唐戸信嘉のレビュー一覧

  • ロビンソン・クルーソー

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    ハラハラワクワクし、とても読み応えあり。300年前に出版された本だが、古臭くなく楽しく読める。
    様々な無人島サバイバル系の小説の、原点となった本。
    一番の魅力は、まるで著者が体験したかのように具体的なサバイバルの様子。
    食べ物の確保・道具の製作・日付の数え方・日々のルーティン・日記をつける様子など、事細かとても面白い。

    そして、20年以上の無人島生活によって、変化し達観していく主人公の心境や神に対する考え方も興味深い。
    途中から、ロビンソンは島での暮らしがこれまでで一番幸福だと感じるようになる。

    「人が神の与えてくれたものに満足できないとすれば、それは人が神の与えなかったものに目を向け、ないものねだりをしているからに過ぎない。ものがないという不満は、あるものに対する感謝の不足から生じるのだと思う。」

    自分の不幸な面ばかり意識しがちだが、幸せな面をしっかりと認識し感謝することが大切。

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    2026年09月27日
  • ロビンソン・クルーソー

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    300年前の作品と知り、驚きました。無人島での生活の様子がとても具体的に描かれていて、当時の作品とは思えないほどリアルに感じられました。主人公もだが、フライデーが望んで地に定住した後幸せに暮らせていたら良いなと思いました。

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    2026年09月23日
  • ノーサンガー・アビー

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    ジェイン・オースティンの『ノーサンガー・アビー』です
    またしても光文社古典新訳文庫がとっても読みやすい訳で出してくれたので、感謝しかない
    光文社には足を向けて寝れない
    光文社どこにあるか知らんけど
    『分別と多感』と『エマ』もよろしくお願いします

    はいね、ちょっとドキドキしました
    え?もしかしてこれなんかバッドエンドなんちゃう?って
    もうキャサリンが世間知らずすぎてね
    本ばっか読んでるからこんなことなんねん(お前が言うな)

    だがしかーし!

    大丈夫でした
    そりゃあそう
    そりゃあそうよ
    オースティンだもの
    こんなんもうネタバレでもなんでもないもの
    オースティンの物語はハッピーエンドと決まってるもの

    だがしかーし!

    オースティン史上最もイライラした物語とも言えよう
    いやオースティンはイライラさせるの上手いのよ
    だけど本作は破格のイライラで迫ってきます

    キャサリンがね
    ほんともうアホか!って言うね
    なんでそんな簡単に信じちゃうかな〜って
    なんでそんな見当違いなとこ行っちゃうかな〜って
    本ばっか読んでるからこんなことなんねん(さっきも言った)

    でもね
    ちょっと分かる
    本ばっか読んでるとそういうことなるよね〜
    なんか想像力良すぎて深みにハマるやつねw

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    2026年06月21日
  • ロビンソン・クルーソー

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    初めてちゃんと読んだけど、こりゃ面白い。
    この主人公、かなりの強運だし、フィジカルもメンタルもとんでもなく強いと思う。
    教訓めいた部分も多い。落ち込んだりした時はこの物語を思い出すのも良いかもしれない。

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    2026年04月21日
  • ドラキュラ

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    この時代にこのような長編を書いたことに凄さを見ることを禁じ得ない。
    素晴らしい。そして男性ではなく女性の力を描いたのもすごいと思う。最後は円に守られると言った場面はあるものの、良いと思う。
    100分de名著で紹介されて読んだけど、読み応えありました

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    2026年03月15日
  • ロビンソン・クルーソー

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    小さい時に読んだものよりもより詳細であった。挿絵も違っていたと思う。ところどころは記憶があるが、捕虜を食べた現地人の場面はカットされていたような気がする。100冊の推薦本であった。

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    2026年03月03日
  • ドラキュラ

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    誰もが知っているゴシックホラー。

    1897年、100年以上も前の作品なのに読者を惹きつける魅力は健在。

    複数人の手紙や日記を時系列順に並べたという作り。知らずに読めば全体像がなかなか見えないけれど、吸血鬼がどういうものか知っている私たち読者には「ああ!それって!」「やだなーやだなー」と心当たりがありまくり、ドキドキハラハラするしくみになっている。

    冒頭はまるで旅行記。東欧を旅した時の感動を味わえる。ただ、作者自身は東欧へは行ったことがなく、全て想像で書いているらしいです。ありゃりゃ。でも、けっこうリアルに描かれている感じがします。知らんけど。

    ひとつの舞台となる東欧はイギリスから見たらアジア同然ということなのか、アジア人の私が知っている日本の妖怪っぽい習性などが描かれていてかなり興味深い。ネタバレすると「吸血鬼は招かれないと他者の家の敷居を跨げない」とか「水を怖がる」とか。そして無知で恥ずかしいんですが、プロテスタントは火葬文化だそうですね。対するカトリックは土葬。そのプロテスタントvs. カトリックという構造になっているとか。

