渡部直己のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
共に作家の奥泉光さんといとうせいこうさんのとても刺激的な対談集。
副題に『文学入門』とついているが、これが『入門』なのか?というような高度な(私にとっては)おはなしがつづく。
でも主に奥泉さんがボケて、いとうさんがつっこむ漫談方式のお陰でクスクス笑いながら読まされてしまう。
奥泉さんのお子さんの保育園の学芸会の話題(爆笑)からフロイトの‘ユーモアについて’の話題に持っていくおふたりの手腕に酔ってしまい、自分には絶対読みこなせない書物も読みたくなる(笑)
たぶん百分の一も理解できていないと思うけど、それでも面白かった。
あと、作家であるいとうさんの口から「誤読してもいい」の言葉が聞けたのもホッとした。
脚注に自身も文学を教えている渡部直己さんのちょっと(?)辛口のつっこみ&プチ講義付き。
いとうさんの文庫化にあたってのまえがきより。
‘そもそも聖典(バイブル)とは人を縛るものではなく、解き放つものであり、出会った者の気が大きくなってくれなければ困る。実際、我々の対話を受け入れたあとで読む小説は自由度を増すだろう。’