笹山裕子のレビュー一覧
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本当にわたしは無知なんだと思った。ユダヤ人以外の人が集められることも、3年もの長い月日だったことも、なにも知らなかった。なんでこんなおぞましいことができるのかと思う。けれど、人間は皆、そっち側にいたらどんな残虐なこともできるようになってしまうのだろうか。怖い。
トロッコ問題なんて議論できるのは、安全...続きを読むPosted by ブクログ -
経験に基づく語りをまとめたもの。
過酷な場所で、「行きのびる」と決めて行動したラリの物語。
息を詰めるようにして読みました。
最後まで気を抜くことができませんでした。
その場にいる、一人一人に物語があること。
どんなに苦しい場所にあっても、人は誰かへの思いやりを失わず、親切にすることができるのだ...続きを読むPosted by ブクログ -
ノンフィクションではないけど、ほぼ事実の奇跡の物語。奇跡が起こったのは生きる意思を失わなかったから。でも、もはや希望を描くファンタジーかもしれない。ただ、諦めたらそこで試合終了ですよ、がここでも真理だったと改めて思いました。諦めないこと、行動すること、大切だと思いました。Posted by ブクログ
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タトゥー係という、少し特権的な立場にいた人物からの物語。映像作品としての脚本が元のためか、ラブロマンスを中心に据えて軽快に読みやすい作品である。一方、軽快に読み進めてしまっているこちらも、感覚が麻痺しているのではないか?と不安になる。
凄惨な日々の中にも日常があり、そこには愛がある。希望を抱いて生き...続きを読むPosted by ブクログ -
ビルケナウを出てこれた奇跡
その後ギタに再会できた奇跡
諦めずに生き抜こうという信念
ひとりを救うことは世界を救うこと
私もまわりにいる人ひとりを救うことを心がけたいPosted by ブクログ -
昔アンネの日記を読んだこと以外では、ナチスやアウシュヴィッツについての作品に触れるのは初めてだった。アウシュヴィッツに収容されていた人たちが本当にただの人間だったことを初めて意識したかもしれない。アンネの日記は読んだことがあったけど、小学生だったのとイラストも交えてあったことで、どこか架空のキャラク...続きを読むPosted by ブクログ
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体験談を元にしたフィクション混じりのお話。
主人公……すごい。いつ殺されるかわからない状況下で、少しでも生きられる仕事をつかみ取り、取引したり、助けたり助けられたり、恋愛したり。
補足にあった、本編後の主人公たちも凄いです。
全体的に文体が説明的というか、記録っぽい雰囲気を出したいのか、文章の語尾...続きを読むPosted by ブクログ -
第二次世界大戦のアウシュビッツでの出来事が描かれている。スロヴァキア人のラリはユダヤ人という理由でナチスドイツに連行されアウシュビッツに収容される。そこで連行されたユダヤ人に番号を入れるタトゥー係になり、役職を生かして外部の人間と繋がり食料や金品で収容所内で密かに活動する。収容所で同じユダヤ人のギタ...続きを読むPosted by ブクログ
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知っているようで、知らないアウシュビッツ。
その中で賄賂が通用したり、愛する人と逢瀬を重ねる人達がいたことに驚く。
ドン底でも生きることを諦めなかった若者たち。
映画Life is beautifulを思い出した。Posted by ブクログ -
アウシュビッツ収容所で、被収容者の腕にタトゥーを掘る役目を担っていた主人公。題名から、タトゥーを掘った人たちの人生とかを紐解く話かと思いきや、途中で出会う女生徒の恋愛話になっていく。過酷な中でも人への思いやりや「人を愛すること」ができるんだと、驚きと再認識ができた作品だった。
もちろん、収容所でおこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ナチスと闘った9人の女性を描いたドキュメンタリー
どんなに過酷な状況でも決して品位は損なわなかった
過酷な収容所での生活や死の行進、脱走、その後の生活や後遺症などを綴った作品Posted by ブクログ -
日本企業の働きがいのレベルは残念ながらグローバルでは高くない。つまり、働きがいのある会社や職場を意図的につくり出せる力のある企業が、日本には少ないということである。
早急に、日本全体の「働きがいを高める力」を高めないことには、近い将来、優秀な人材が日本企業から消えてしまうだろう。繰り返すが、今の日...続きを読むPosted by ブクログ -
・働きがいのある会社とは、「従業員が経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社」である。
・働きがいのある会社は、売上高成長率や生産性、
イノベーションなどにおいてライバル企業をしのぐ。従業員にとっての働きがいは、会社の業績をも左右するということ。
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