    さらにネタバレしますと、物語は大きく二段階に分かれており、ドラキュラ伯爵はルーシーとミーナ、二人の女性を狙います。彼女たちを救おうとする男たちの奮闘という物語。

    ミーナはとても聡明な女性という描かれ方ではあるけれど、基本的には「女は男が守ってやらねばならぬ存在」であり「女性は男性より頭脳も肉体も精神も劣る」というスタンスなので、若干けっと思わなくもないけれど、そこは「時代なので」で納得するしかない。

    話が少し逸れましたが,全体を通して、ドラキュラ伯爵自身はあまり登場しません。初めの方で法律家が遠路はるばるドラキュラ城を訪ねるシーンで一番出てくる。そこではまだ人間として振る舞っており、彼が怪物だと分かってからはほとんど出てこなくなります。で、これまた盛大にネタバレすると、最後には伯爵はやっつけられちゃうわけですけれど、かなりあっさり。追い詰める部分は執拗に詳細に述べられているのに、実際に手を下す部分は1ページにも満たず、伯爵は一言も発することなくやられます。ちょっと意外だし物足りない…

    翻訳の文章はかなり読みやすい。訳者いわく「読みやすさを最大限に重視し、原文への忠実さは若干犠牲にしている」とのことだけれど、読者としては「ありがとうございます!」です。翻訳ってそういうもんでしょ!ありがとね!と訳者の肩を叩きたくなる(不遜)。

    注の入れ方も抜群にうまい。こういう古典作品の注は、冗長になりがちだと思うんですけども、本文を読み進めるうえで邪魔にならない最低限かつマニアが気になる考察を入れてくれてる。好きです✨

    解説もかなり面白いので、ともすれば本文よりも熱心に読んだかもしれない。他の吸血鬼作品も読みたくなりました。見逃したNHKの『100分で名著』も今更だけど見たい!この翻訳者さんが解説で出ているらしいです。

    次は『愚かな薔薇』あたり読もうかしら。日本の吸血鬼文学✨                                              

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    2025年11月23日
  • ドラキュラ

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    ドラキュラ伯爵が長年の準備をして
    トランシルヴァニアからロンドンに
    やってくる!
    不動産の手伝いをさせられた弁護士
    ジョナサンが
    命からがら逃げて戻ったところから
    悲劇が始まる
    血を吸われて吸血鬼となってしまった
    美しいルーシーをきっかけに
    集まる仲間たち

    ルーシーの親友であり、
    ジョナサンの婚約者であるミーナ

    ミーナの看病で
    元気を取り戻したジョナサン

    ルーシーの婚約者のアーサー

    アーサーの友人の精神科医ジョン
    ルーシーに求婚するが振られる

    アーサーの友人のアメリカ人クインシー
    こちらもルーシーに求婚するが振られる

    ジョンの恩師であるオランダ人
    医学博士のヴァン

    これらの登場人物が
    ヴァンの知識から導き出された
    吸血鬼に挑んでいく
    なんとかして吸血鬼に真の死を
    与えなくては!この世は終わってしまう

    吸血鬼は
    夜しか動けない
    にんにくが嫌い
    十字架が嫌い
    鏡が嫌い
    ちまたに溢れる吸血鬼伝説が
    そのままだった
    宗教的な意味も大いにあるが‥

    そして
    血を吸われても死ななけば
    吸血鬼にはならない
    土葬の習慣のある東欧に伝承
    火葬のプロテスタント文化圏
    では伝承されていない
    この小説では背が高く
    痩せていて
    なんかかっこいい感じになって
    いるが、
    実際の伝承では
    だらしない恰好をした農夫
    らしい

    通して感じたことは
    ひたすらミーナの強さ!
    ミーナを守ろうとする
    男性陣は必死ではあるが
    なんだかんだミーナに助けられている
    そのあたりは女は強しです!

