樹なつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれを少女漫画で描いたこと(それも二十年近くも前に!)にまず驚いた。
第3次世界大戦勃発、大規模核爆発によって不毛の大地が広がり、かつての国境線は消滅、あらたに線が引かれ、領土・資源を争う日々――OZ(オズ)と呼ばれる秘密科学組織の存在を探し求める若き軍曹と天才博士少女、そしてアンドロイド。
設定はSFによく見られるけれど、脇を固めるエピソードが豊か。
ネイト・・・!
それに、最後のムトーが19に救われたことを示唆する場面は、ぐっときた。人間とアンドロイド(A.I)を隔てるものとは。
樹なつみの作品は、花咲ける青少年もそうだったけど、一般的に少女漫画で描くようなテーマではないのに、中学生でもすぐに入っていける魅力がキャラクターにある。 もっと長編でもよかった。
それにしても、夢の欠落した存在をOZと命名したことに、作者の反抗的で皮肉な優しさを感じた。 -
Posted by ブクログ
花咲ける青少年の番外編集です。
もちろん、本編を読んでいないとさっぱり判らないので、ファン御用達。
内容は、
・短編:本編終了後しばらく後、ギヴォリの花鹿のもとへ、ルマティから結婚式の招待状が届くが・・・。全員集合、もしくはその後どうしているかのちら見せ短編。
・中編1:フルール・ド・グラス。ユージィンの過去話。付き合った女性が自殺した、その裏にある事実が自殺した女性の親友の視点で書かれています。少し切ない話ですが、最後にじわっとくるものがあります。
・中編2:HEAVEN。カールの学生時代の話。女性(人間)嫌いを軸に心情の変化が書かれています。前半の若干軽めのノリと、後半のキモの部分の深刻さに無理矢理まとめた感もあるが、前後編なら仕方ないかという感じです。
現在の作者の絵に比べ、意図して昔の絵に近づけてあるため、線が柔らかく懐かしい感じを損ねない仕上がりになっています。
番外編としては秀逸。過去に花咲けるのファンだった人は読むべき。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ花咲ける5人のその後を描く新作特別編のうち、3編を収録。
「花咲ける青少年」
結婚式でラギネイに招かれた花鹿とリーレンは!?
「フルール・ド・グラス」
花鹿と会うずっと前、ユージィンの周りの女性たちは皆・・・1?
「HEAVEN」
カールの学生時代、全寮生活の中で出会ったのは・・・!?
以下ネタばれ。
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ユージィンの話が面白かったです。
お城の内部の絵が細かくてしばらく見入ってしまいました。
カールに関してはあまり思い入れがないので、どんな境遇の設定だったっけ?ってしばらく思い出せなかった(^-^;)
今回、リーレンがあまり出てこなくて残念。
しかも昔ほどのかっこよさがなくなってるし。
昔の絵の方がよかったな。
連載終了から16年ぶりの新作特別編。
この漫画、何度も読み返すくらい大好きなので特別編が出てとても嬉しいです。
2巻はいつ発売かわからないけど、次はルマティ編もあるらしい。
リーレン編もあるかな? -
Posted by ブクログ
母を交通事故で亡くして間もない霖のもとを
瀬戸内海に浮かぶ蒼島から穂津見家の弁護士が訪れる。
当主が死去し、その遺言状を公開するので
直系の孫である霖にも立ち会ってほしいというのだ。
父・霙一は早くに死去して自分は天涯孤独だと思っていた霖は
親戚に会うことに魅力を感じて蒼島を訪れる。
公開された遺言状に書かれていたのは
数百億ともいわれる穂津見家の財産のほとんどを
亡き長男・霙一の子である霖に譲るということだった。
その意外な内容に納得がいかない
一族は色めき立つのだった。
翌日、釣りに出かけていた雲行が溺死する。
さらにその夜、霖になついた蕾の上に大きな枝が落下する
実は穂津見家は代々超能力を持つ家系で
その「穂津見の血」を守るために
近親結婚を繰り返してきた歴史を持つのだった。
霖や零治にもその力は残るが
もはや微小なものにすぎないはずだったのだが・・・。
3日目には、霍が使用人とともに崖から墜落死する。
霖は蕾を連れて蒼島を出ようと決意するが
零治の出生にまつわる秘密を知ってしまう。
霖と露子が外に出たすきに靄が絞殺され
霞が連れ出された。
連続殺人犯は、いったい誰なのか
何を目的とするのか・・・?
めちゃめちゃ血生臭い殺人事件
血縁者が遺産で家族を殺しまわる
そこに超能力が関係している
そして島という閉鎖された土地
誰もが味わう黒い感情と愛情
のちに続編 パッションパレードがある