笹山裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第二次世界大戦下の「絶滅収容所」アウシュヴィッツで、生き延びるため同胞に鑑識番号を刺青し名前を奪う役目を引き受けたユダヤ人の男。彼はある日、その列に並んでいた女性に恋をした。「必ず生きて、この地獄を出よう」と心を決め、あまりに残酷な状況下で自らもあらゆる非人間性に直面しながら、その中でささやかな人間性と尊厳を守り抜くために重ねた苦闘と愛の物語。
希望を捨てずに、何とかして生き延びる術を探して必死にあがいたユダヤ人を責めることはできない。仮に同胞よりもいい思いをしたとしても、それは決して罪でも何でもない。結局死んだらおしまいなのだし。逆に生き残る理由を彼女に逢えたことで見つけたラリは運が良かっ -
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Posted by ブクログ
日本企業の働きがいのレベルは残念ながらグローバルでは高くない。つまり、働きがいのある会社や職場を意図的につくり出せる力のある企業が、日本には少ないということである。
早急に、日本全体の「働きがいを高める力」を高めないことには、近い将来、優秀な人材が日本企業から消えてしまうだろう。繰り返すが、今の日本企業にとって「働きがい」向上の鍵となるのは、「働きやすさ」よりも「やりがい」の向上である。
もちろん、やりがいや働きがいはそう簡単に実現できることではない。働きがいのある会社づくりとは、働きがいのある企業文化づくりのことである。(p.234)
1日でも早く、働きがいのある会社づくりに取り組むこ -
Posted by ブクログ
・働きがいのある会社とは、「従業員が経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社」である。
・働きがいのある会社は、売上高成長率や生産性、
イノベーションなどにおいてライバル企業をしのぐ。従業員にとっての働きがいは、会社の業績をも左右するということ。
・企業が注目すべきは、米国の労働人口の3分の1を占め
るミレニアル世代(1981~2004年生まれの人)。彼らは、やる気を起こさせるような仕事の目的や、透明性の高い職場を求める。
・すべての従業員が働きがいを感じる「全員型働きがいのある会社」は、次のような方法で従業員の働く意欲を高めている。
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