    おもしろかったし、読みやすかった
    ドラキュラ伯爵もなんだか
    かわいそうな人なのかもしれない

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    2025年11月04日
  • ドラキュラ

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    読みやすくて、あっという間の約800頁だった。
    解説も含めたら800頁超え。
    凄く面白かった。
    誤記もあるけど丁寧な注釈で、地図もあり臨場感もある。
    読み手をヴァンパイアハンターに導いていく構成といい最高に面白いエンターテインメントだった。
    吸血鬼文学の金字塔でもあるけれど、古典文学に苦手意識を持つ方にも手に取りやすい内容と描写、訳だったと思う。
    頁数は結構あるものの、ストレスフリーで読めるのが良い。
    あまりにもハマり込んでしまったので、レファニュの「カーミラ」も買ってしまいました。
    吸血鬼文学ってこんなにも面白かったのか!と初めて気付かせてくれました。

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    2024年07月11日
  • ドラキュラ

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    今一度、ちゃんと読むべき古典文学。その価値と意味を堪能する 面白い!最初の三分の一くらいが1番怖い、と感じた。ここで読むのを中断してやめておこうか、とも思ったけど、やっぱり面白いし、結局またまた本を手に取ってしまい、半分を過ぎた後はもうそれこそ読むのが止まらない。
    18世紀、1800年代に書かれた新訳版だからなのか、めちゃくちゃ読みやすいし、ストーリーにまず引き込まれる。
    最後に訳者あとがきを読んで気づいたくらい、本文を読んでいて気づかなかったのだが、構成が登場人物の日記により語られて、ストーリーが進んでいくため、いろんな人の視点から語られている点で、より物語に動きがついていると思われる。
    この手法は最近読んだ近年の著者で数冊見られた手法だったが、1800年代に既にやられていた手法だったとは!
    また吸血鬼自体の物語はブラム・ストーカーより前にも創作されていた作品があったのも知らなかったし、ブラム・ストーカーのドラキュラ、作中での登場人物のドラキュラに対する見解など、現代にも課題として投げかける面は多く、深くて非常に考えさせられ、純粋に楽しめる作品である。
    だからなのか、classic古典文学として残っている作品にはその価値と意味があり、読む価値がまだまだ残っており、感動もするわけだ。

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    2026年03月14日
  • ロビンソン・クルーソー

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    普遍的な生活よりも刺激的な人生を望むロビンソンクルーソー。その性格が根端となり、無人島での生活を送ることになる。様々な工夫を通して快適に暮らせるようになり、また仲間も増え無人島脱出を目指す。


    何もない場所から知恵を絞り、快適な生活に向けて試行錯誤する。ロビンソンクルーソーを応援したくなるような物語だった。

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    2023年04月17日
  • ロビンソン・クルーソー

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    この本の大まかな内容はそれとなく見聞きして知っていたけど、今回初めて読んでみてその内容の深さと面白さに驚いた。
    冒険譚として心躍らせるワクワク感がありつつ、人生の本質に通じる格言が至る所に散りばめられている。およそ300年もの昔に書かれてからいったいどれほど多くの人々を読書の世界に導いてきたのか、畏れ多い一冊です。

    これは、なるほど確かになぁと唸らされた一節です。
    「危険を目の前にしたときの不安というものは、危険それ自体よりはるかにわれわれを戦慄させる。われわれを大いに苦しめるのは、危険の対象ではなく不安の方なのである。」

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    2023年01月29日
  • オリバー・ツイスト

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    200年近く昔の本、しかも文庫本で800ページを超える大作だが一気に読み終えた。救貧院で生まれたオリバー・ストーンの物語。今でいう孤児院だが、今とは比べ物にならないくらい劣悪な環境で、下層階級出身かつ親のいない子供は社会のお荷物で、「運河に捨てる方がマシ」などと言われていた時代。オリバーも、孤児院から売られ、親切な老人に助け出されるが、悪党一味に連れ去られる。その後、強盗の下働きで侵入した家で執事に撃たれ、怪我をするが、運よく家の令嬢に救われ、そこで事態が一変する。前半に仕込まれたいろいろな伏線が、最後の数章で一気に回収され、気持ちよく読み終えることができる。最下層の人々の生活を表現する上での差別的な単語も多いが、19世紀中盤〜後半は実際にそうだったのだろう。力を持たないオリバーが周囲の紳士淑女たちの献身的な支援で悪の淵から救い出されるのだが、女々しすぎてちょっといただけないと思うのは僕だけだろうか。

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    2022年02月17日
  • ロビンソン・クルーソー

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    無人島に漂着した主人公は創意工夫と不屈の精神で生き抜いていく。
    「何事によらず絶望してはならないことを私はすでに学んでいた」
    冒険小説としても魅力的だけど、人生の教訓が詰まった箴言集として読むこともできて面白かった。

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    2021年08月12日
  • ロビンソン・クルーソー

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    世界史でガリヴァー旅行記と共に学んだこの作品だが、300年前に書かれたとは思えないほど面白かった。バラエティ番組でサバイバルの企画をやったりするが、まさにそれが小説になった感じ。ロビンソンの波瀾万丈な人生と、無人島での自給自足の生活、最後の方に人間に出会って脱出したことなど、テンポよく読めた!

