振り返っている。
正直樹木希林という人について映画等に詳しくないためすごい人という印象しか抱いていなかった。
内容は樹木希林のことについてが主だが、娘から見た像も書かれており、自分の価値観、考え方に繋がった。
Posted by ブクログ
樹木希林さん本人とのインタビューより、娘さんの也哉子さんの話の方が印象に残った。おそらく、本人より他者(娘であるが)の客観的に観られるからだろう。
晩年の死についての捉え方や子育て論など、やはり一般的ではない価値観などであった。それは、一般的ではないが、決して理解できないものではなく、実践するのがが難しいという意味である。なぜ難しいかというと妥協しないからであると思う。
参考になる生き方というとそうではないが、憧れる生き方ではある。
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樹木希林さんへのロングインタビュー。樹木さんは既に自分の余命を知っていて、その上でのインタビュー。樹木さんは勿論のこと、インタビューをした方も強い人だと思いました。
個性派で存在感のある女優さんだった樹木さんの子供時代、女優時代、そして内田裕也さんとの夫婦関係や娘の也哉子さんやお孫さんたちのことまでたくさんお話しされています。内田裕也さんとは生涯夫婦でしたが、一緒に暮らしたのは3ヶ月くらいなのだそう。今頃は天国で仲良くお話しされているのではないかな。