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    2021年04月24日
  • ロビンソン・クルーソー

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    子供の頃、読んだ本であり、「漂流」という同種の小説を読んだ直後でもあり、再読してみた。読んでみて、予想外に面白かった。とても300年前に書かれた小説とは思えない。主人公の孤島でのサバイバルな生活が詳述されており、心打たれた。

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    2020年09月23日
  • オリバー・ツイスト

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    途中、作者がオリバーをいじめるので、つらくて休み休み……つかの間の安らぎを手にしたときも、残りの長さを見ながら、あーこのまま幸せになるはずないと絶望したり(笑)。当時は連載だったから、先を見とおすなんてこともなく、読者は毎回胸をときめかせて読んだんだろうな。

    わたしこれまで、ディケンズは、主に翻訳にはばまれて何度となく挫折してきたんだけど、これは本当に読みやすかった。と同時に、ディケンズのちょっともってまわった、皮肉と風刺に満ちた言いまわしや、ほろっとくるような描写なんかも堪能することができた。

    ストーリーは、ある意味びっくりするくらいご都合主義なんだけど、この物語に関して言えば、予定調和万歳だよ(笑)そして、多くの人たちが指摘しているように、悪人たちの実在感のすごいこと。狂犬のようなサイクス(飼い犬可哀想だった(:_;))、美しい心を持ちながら掃きだめから逃れられないナンシー(DVから逃げられない女性の典型のようで、ディケンズすげーとなった)。彼らに対してディケンズは相応の報いを与えているけど、まなざしは決して冷ややかではない。むしろ、社会的地位にあぐらをかいて弱い者をいじめる教区吏のバンブル氏や救貧院のおかみを徹底的に軽蔑しているように思える。

    でもって、少し前なら、こういう人間のいやしさに対して、「むかしだからね」とか「ヴィクトリア時代のイギリスってこんなだったんだ」という人ごとのような感想を持ったかもしれないけれど、コロナウィルスが蔓延して、毎日、人間のいやしさと恐ろしさを伝えるニュースやら、困窮した人に対してまったく同情心のない施策のかずかずを目にしていると、ディケンズ時代と変わらないじゃん! という気持ちしか湧いてこないのであった。

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    2020年04月30日
  • ドラキュラ

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    ネタバレ

    ドラキュラに対するイメージが変わった
    端正な容姿を使って誘惑して血を吸うみたいなイメージがあったけど、この話では人相悪くて口臭いとかあって、え、そうなの!?ってなった
    しかも最後は割とサクッとやられてた

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    2026年09月04日
  • ドラキュラ

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    数あるドラキュラカルチャーの大元になった100年以上前の小説。文章は読みやすかったんですが、800ページ長かった…。最後、ドラキュラが倒された所、到達感がハンパなかったです(笑)
    前半はトランシルヴァニアの禍々しいドラキュラ城やら、怪異に晒されるうら若き乙女やら、ホラーテイスト強いんですが、後半はどうやってドラキュラを倒すかに終始して、ヨーロッパ大陸を西へ西への冒険小説みたいでした。

    この作品、登場人物それぞれの手記や速記形式になってるので、一人一人の語りが長いんですよ。解説では、当時のリアル感やオンタイム感を狙ったそうで、今のTwitter文とかnote文に近いんだと思います。だから、こんなに本文長くなっちゃったんだろうな。

    登場人物としては、ドラキュラに使役されかけ、意識を乗っ取られる恐怖と戦いながらも、誰よりも切れ味鋭い推理をするルーシーが好きでした。自立した戦う女性として描かれていて、見てて気持ち良かったです。解説としては、家父長制の中に収まってしまうので、そこまでフェミニズム的意義はないようですが。


    一点気になったのは、血液検査せずに誰これ構わず輸血してて、これ血が凝固するのでは…?と思ったんですが、19世紀イギリスではこれが常識だったのだろうか…

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    2026年07月31日
  • オリバー・ツイスト

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    途中なんかダラダラ読んでたけど、最後の最後が結構面白かった。
    200年以上前の話とはいえ、当時の命に対する考え方が現代とかけ離れすぎている。
    ディケンズの社会批判が皮肉で語られているところが良かった。

    「セント・ジェイムズ地区でもてはやされるお上品な話題に少しもひけを取らぬような、真実を照らし出す格好の素材は、貧しきセント・ジャイルズ地区にも人知れず打ち捨てられているものなのだ。

    あるがままの犯罪者たち、彼らの醜さ、卑しさ、ひどい困窮ぶりを手加減なく描き出すこと、人生の最底辺を不安そうにうろつき回り、最後は黒い化け物じみた絞首台で死んでいく彼らの姿を仔細に活写することは、社会にとって有益な、誰かがやらねばならぬ価値あることと私には思われた。」
    ー第三版に寄せられた筆者による序文 p.826

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    2026年07月20日